なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(383)

      船越通信、癸械牽魁  。横娃隠固10月14日  北村慈郎


・7日(日)礼拝後何時ものように残れる人でしばらく懇談して散会しました。この日は午後1時に隣家

との境界線のことで業者と会うことになっていましたが、この件についてG弁護士に相談したところ、

G弁護士の方から業者に話してもらうことになって、この日の業者との話し合いはなくなりました。皆

さんが帰った後、私は来週の準備をして、庭の手入れをしてくれていたSさんに声をかけて、船越教会か

ら鶴巻に向かいました。


・この日は午後、鶴巻の自宅に私の姪と姪の娘が連れ合いの見舞いに来ていました。途中海老名のスー

パー成城石井で惣菜を購入して、まだ二人がいる間に鶴巻に帰って来ました。この姪の母親が10歳年上の

私の姉で、私の他の兄弟姉妹4人は既に天上の人ですので、唯一この世にいる私の兄弟姉妹です。実はこ

の時私の姉にはまだ連れ合いの病気のことは話していませんでした。高齢の姉に心配をかけたくなかった

からです。しかし、姪とも相談し、いずれ分かる事だからということで、私の娘が姉とラインをしている

というので、私の娘から姉にそれとなく連れ合いの病気のことを伝えることにしました。数日後娘が私の

姉に連れ合いの病気のことをそれとなく伝えたというので、改めて連れ合いが私の姉に電話して、彼女の

病気のことを話しました。姉は周りの者が心配するほど、狼狽えることもなく、冷静に受け止めたようで

す。連れ合いの前向きな生き方を見ていて、連れ合いが病気に対してもその姿勢を貫くだろうと思ったよ

うです。


・9日(火)は、午後に連れ合いは東海大学病院にストーマ外来と主治医の受診のために行くことになっ

ていました。私はこの日午後1時から農村伝道神学校(農伝)の後期の説教演習の授業が始まる日でした

ので、前以って連れ合いの付き添いは娘に頼んでいましたので、午前11時前には鶴巻の自宅を出て、途中

で昼食をすませてから農伝に行きました。今年度説教演習を受講している学生は4人です。説教演習は一

人の方に実際に説教をしてもらい、その後その説教がどのような釈義と黙想に基づいておこなわれたの

か、本人から話してもらいます。その後他の3人からその人の説教を聞いての感想を述べてもらいます。

それから私が講評し、その後話し合いの時を持ちます。この日の授業は午後2時半に終わり、里山にある

農伝から山を降って野津田のバス停から町田行きのバスに乗りました。約20分で町田駅に着き、小田急

鶴巻に帰ってきました。私が鶴巻の自宅に着いた時には、連れ合いと娘も病院から帰っていました。


・この週は11日(木)も連れ合いの病院に行く日でした。この日は私が付き添っていきました。癌の外

来外科受診が最初ですが、その前に採決と採尿をすませます。それを済ませて、受診する診察室前の待合

椅子に座って待つこと、約2時間。やっと診察室に入って、抗がん剤を2回投与していましたので、医師か

らその結果の説明を受けました。この日は第3回目の抗がん剤投与の予定でしたが、2度の投与の結果白血

球が少なくなっているので、この日は抗がん剤は止めて、白血球を増やす注射を打ちました。その後糖尿

病の関係で腎内科に行き受診しました。医師は連れ合いが毎日つけている血糖値の数を見て、この数値な

らと言って、インシュリンの量を少し減らすようにしましょうと言われました。この日も午前10時過ぎに

家を出て、返ってきたのは午後4時過ぎでした。


・化学療法による抗ガン治療は、5種類の薬を使って、その混合の配分を試しつつ、癌の除去を試みる治

療法のようです。連れ合いは2回の抗がん剤投与によって、医師はパソコンのデータを見ながら、癌の数

値は正常値より大分高いが、1回目、2回目と徐々に下がっています。ただ白血球の数値が4分の一くらい

に減っているので、抗がん剤投与を続けると危険ですから、今日は止めておきましょう、と言われまし

た。連れ合いの付き添いとして、医師の話を聞きながら、近代医学というのは、人間をデータ化して取り

扱っているということを、改めて強く思わされました。


・この日の夜S先生から電話をいただきました。連れ合いが体調を崩したことは先生にも以前にお話して

いましたので、心配されて電話をかけて来られたのです。私は一通りの説明をして、連れ合いは現在、癌

治療、糖尿病対策、ストーマ(人口肛門)生活を強いられて、私も今までのような活動は難しいことをお

話ししました。先生からは励ましの言葉をいただきました。


・また、この週は10月23日(火)~25日(土)開催の教団総会までに、私の戒規免職問題を分かり易く説

明するリーフレット作成を頼んでいます、S・A牧師とメールでやり取りして、S・A牧師からリーフレット

完成版を印刷に回してもらいました。「北村慈郎牧師の戒規免職処分を撤回し、ひらかれた合同教会をつ

くる会」発行で5,000部作成し、このリーフレットを教団の信徒・教職の多くの方々に読んでもらい、問

題の所在を解かってもらいたいと思っています。