なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

2006-01-01から1年間の記事一覧

先輩牧師

今日は日中18度とも20度ともいわれるほど、暖かな一日でした。12月27日という年の瀬の時期とは思えない気候です。返って体がだるく感じられます。 クリスマスが終わると、例年はホッとして、喉が痛くなり風邪気味になるところですが、今年は元気でいます。た…

クリスマスの日に

また大分間が開いてしまいましたが、またぼちぼちやろうかと思います。 一昨日教会では12月24日日曜日ということで、朝にはクリスマス礼拝があり、その後クリスマス祝会があり、そして夜には音楽の捧げもの(コンサート)に続いて燭火讃美礼拝(キャンドルサ…

自分を生きる

先日朝4時過ぎに目が覚めてしまい、寝られなくなってしまいました。心がざわめいて、頭がくるくる回り始めてしまったのです。どんなことを考えていたかと言いますと、自分のやってきたことが余りにも不徹底ではなかっただろうかという、今までの自分の生き方…

夢を描く

何かがむらむらと動き始めています。このままではどんどん奈落の底に落ちていくのではないかという不安が大きくなっています。と同時に、そのどん底に落ちてしまったとしたら、そこから何が新しくはじまるのだろうかと想像します。何も始まらないかもしれま…

年齢

数日前に「介護保険証」が区役所から送られてきました。もうすぐ65歳になるからです。制度としては当然なのですが、自分の意識では青天の霹靂という感じです。 教会では数年前まで9月の敬老の日前後に75歳以上の高齢者の名前と年齢を出していましたが、年齢…

ラストチャンス?

教育基本法の改悪案が衆議院の委員会を通過し、衆議院本会議でも可決されようとしています。 現在の教育基本法を読む限り、私はこれを変える必要を全く感じません。何よりも個人の価値と尊厳を大切にするものだからです。現在の教育基本法の前文の一節を紹介…

どこに視座をおくか

今朝も犬の散歩で、富士山を見ました。昨日の朝より更にモヤがかかって、見えましたが、一昨日の朝のように鮮明ではありませんでした。 犬の散歩から帰って、朝食をとりながら、テレビを観ていましたら、富士山に捨てられているゴミの凄さが放映されていまし…

自然の二面性から

しばらくぶりです。 一昨日の夜は、横浜でも凛としていて、満月で星も輝いて見えました。昨日の朝は富士山が綺麗に見えました。山頂から中腹くらいまで白くなっていました。今朝も見えましたが、昨日の朝と比べますと、少しもやがかかった感じです。 北海道…

自立ということ

私は教会で「自立と共生」ということを常々語っている。約12年前に今の横浜の教会に牧師として働く前には、名古屋の教会で18年間牧師として働いた。「自立と共生」ということを意識的に教会の中で言い始めたのは、確か1983年頃からではなかったかと思う。そ…

日常の中の非日常

まだ長袖シャツで腕まくりしないと、暑いくらいの陽気だが、昨晩9時ごろ外で委員会があって帰ってきたところ、教会の斜向いの家の庭からコオロギの鳴き声が聞こえてきた。立ち止まってその泣き声に耳を傾けた。 すると、自分がいたところは、アスファルトの…

体制を超えるもの

旧約聖書サムエル記上22章を聖書研究会で扱った。旧約は面白い。実に人間の姿を良かれ悪しかれリアルに描いている。 この箇所にはサウル王から追われて隠れていたダビデのもとに、当時の社会から様々な事情で脱落した反体制的な不満分子が集まって、ダビデを…

生きづらさ その3

生きづらさについて考えていますと、現在の日本の社会そのものが生身の人間への眼差しをほとんど持てなくなっているのではないかと思えて仕方ありません。人が苦しんでいようが、悲しんでいようが、その人の苦しみや悲しみへの共感が、社会からどんどん失わ…

生きづらさ その2

また2週間以上ブログに手をつけないでしまいました。これからボチボチ続けていきますので、よろしく。 さて9月14日に書いた「生きづらさ」をその1としてその続きを書きます。 「生きづらさ」その1で、私は、戦後しばらくの貧しかったけれども、何でもあり…

生きづらさ

「生きづらさ」はいつの時代や社会でもあるでしょう。 でも、ある人の生きづらさが周りから支えられて、その人が生きづらさを抱えながらも、毎日生き抜くことができれば、社会としてはセフティーネットが一応あると言えるでしょう。まずはそのことが私たちの…

人間が壊れる

久しぶりですが、私のブログをまた始めます。 この一月程、書くことが億劫(おっくう)になり,休んでしまいました。その間私のブログを訪ねてくださった方には、大変申し訳なく思います。お許しください。 さて、このところのニュースをテレビで観ていますと、…

