なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(453)

船越通信、№453 2020年3月29日 北村慈郎

  • 22日(日)は礼拝後、出来る人で庭の草取りと週報発送作業をしました。3月は29日も日曜日で3月最後の日曜日です。庭の草取りと週報発送作業(隔月)は毎月第4日曜日の礼拝後かその月の最後の日曜日の礼拝後か、はきりとは決めていませんでしたので、この日も最初第4日曜日のこの日にするか来週の第5日曜日礼拝後にするか迷いましたが、皆でこの日にすることにしました。そこで今後は第5日曜日がある月でも第4日曜日礼拝後に庭の草取りと週報発送作業(隔月)をすることにしたいと思います。30分ほどで作業を終えて、この日もN・Kさんがつくってくださった昼食を共にいただきながら、しばらく懇談の時を持ち、散会しました。その後来週の準備をして、地下鉄センター南の駅の近くにある私の姉の家に、千賀のことで娘と待ち合わせしていきました。姉の家に着いたのは午後3時半ごろでした。夕方まで話し、早夕食をセンター南にある金沢まいもん寿司で姉にご馳走になり、娘と二人で鶴巻に帰って来ました。千賀の帰天後、娘が頻繁に鶴巻に来て泊ってくれるので、私は助かっています。
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  • 23日(月)は少し風が強かったのですが、暖かく雲一つない快晴でしたので、娘と自転車で鶴巻のマンションから20分ほどのところにある「ひらつか花アグリ施設」の中にある大型農産物直売所の「あさつゆ広場」に行きました。同じ施設の中にある「花菜ガーデン」には何回か千賀と一緒に来たことがあります。特に花菜ガーデンのバラは種類も沢山あって、花の見ごろの時は見ごたえがあります。この日はコロナの関係で花菜ガーデの方は休館でしたが、あさつゆ広場はやっていて、人も沢山来ていました。新鮮な野菜とお米を買って、自転車で帰ってきました。自転車での往き帰りには富士山がきれいに見えるところもあり、雪で白く輝く富士山の雄姿が素晴らしかったです。

 

  • 24日(火)と25日(水)は、家の片づけや千賀の死後手続きに奔走しました。今住んでいます鶴巻のマンションは千賀名義のものでしたので、その名義を私に移すことになり、司法書士に頼めば簡単でしたが、自分ですべてその法的手続きをしてみよと思い、本厚木に横浜地方法務局厚木支局がありますので、そこに行って相続の手続きをどうしたらよいか伺い、「相続登記に必要な書類等」という文書をいただきました。それに従って必要な書類を整え、物件が秦野市にある場合は横浜地方法務局西湘二宮支局扱いということで、先週二宮支局に持って行き、受付で受け取ってもらい、係りの者が書類を見て何れ連絡があるということでした。その連絡が25日の午前中にあり、戸籍謄本で必要なものが欠けているということでした。私と子供たち一人一人の戸籍謄本は横浜駅にある行政サーヴィスセンターで取りました。千賀の結婚前の出生から結婚までが判る戸籍謄本も必要ということでした。それは中区役所でないと取れないと言うことで、中区役所に行って取りました。そのまま関内から大船経由で二宮まで行き、二宮支局の係りの人に提出しましたところ、すべて書類が整ったので、何もなければ後日登記完了の書類がでるので、指定日以降3か月以内に受け取りに来てくださいということでした。この相続の手続きをしてみて、戸籍の問題を改めて考えさせられました。国家はその人個人をではなく、家族・係累の中の個人を問題にしているということです。遺言があれば法定相続人がはっきりしていますが、遺言がない場合は、相続の権利がある者による遺産分割協議書が必要になります。今回の場合相続の権利があるのは私を含めて3人の子供とで4人です。しかし、千賀が私と結婚する前に誰かと結婚していて、その二人の間に子供がいるという可能性が考えられます。するとその子供にも権利が生じるわけです。千賀の出生から結婚までの戸籍も必要であるというのは、そのことを確かめるためだったようです。戸籍を調べれば、その人の過去の家族関係が明らかになってしますのです。恐ろしいことです。今回の体験を通して、やはり戸籍制度はなくして、住民票だけで生活できる社会が望ましいと、改めて思わされました。

 

  • 26日(木)は午後4時半から高座渋谷教会で教区の基地・自衛隊問題小委員会(以下基地小)があり、1月、2月と2回委員会を欠席していましたので、久しぶりに出席しました。基地小では2月の委員会の後に「2019年度・神奈川の基地の動き」ということで、米軍相模補給廠や厚木基地監視を続けておられるお二人にスライドを通してお話を伺う学習会を開きました。この学習会は毎年開いていますが、今回私は出席できませんでした。この日の基地小の報告の中で藤沢大庭教会牧師のYさんが、最近自衛隊基地建設が進む宮古に行って来た報告をしてくれました。その中で、高台に家を建てて余生を過ごそうとしたところ、その近くに自衛隊の弾薬庫が作られていて、茫然としているおじいの話が印象的でした。このおじいの余生の生活を国は守らなければならないはずです。戦争を前提とした自衛隊の強化ではなく、憲法9条にうたわれている平和主義に基づいて、外交努力によって戦争をする必要のない国と国の関係を築くべきです。宮古だけではなく石垣、与那国も含めて先島での自衛隊基地建設が進んでいて、中国を意識した安倍政権の自衛隊強化の危険性を強く感じます。基地小では来年度の講演会は米軍と一体化し、その強化がすすめられている自衛隊の問題を扱うことにしました。午後6時頃委員会は終わり、私は横浜に帰る娘と海老名で待ち合わせをして、夕食を外食で済ませ、娘と別れて鶴巻に帰りました。

 

  • 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、週末・夜間の「不要不急の外出自粛」が求められています。礼拝出席が「不要不急の外出」になるのかどうか、悩ましいところですが、礼拝は行い、心配な方は家で心を合わせてもらい、出席できる方も、今後しばらくは礼拝が終わったら、お茶の会はしないで、できるだけ直ぐ解散ということにしたらどうでしょうか。4月5日の役員会は体調が気になる人はやすんでいただいて、今後の推移によっては延期せざるを得ないかもしれませんが、総会の準備上必要ですので現段階では開催することにしておきたいと思います。