なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(504)

船越通信、№504 2022年2月20日(日)北村慈郎

・ 13日(日)は何時ものように午前6時過ぎにこの日の礼拝式及び説教原稿他をメール配信しました。この日は添付書類が開けられないという返信は、誰からもなくみなさんに届いたようです。午前10時半ごろに、私も独りで自宅分散礼拝をしました。1月9日(日)は船越教会の会堂での礼拝が出来ましたので、メール配信による自宅分散礼拝は1月13日(日)からになり、この日で5週連続になりました。今回は少し長くなりそうです。

  • 13日は日曜日でしたが、2月20日(日)16:00-18:30、Zoomで2021年度第2回のオリエンテーションがあり、この日が申し込みの締め切りにしていましたので、私は第2回オリエンテーションの準備に取り掛かりました。Zoomでの集会ですので、出席者には、参加者名簿と当日の発題のレジュメをデータで送ってもよかったのですが、私のようなアナログ人間には印刷したレジュメを見ながら発題を聞けた方がベターですので、出席者には前もって参加者名簿とレジュメを郵送することになっていたからです。その作業をして、21日(月)の午前中に郵便局に言って投函することができました。
  • 第2回オリエンテーションには、もう一つ準備がありました。Zoomの招待者は私にはできませんので、オリエンテーション委員の湯河原教会牧師のK先生にお願いしてあります。そこで委員長である私の所に来た出欠のハガキに、出席者にはメール・アドレスを書いてもらっていましたので、その出席者のアドレスをK先生に送らなければなりません。対象者と委員の第2回オリエンテーション参加者最終的には27名に、改めてメールを送り、そのメールの「全員の返信」で、K先生にZoomの招待メールを送ってもらうことにしました。18日(金)に金子先生から出席者の皆さんに第一回目の招待メールを送ったという連絡があり、パソコンの技術に疎い私としては一安心しました。
  • さて、今回の2021年度第2回オリエンテーションのテーマは「万博・東神大問題」です。発題者のオリエンテーション委員の一人でもあるOさんは、東神大問題の当事者の一人でもあります。今回Oさんは当事者ならではのレジュメを用意してくれました。しばらく前のこの船越通信で、東神大から教会に来た、文科省からの助成金がなくならないために、学生を送り出して欲しいという手紙について書きましたが、東神大の機動隊導入はこの問題と密接不可分な関係にあります。当時東神大教授会は、文部省(その頃はまだ文科省ではなかった)による私学助成金を受けることが出来る大学の枠組みを守るために、学生によるバリケード封鎖を機動隊導入によって解除したのです。バリケードが長引けば、東神大は文部省認可の大学の枠組みを失うかも知れなかったからです。警察権力を導入してまで守ろうとした大学の枠組みを、今は学生数が少ないので、私学助成金を受けられなくなるかもしれないという危機感から、東神大は学生を東神大に送って欲しいと頼んできているのです。このことに、私は歴史の皮肉というか、必然と言うか、何かそんなものを感じました。
  • この週は、外に出かける案件は何もありませんでしたが、第2回オリエンテーションの準備と共に、私の支援会の通信第27号の編集発行の作業がありました。支援会では4月2日(土)に紅葉坂教会で第9回総会開催を予定しています。昨年11月20日に開催した支援会の第2回Zoom懇談会の報告を中心とした通信第27号と総会案内を2月末には会員の方々に発送しければなりません。そのために通信第27号を印刷完成させなければなりません。原稿はほぼ集まっていましたので、それを整理し、13日(日)夜に通信編集をお願いしています名古屋のSさんにメールで原稿を送りました。この週の内に編集を終えて、プリントパックに印刷に出してもらいたかったからです。幸い18日(金)夜には再校正も済ませ、19日(土)朝にはプリントパックに発注、25日(金)には船越教会に印刷された通信第27号が届くように、Sさんが手配してくれました。これで後は総会案内ができれば、今月中に発送作業ができます。今回の通信第27号には、「北村慈郎牧師処分撤回議案を、各教区が議決することを訴えます!」という北村慈郎牧師の処分撤回を求め、ひらかれた合同教会を作る会事務局からの文章が掲載されています。実際に文賞を書いてくれたのは第2回オリエンテーションの発題者でそのレジュメも作ってくれたOさんです。Oさんも支援会事務局員の一人として加わってくれています。その文章の一節に、「そもそも、北村牧師免職処分が不当であることは明白ですから、処分の不当性を認めなければならなくなることを避けるために、(教団総会で)処分撤回議案を上程しないのではないでしょうか。そして、北村牧師を免職したことへの関心や意識が消え去るように、時が経過するのを願っているのではないでしょうか。北村牧師処分問題を、過去のこととして闇の中に葬らせてはいけません!」とあります。
  • 私の免職処分が教団教師委員会で決定したのは、2010年1月26日です。その後私が上告し、最終審判の後、免職が最終的に教団で決定したのは2010年9月21日です。同年11月末に、「地位保全仮処分命令申立書」を東京地裁に出し、2011年2月に、本裁判を考えているならこの申立書は取り下げたらという裁判官の助言により、これは取り下げました。その後、2011年3月10日に東日本大震災と東電福島第一原発事故が起こり、本裁判になったのは2011年11月になってからでした。2014年6月10日の最高裁による却下によって裁判は終了しました。その後も、教団内において、私の免職撤回とひらかれた合同教会を作ることをめざして支援会の活動が、世話人・事務局の10数名の方々の働きと、多くの方々の支えと協力によって続けられています。教団教師委員会による免職処分から12年が経過していますが、私の処分問題は皆さんの関心や意識から消え去ることなく、今も変わらすに継続して担っていただいていることに心から感謝いたします。