なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(459)

459船越通信、№459    2020年7月12日   北村慈郎

・   4日(土)は鶴巻から午後1時頃船越教会に来ました。この日午後2時半から船越教会で面談する方がいたからです。その方は午後2時20分頃に船越教会にいらっしゃいました。それから午後3時までその方のいくつかの問いに私が答える形で面談しました。この日は天気予報では激しい雨になるとのことで、その方が高齢の方で心配していましたが、幸い面談中もその前後の時間も雨は降りませんでした。

・   連れ合いの千賀が一昨年8月に医師から直腸がんステージ4と宣告されて、抗がん剤治療をするようになってから、私が船越教会に来るのは土日にさせてもらい、それが現在でも続いています。以前は船越教会でも食事は自分で作ってしていたのですが、千賀が病気になってから新型コロナウイリス感染の問題が起こる前までは、土曜日の夕食はコンビニのものではなく、京急田浦駅近くの洋食かカレーか中華のお店か、船越教会からすると追浜方面バス停一つ先の「日向」の近くにある食堂で食べていました。しかし、新型コロナウイリス感染の問題が起きてからは、殆どコンビニで買ったもので済ませるようになっています。4日も船越教会に一番近いコンビニのファミリーマートで、電子レンジで温めればすぐ食べられるお弁当と、5日の朝食のサンドイッチ、牛乳、ポテトサラダなどを買い込んで船越教会に来ました。

・   4日は面談の方が帰ってからは、2階の牧師館で説教の準備に時間を使いました。この日は夕食をコンビニのお弁当で済ませて、午後10時過ぎまで説教準備をして、ほぼ大方の準備は終えました。そこで5日午前3時に携帯の目覚ましをかけてベットに入り寝ました。5日(日)目覚ましをかけた3時より少し前に起きて、それから最終的に説教原稿を完成させる作業を午前7時過ぎまで行い、午前7時半には説教原稿を完成させました。実は私にとっては説教原稿は常に未完成で、説教壇での説教で一応その日の説教の完成という風に考えています。けれども、礼拝式と説教原稿のメール配信をはじめてからは、説教壇で説教を完成させる前に説教原稿を完成させなければなりませんので、日曜日の朝7時半には説教原稿を完成させるようにしています。ですから、日曜日の説教壇からの説教は説教原稿をそのままというのではなく、多少のアドリブが加わるようにならざるを得ません。その点ご了解いただければと思っています。

・   さて4日(日)は、礼拝式と説教原稿のメール配信が上手くいかず、結局配信できたのが8時50分ごろになってしまいました。メールでも書いておきましたように、今後船越教会での日曜日朝のメール配信がどうしてもできなかった場合には、日曜日鶴巻に帰ってから鶴巻のパソコンから配信するということも起こるかもしれませんので、前もってその点はご了解いただければ幸いです。何しろ私は機械に弱い者ですから。

・   礼拝後残れる人でしばらく個別に言葉を交わし、それから散会しました。その後牧師館のごみ処理をして、私も12時半ごろには船越教会を出て鶴巻に向かいました。この日は海老名の小田急駅構内にある箱根そばで、中で食べている人が少なかったので、久しぶりに昼食に駅そばを食べてから鶴巻に帰りました。

・   この週は7日(火)18:00-19:00に蒔田教会で常置委員会がありました。私は要請陪席者として出席を予定していましたが、コロナの関係で必要な議事を1時間で行い、委員会の口頭での報告はないということでしたので、この日の常置委員会は休ませてもらいました。6月開催予定であった教区総会は既に延期して8月29日(土)に開催することになっています。通常ですとこの教区総会で教団総会議員の選挙になりますが、どうも今秋開催予定の教団総会は1年延期になったようで、教区では8月にも常置委員会を開催し、教団総会議員選挙を8月29日の教区総会で選ぶか、来年の6月総会で選ぶか。来年6月の教区総会の場合は、それまで教区の現教団総会議員がそのまま継続することを確認するようです。

・   8日(水)夜には大和で神奈川の基地問題に取り組む県央共闘会議幹事会がありました。この会には教区の基地・自衛隊問題小委員会(以下基地小)も加盟団体になっていますので、基地小からは私が出ることになっています。けれども千賀が病気になってからは休ませてもらっていますので、この日もお休みさせてもらいました。7月22日(水)夜に、この会議の総会がありますのでそれには出席し、以後幹事会にも出来るだけ出るようにしようと思っています。

・   今年も集中豪雨による水の被害が熊本・岐阜・大分を中心に起きています。川の氾濫や土砂災害で命を落とす方が多く出ています。洪水で浸水した家屋も多く、復旧作業もコロナの関係で他県からのボランティアは受け入れられない状況です。ここ数年台風や集中豪雨による大きな被害が各地で続いていますが、今回の九州に大被害をもたらした集中豪雨は、積乱雲による「線状降水帯」と言われています。名古屋大学の気象学の教授坪木和久氏は東京新聞によると、「今回の線状降水帯の破壊力を『アマゾン川が突然、西海上に現れて、九州に水を落としたということになる』と例え」、それは「つまり、温暖化の影響。温暖化の大きな問題は、気温の上昇よりも、水蒸気量の増加なんです」と述べています。このような集中豪雨による被災は、還元すれば大量生産・大量消費を享受してきた私たちの責任でもあり、忸怩たる思いに囚われます。その私たちが出来ることは、差し当たっては募金活動で、週報にも(東日本大震災・15号・19号台風救援募金協力のお願い)が毎回記されていますように、この募金に今回の被災も加えることになると思います。それだけではなく、新型コロナウイリス感染の問題ともつながりますが、すべの人の命と生活を守り、自然との共生を可能にする社会と生活様式をどう確立するかという課題も忘れないようにしたいと思います。