なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(528)

 これでしばらく滞っていた礼拝説教と船越通信の掲載が通常の状態に戻りました。これからも毎週礼拝説教と船越通信は掲載していきたいと思います。

 

船越通信、№528 2022年8月14日(日)北村慈郎

 

  • 7(日)は礼拝後8月の役員会がありました。その前にこの日もN・Kさんが用意してくださいましたパックに一人前ずつになっていますお弁当を、持ち帰る人もありましたが、役員はいただいてから役員会を始めました。この8月の役員会からIさんに代わってTさんが役員会に加わりました。コロナ感染拡大の中での役員会でしたので、比較的早く役員会を終えて、12時半過ぎには散会しました。
  • 役員会では、通常の報告の確認(会計が少し苦しい状況であるという報告が会計役員からありました)の後、以下の議事を扱いました。①9月役割担当表の作成、②コロナ感染拡大に対する今後の対応の件(密にならないように気をつけながら、会堂の礼拝を続けることを再度確認)、③「ウクライナに平和を!」スタンディング行動の件(9月18日の礼拝後、京急田浦駅で実施する)、④「船越の丘から」について(10月に20号を発行予定。内容は、平和聖日の礼拝の説教を掲載、教会員の近況、信徒講壇を終えて、「DVD鑑賞会」報告など)、⑤「平和と人権を考えるDVD鑑賞会」の件(11月に「沖縄復帰50年」に関する内容作品で実施する。内容は次回に以降検討する。次々回は2023年2月に実施する)、⑥水道の漏水の疑いについて(7月の水道メーターの検針で、漏水の疑いが指摘された。本日礼拝終了後、再び水道メーターをチェックしたが、漏水の疑いがあった。(1階のトイレの可能性)早急に業者に連絡し、修理などを依頼する)。
  • 10日(水)午前10時に、Nさんから連絡があり、水道の漏水のことで業者が教会に来ることになりましたので、私もその日朝早く鶴巻から船越教会に来て、Nさんと一緒に立ち合いました。漏水はトイレのタンクからで、その日業者はタンクの修理をして下さいました。ところが、12日(金)午後2時半過ぎにお掃除に教会にきてくれていたN・Jさんからメールで、トイレのタンクが水漏れしているという連絡がありました。N・Jさんには折り返し電話して、業者が修理したことを伝え、すぐにNさんに電話して業者に連絡してもらいました。業者はお盆休み明けの16日(火)に来てくれることになりました。 
  • 11日(木)は「山の日」という祝日で、国家前の辺野古新基地建設反対座り込みはありませんでした。先週は雨でお休みでしたので、これで2週続けて座り込みはありませんでした。13日(土)の平和集会には参加しました。講師は沖縄国際大学の前泊博盛さんでした。講演は「復帰50年―沖縄が問う日本の憲法、主権、安保、地位協定格差是正、自立経済、人権、自治、自由の行方と日米安保体制~」という題で、1:沖縄「復帰50年」~現状と課題、そして展望、2:日米安保体制と日米地協定~「旗国法原理(駐留軍隊に対する派遣国の専属的裁判権の行使)」を超え「領域主権(受入国の領域内での駐留軍・米兵犯罪を罰する権限は、受入国にある)」へ、3:地位協定改定を阻む8つの壁、4:ロシア・ウクライナ戦争と中台機器の中の日米安保の四つのテーマにつてのものでした。内容は多岐にわたり、ここで紹介することはできませんが、私が印象に残ったのは、前泊さんが国家を前提にしてはいないということでした。沖縄の独立につてもその点で前泊さんは積極的ではなく、むしろ国家を超えたユーロのようなAU(アジアユニオン)の構築に希望をもっているように思えました。また、現在の世界の国民国家間の対立状況にあって、良かれ悪しかれ国家間の駆け引きにおけるアメリカの戦略的思考の巧みさに対して、日本の稚拙さが際立っているように思えました。以下に「集会宣言」を転載します。

【沖縄は、1972年5月15日の本土「復帰」から50年目を迎えました。しかし、日本国憲法の庇護の下への「復帰」、平和憲法を擁する日本への「即時無条件全面返還」という沖縄の期待は裏切られ、「復帰」後も米軍基地は縮小どころか、本土の米軍基地を沖縄に集中させることによって、むしろ強化されてきました。しかも世界で最も危険な基地と言われる普天間基地の代替えとして、日本政府は、それに反対する沖縄の民意を無視し、辺野古に新基地建設を強行しています。私たちは日本政府のこのような沖縄の植民地化に強く抗議します。/又、2月24日に始まったロシアのウクライナへの軍事侵攻は6ケ月たった今も停戦への道筋は見えていません。街は破壊され、人々の命と生活が奪われています。NATO諸国及び日本をはじめ各国は侵略者としてのロシアへの制裁措置を強め、ウクライナへの財政支援や、武器輸出等の軍事支援を続けています。このことが戦争を止め、平和への道筋となるのでしょうか? 私たちはこのような軍事的対立によってではなく、話し合いによる問題解決への努力を強く望みます。/私たち人類は今まで、数々の戦争を経験し、その都度反省を繰り返してきました。第二次世界大戦の時には、当時の日本の天皇制国家は、台湾・朝鮮をはじめ、その他さまざまな国に多くの犠牲者を出し、沖縄では日本の国で唯一地上戦が行われ、20数万の死者の約半数が一般人でした。私たち神奈川教区の属する日本基督教団は、その戦争遂行のために国家の要請で成立し、戦争に積極的に協力しました。しかし、1967年に議長名によって日本基督教団は「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」をなし、戦争に協力したことや、キリスト者としての責任を違えたことを、罪として悔いています。/一度戦争が起きれば、どこでも誰でも、戦争に巻き込まれます。「二度と戦争をしない」と決めた日本の非戦の誓いは「殺すな」という聖書の教えに通じます。/武力で平和は創れません。この事を私たちは何度でもくりかえし訴えます。/「戦争にNO! 軍隊はどこにもいらない!」の声をあげます。世界中で戦争に反対する人々と連帯し、武力に頼らない真に平和な社会を創っていきます。/ ここに、私たちは、以前の平和集会宣言の言葉を再び想い起こし,新たな一歩をふみ出したいと願います。/・わたしたちは,イエスから示される自由と平等と平和を心から願い,小さな者,弱い立場の者と共に生きることを選びとります。・わたしたちは,民族や性別を越えて,お互いを尊重し合う共生社会を目指します。・わたしたちは,差別や暴力,戦争を生み出す全てのものを捨て去る世界を希求します。・わたしたちは,愛と平和に満ちた世界をつくり出すために,必要な力と勇気を祈り願います。・わたしたちは,平和を模索し,行動し,問題への取り組みと共有とを大切にします。・わたしたちは,平和の主イエスが共にいて下さることを信じ,わたしたちは真の平和をつくりだすものとして遣わされて行きます。(2022年8月13日、平和集会」出席者一同)】