なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自立ということ

私は教会で「自立と共生」ということを常々語っている。約12年前に今の横浜の教会に牧師として働く前には、名古屋の教会で18年間牧師として働いた。「自立と共生」ということを意識的に教会の中で言い始めたのは、確か1983年頃からではなかったかと思う。そ…

日常の中の非日常

まだ長袖シャツで腕まくりしないと、暑いくらいの陽気だが、昨晩9時ごろ外で委員会があって帰ってきたところ、教会の斜向いの家の庭からコオロギの鳴き声が聞こえてきた。立ち止まってその泣き声に耳を傾けた。 すると、自分がいたところは、アスファルトの…

体制を超えるもの

旧約聖書サムエル記上22章を聖書研究会で扱った。旧約は面白い。実に人間の姿を良かれ悪しかれリアルに描いている。 この箇所にはサウル王から追われて隠れていたダビデのもとに、当時の社会から様々な事情で脱落した反体制的な不満分子が集まって、ダビデを…

生きづらさ その3

生きづらさについて考えていますと、現在の日本の社会そのものが生身の人間への眼差しをほとんど持てなくなっているのではないかと思えて仕方ありません。人が苦しんでいようが、悲しんでいようが、その人の苦しみや悲しみへの共感が、社会からどんどん失わ…

生きづらさ その2

また2週間以上ブログに手をつけないでしまいました。これからボチボチ続けていきますので、よろしく。 さて9月14日に書いた「生きづらさ」をその1としてその続きを書きます。 「生きづらさ」その1で、私は、戦後しばらくの貧しかったけれども、何でもあり…