なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(429)

船越通信、№429    2019年9月29日   北村慈郎

・  22日の日曜日は礼拝後、15号台風で教会の庭の木が一本倒れかかっていましたので、3人で引き抜こうとしましたが難しく、私のところに簡易電動ノコがありましたので、それで根元を切り取り、倒れた木を庭の真ん中に運びました。しばらくそこに置いておき、枯れたら細かく切ってゴミに出すことになるでしょう。15号台風の被害は千葉が大きかったのですが、神奈川の中でも被害が出ているようです。神奈川教区から手紙が来て、各教会の被害状況を報告するようにということでしたが、船越教会は上記のように庭の木が倒れかかっただけで、幸い他には何処も被害はありませんでしたので、教区への報告はしないでおきました。庭の木を切ってから、いつものようにお茶を飲みながらしばらく懇談して散会しました。その後私は、日本基督教団(以下教団)の教師委員会へ私の戒規免職について再審請求を出すために添付資料を整えるための作業をし、船越教会のホームページの更新など、次週の準備をしてから船越教会を出て鶴巻に向かいました。

・  ところが、京急田浦から金沢文庫近くに来たところで、持っている手提げ袋が礼拝用の聖書と讃美歌が入った黒い袋であることに気づきました。鶴巻に持って帰るいろいろな書類は茶色の袋に入れてあるのですが、それを教会に置き忘れてきてしまったようです。その茶色の袋に入っている書類は、どうしても鶴巻に帰ってからする作業には必要な物ですので、金沢文庫駅から京急田浦駅まで戻って、歩いて教会まで行きました。黒の袋を牧師館に置き、必要な書類の入った茶色の袋をもって教会を出て、バス停の梅田でちょうど来た追浜行きのバスに乗って、京急追浜駅に出て鶴巻に帰って来ました。最近こういうことがちょくちょく起きるようになりました。気を付けねばと思っています。

・  23日月曜日は秋分の日で休日でしたが、私は教団教師委員会へ出す再審請求の作業をしました。私は教師委員会への再審請求は、教師委員全員に同じものを送ることにしましたので、書類を同封した封書を教師委員7名分作らなければなりません。教師委員各位への手紙(1頁)、教師委員会への再申請求(1頁)、私を戒規免職処分にした第36総会期教師員会の私への戒規免職決定までのプロセスの問題点(2頁)とその補助資料(24頁)が同封する文書です。補助資料は、今まで2018年6月の神奈川教区総会で私の戒規免職撤回教団総会議案の補助資料として、その時の教区総会参加者全員に配布しました。それと本年5月末に北海道で行われた出前集会でも出席者全員に配布しました。その際補助資料の中にあります小林貞夫他常議員6名による私への戒規申立書の賛同者氏名は黒ずみで消しておきましたが、今回の教師委員には賛同者氏名を黒ずみで消さずにそのまま明記した形にしておきました。23日中に準備した教師委員7名への封書は、24日(火)午前中に鶴巻の郵便局で書留にして発送しました。

・  23日のニューヨークの国連本部で開催されている「気候行動サミット」で、グレタ・トゥンベリさんというスウェーデンの高校生で環境活動家の国連演説が話題となっています。グレタ・トゥンベリさんは、今や数百万人が参加していると言われる地球温暖化問題に関する「学校ストライキ」活動を始めた高校生として知られています。「私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです。あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。よく、そんなことが言えますね。あなた方は、その空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。それでも、私は、とても幸運な1人です。人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね。30年以上にわたり、科学が示す事実は極めて明確でした。なのに、あなた方は、事実から目を背け続け、必要な政策や解決策が見えてすらいないのに、この場所に来て「十分にやってきた」と言えるのでしょうか。あなた方は、私たちの声を聞いている、緊急性は理解している、と言います。しかし、どんなに悲しく、怒りを感じるとしても、私はそれを信じたくありません。もし、この状況を本当に理解しているのに、行動を起こしていないのならば、あなた方は邪悪そのものです。・・・・」(下線筆者)。各国の首脳と共にすべての大人はこのグレタさんの言葉を真摯に聞かなければなりません。

26日(木)は午前8時前には自宅を出て、連れ合いと共に東海大学病院に行きました。この日は3週間に一回の抗がん治療の日です。この日に合わせて腎内科とストーマ外来の診察もありました。病院に着くや、先ず血液と尿検査をし、CTを撮り、ストーマ外来、腎内科、そして一般外科(がん検診)、最後の化学療法室で抗がん剤投与と、すべて終わったのは午後4時過ぎでした。この日は相当連れ合いも疲れたと思いますので、病院からタクシーで鶴巻に帰って来ました。CT画像を見ながら医師の説明を受けましたが、前回と比べて肺も肝臓も源発の直腸も、マーカーの数値は少しずつ上がっていますが、患部は小さくも大きくもなっていないということでした。次回の診察は4週間後にしてもらい、10月中旬には大阪と名古屋に連れ合いと2泊3日で出かける予定です。