人間性を大切に

多くの人が何かがおかしいと思っているのが、現代の日本の社会ではないでしょうか。そのおかしさが何かが段々明らかになってきています。否既に十分明らかになっているとも言えます。バブル崩壊によって。それは、私たちが「経済と技術」を余りにも過信して…

子供を真ん中に

13日(日)から14日(月)にかけて、私が所属する教会で子どもたちの夏期キャンプが行われました。子どもたちの夏期キャンプは隔年毎に教会と民宿を交互にキャンプの場所にして行っていますが、今年は教会でした。礼拝堂は椅子をくっつけて即席のベットを作…

性愛について

学校の教師による子どもに対する性的犯罪について、テレビのコメンテイターがこんなことを言っていました。「日本の性犯罪に対する刑罰は軽く、1995年の沖縄で少女暴行事件を起こした米兵が日本で裁判を受けたいとを言ったといわれる程で、そこが問題ではな…

十字架のあるキリスト教

同じキリスト教と言っても、正反対の方向のものがキリスト教界には混在しています。ですから、新しく聖書やキリスト教信仰に関心を持たれる方は、言われたことを鵜呑みにしないで、自分の感性と学びを通してその真偽を見分けてゆかれることをお薦めします。…

非戦を貫く

8月6日は広島に原爆が落とされた日です。長崎の原爆投下、そして沖縄戦と、戦災と共に日本における戦争の被害の深刻さを思わざるを得ません。私は、今年1月岩国基地の見学ツアーに参加して、広島の平和公園にも生まれてはじめて行きました。原爆ドームを…

寿青年ゼミ

7月28日から29日にかけて、寿地区センター主催の青年ゼミが行われました。青年ゼミは、寿の街に触れて、野宿者のパトロールや炊き出しを体験し、日雇い労働者や野宿者の方々に実際に出会ってもらうために、大学生や教会青年を対象にして寿地区センターが年3…

平和

8月が近づいてきました。私たちの教団では8月第1日曜日を「平和聖日」として守っています。私は教会で毎年平和聖日に向けてメッセージを書いています。今年のメッセージの一部を紹介します。 最近共謀罪が法案として国会に出るようになり、憲法改悪、教育基…

肉、心、霊

去る日曜日の説教で本田哲郎さんの『釜ケ崎と福音』という本から教えられた、ユダヤ人の人間観の三様の言い表し方を紹介させてもらいました。肉=バサル、魂=ネフェシュ、そして霊=ルアッハです。 本田さんはこのように記しています。「ただこれは人間を構…

牧師の月曜日

お久しぶりです。7月はほぼ私のブログは開店休業状態でした。これから前の状態に戻したいと思っています。 日曜日は礼拝が終わり、礼拝後にある集会や面談をすませて牧師館に戻ってくると、緊張が一辺に緩み、ダラダラと何をするでもなく過ごすことが多い。 …

人権てなに?

しばらく忙しくしていて、ブログに書き込みができませんでした。やっと一段落しましたので、またボチボチ書いていきたいと思いますので、これからも時々「なんちゃって牧師の日記」を開けて読んでください。 9日から11日までは日本基督教団の会議のために東…

気づいたら洗礼

★高校生からの質問 Part14★ 「クリスチャンになったら、罪をおかさないように神に忠実にしたがわなきゃとか、思わなかったですか? 罪深い人間なので、忠実に聖書の教えを守れないと思うので、洗礼を受ける勇気がありません」 私が高校3年の11月初めにはじ…

在ることの大切さ

横浜から千葉の木更津までは、横浜駅東口バスターミナルからアクアラインを通って木更津まで行くバスがあります。渋滞しなければ50分です。本数は余りありませんが、この路線は大変便利です。 アクアラインがなかった時は、横浜駅から横須賀線・総武線・内房…

運命の人

★高校生からの質問 Part13★ 「果たして運命の人に出会うことはできるのでしょうか?」 女子高校生2年生からの質問ですから、「運命の人」とは、自分も相手もお互いに結びつきたいと心から願う結婚の相手と理解しましたが、それでよろしいでしょうか。一般…

親子の関係

最近のニュースで目立つのは幼い子どもが犠牲者になる事件や少年、青年の殺人事件です。その中で家に放火した高校生と医者の父親の関係が報道されるのを聞いて、まだこんな親子の関係があるのかと驚きました。もうどのくらい前になるでしょうか。高校生の息…

人を導く力

★高校生からの質問 Part12★ 「何故、牧師になろうとしたのですか?」 何故なのでしょうか? 今考えて見ますと、何かはっきりとした理由があって、自分は牧師の道を選んだのだろうかというと、そうでもないように思えてきます。自分で選んだというよりも、…