なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

まなざし

むかし読んだ絵本ですが、「はじめてのお使い」という絵本があります。お母さんからお使いをはじめて頼まれた小さな子どもが、ちゃんとできるかという不安と役割を与えられた喜びとが混ざり合った思いをもちながら、頼まれたお使いをすることができたという…

ただの人として

『パパラギ』という本があります。「はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集」です。文明人であるヨーロッパの白人の生活をツイアビが見て感じたことが批判的に書かれています。その一節に、自分の頭や手を「おれのもので、おれ以外のだれのものでも…

怒りの向けどころ

1998年頃から日本の社会では一年間の自殺者が3万人を越えるようになっています。3万人ということは、その一人一人の家族や友人・知人のことを考えますと、その2倍、3倍の方々が一人の人間の自殺に密接に関わっていることになります。そして残された家族の者…

ああ、神さまに会えたらなあ!

私たちは苦しみのない生活を求めます。けれども、苦しみのない満たされた生活の中で私たちはいつしか傲慢な、自分勝手な人間になっていくという、誘惑に陥ってしまうこともあります。逆に苦しみや不幸に見舞われることによって、私たちは人間として鍛えられ…

洗礼を受けた人

4月12日は教会の暦ではイースター(復活節)でした。イエスの復活とは、イエスが十字架刑によって殺されて、お墓に葬られましたが、三日目の朝女たちがお墓に行って見たら、イエスは復活してお墓にはいなかったという物語です。 私が牧師をしている教会で…

再開

みなさん、お久しぶりです。また、ぼちぼち書いていきたいと思います。 ちょっと事情があって、約一年間強このブログをお休みしてしましました。その間私のブログを開いてくださった方には大変申し訳ありませんでした。 以前キリスト教主義の学校の自然教室…