なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信、№672

船越通信、№672  2025年7月6日(日) 

 

29(日)は礼拝後何もありませんでしたので、すぐに散会しました。この日私は午後4時から蒔田教会で2025年度第1回オリエンテーションがありましたので、礼拝後は少し休んでからその準備をしました。午後2時過ぎに教会を出て、バスで追浜に出で、京急で上大岡まで行き、上大岡のデパートの食堂で食事をしてから、地下鉄で蒔田まで行き、蒔田教会礼拝堂には午後3時40頃着きました。するとオリエンテーションの参加者が一人既に教会の玄関を入った受付のところにいました。遅くなったことをお詫びし、その日の資料を渡して礼拝堂に入ってもらいました。

 

今年度私はオリエンテーション委員会の書記ですが、急遽会計担当の委員が委員を辞退しましたのでオリエンテーションの会計も引き受けることになりました。このオリエンテーションは、神奈川教区に新しく赴任した教師と按手・准允志願者や神学生及び教区に属する信徒・教師の参加希望者を対象に、毎年第1回は神奈川教区の「教区形成基本方針と諸制度」をテーマに行なっています。今回の参加者は、講師・委員を含めて14名でした。

 

この日の講師は2月の神奈川教区総会で新しく選ばれた議長で溝ノ口教会のI牧師でした。オリエンテーションは毎回司会は委員長が担当していますので、今年度の委員長である湯河原教会のK牧師が司会をしてくれました。午後4時に司会者の祈りによってオリエンテーションが始まり、本来ならばその後参加者の自己紹介をするのですが、司会者が失念してすぐ講師の講演になりました。

 

I牧師は、「聖霊の導きにより、共に歩む教会・伝道所を目指して~教区教会形成をよみ~」と題してお話ししてくれました。「教区教会形成」は「神奈川教区形成基本方針」を指していると思われます。神奈川教区の教区形成基本方針は、神奈川教区が「聖霊の導きにより、共に歩む教会・伝道所を目指して」いるからです。

 

I牧師の話は御自身の牧師経験に基づいて、地域的共同体としての教区形成はⅠコリント12:12の「体は一つでも、多くの部分から成り、体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、キリストの場合も同様である」に示されているような多元的な一体性をもった共同体であることを、「この10年間の神奈川教区総会の議案資料に記された議案一覧(法廷議案、選挙、予算決算等の通常議題は除く)」(資料)に従ってお話ししてくれました。三つの教会・伝道所の廃止や私の免職問題にも触れて、教会の宣教は「痛み、傷、弱さ、悲しみの分ち合い」を目指しているのではないか。そのことが、多少性を認め、他を排除しないで対話による一致を目指す内容の神奈川教区の形成基本方針に通底するのではないかとう主旨の講演と、私は受けとめました。

 

今回のI牧師の発題は、神奈川教区形成基本方針が歴史的にどのように作られて来たのかという今までの講師の発題とは違った視点からの講演でした。講演後質疑応答では、教団信仰告白のことが主に話し合われました。

 

6月21日の教区総会では議員提案の按手・准允式の前に教団信仰告白を告白唱和するという議案があり、その審議の結果一票差で可決され、その日の按手・准允式の前に教団信仰告白が告白唱和されました。そのことについて参加者の一人から、教区総会では毎回教区形成基本方針が朗読されていて、今回も朗読したが、この教区形成基本方針には「教団信仰告白についてもいろいろな考え方があり、一致のための対話を続けて行く」と言われているので、この前の教区総会で按手・准允式の前に教団信仰告白を全体で告白唱和することとは矛盾するのではないかいう発言がありました。

 

それに私は答えて、その通りであると申し上げました。教団信仰告白は、そもそも教団に戦後会派問題が起きて、長老主義の教会の一部が教団を離脱し、一部は教団に残ったことを踏まえて、その教団にとどまった長老主義教会へのリスペクトとして教団の信仰告白が出来たことをお話ししました。何故なら、長老主義教会は一つの信仰告白の下にある教会なので、信仰告白のない教会はあり得ないという考え方をしているからです。

 

一方同志社神学部は歴史的には組合教会の神学校で、組合教会の場合は各個教会主義ですから、そもそも全体教会の信仰告白はありません。各個教会には信仰告白に当たる教会憲法があって、その連合体として教団があるという考え方です。もし今回の神奈川教区総会のように、教区総会や教団総会で教団信仰告白の告白唱和をしますと、教団の組合教会に対するリスペクトはどうなるのでしょうか。

 

ですから合同教会としての教団は、カナダ合同教会のように、信仰告白は持ちますが、その信仰告白はAでTHEではない、信仰告白は全体を縛るものではないという考え方です。カナダ合同教会には信仰告白は複数あり、そのどれを選ぶかはそれぞれの教会に委ねられていると言われています。日本基督教団も合同教会なのですから、カナダ合同教会のように信仰告白を位置づけるべきだと思います。

 

今教団の執行部は信仰告白と教憲教規による一致などと声高に言っていますが、それはそもそも合同教会にはふさわしくありません。現在の教団は、学生との対話による一致を求

のではなく、自分たちは「まことの福音」とし、批判する学生は「異なる福音」として排除した、50年が過ぎているのに今もって悔改めていない東京神学大学の教授会の正統主義に影響された信徒・牧師が多いからでしょう。

 

この日のオリエンテーションは、最後の参加者の感想の中にも、神奈川教区はこのような話し合いができるのを体験して、今までいた教区とはずいぶん感じが違う印象を受けたという感想があり、よい話し合いができたのではないかと思います。午後6時半過ぎにオリエンテーションは終了しました。

 

1日(火)は常置委員会がありました。この日は一人の教務教師の面接がありました。また去る6月21日開催の教区総会で発言者の中にハラスメント発言があり、又その時フロアーが笑ったことが問題となり、教区総会ではこの件は常置委員会で対応することになっていましたので、この日はその教区総会の発言録が配られ、次回から話し合っていくことになりました。

 

3日(木)は国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに行きました。終わる頃、院内集会が終わって、私たちの座り込んでいた所が木陰でしたので、私のグッズが貼られた壁の前で、宗教者平和ネットの方々の抗議行動が始まりました。15分位で終わりましたので、それから壁に貼ったグッズをはがして帰って来ました。

 

この日の夜には支援会のZoom会議があり、通信の原稿確認と9月15日(月・休)の下北沢の東京都民教会での支援コンサートの準備を中心に話し合いました。