なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

父北村雨垂とその作品(40)

「父北村雨垂とその作品」(40) 父の作品ノートには、前回(「父北村雨垂とその作品」(39))の句の後に、「“ペンギン”昭和二十四年九月川柳(川柳研究)に発表」とあり、“ペンギン”の句があります。これは既に「父北村雨垂とその作品」(2)(2011年1…

船越通信(29)

教団の石橋議長は、今でも私の戒規免職を「悔い改め」と強弁しているようです。10月末までに、戒規免職の撤回の意志があるかどうか、私は教団に問うていますが、「北村さんはまだ悔い改めないのですか」と石橋議長は言ってくるのかも知れません。後10月末ま…

マルコ福音書による説教(21)

マルコ福音書による説教(21) マルコによる福音書6:6b-13 ・ 6章1節から6節前半までには、故郷ナザレにおいて、郷里の人々がイエスに躓いたことが述べられていました。そこでは、故郷の人々を通してイエスを全く寄せ付けようとはしない、人間の…

黙想と祈りの夕べ通信(38、復刻版)

昨日船越に来る前に国会前の辺野古基地建設反対座り込みに参加してきました。新聞によれば、日米合意によって辺野古のアセスメントを沖縄県に速やかに出すことで、日米政府が合意したとありました。国会前の座り込みの中心メンバーは女性たちです。しかも80…

黙想と祈りの夕べ通信(37、復刻版)

「私の裁判準備状況とお願い」(1)は10月26日のブログにありますので、そちらをご覧下さい。 今日は、「黙想と祈りの夕べ通信」(37、復刻版)を掲載します。 黙想と祈りの夕べ (通信 37 2000・ 6・11発行) 前回の「黙想と祈りの夕べ」の「分かち合い」では…

私の裁判準備状況とお願い(1)

【私の裁判準備の現状報告とお願い】(1) 私の裁判の件で、今までの準備状況を簡単にお伝えします。 1) 訴状はほどまとまりました。後は提訴の時期を決める段階になっています。 2) 世話人代表の関田寛雄さんの強い意向で、提訴の前に教団に免職撤回の…

父北村雨垂とその作品(39)

今日も父の作品を掲載します。昭和14(1939)年という時代とを想像し、父の作品を読んでいると、いろいろな想いが涌いてきます。 父北村雨垂とその作品(39) ~昭和十四年・・・・・それは私の生涯に於るもっとも美しい年であった~ = 小 説 = 昭和十五(…

父北村雨垂とその作品(38)

昨日の日曜日は、船越教会で礼拝を終えた後、いつものようにみんなで(みんあと言っても昨日は9名でした)お茶を飲んで歓談しました。このところずっとこのお茶の会には、5月から熱心に日曜日一度も休まないで礼拝に来ている方が、教会の庭にオクラを植えて…

船越通信(28)

船越通信№28 2011年10月23日 ・ 先週の日曜日はS先生が船越教会の礼拝説教をしてくださいました。ありがとうございました。私は群馬のK教会で礼拝説教と学習会でのお話を担当させていただきました。K教会からは連れ合いと一緒にということでしたの…

黙想と祈りの夕べ通信(36)

今日は土曜日ですが、説教準備の合間に読みかけていた鹿島茂『吉本隆明1968』(2009年、平凡社新書)を読了しました。途中でやめることができなかったからです。また、何れこの本から学んだことをまとめてみたいと思っています。今日は「黙想と祈りの夕べ通…

マルコ福音書による説教(20)

この説教におけるイエスの描き方に対して、「マリアの子」(私生児の子)、「大工」(石工として被差別者の仕事)を強調すると、故郷で受け入れられなかったイエスのイメージが膨らむのではないかという指摘を受けましたが、私には福音書で描かれているイエ…

黙想と祈りの夕べ通信(35)

以下【黙想と祈りの夕べ通信(35、復刻版?)】の中に出てきますH姉は10年前くらいになりますか、名古屋で最後はホスピスでの生活の後天に召されました。自分の病気を受け入れ、周りの方々に感謝しながら、最後まで明るく人生の旅路を過ごされました。H姉…

父北村雨垂とその作品(37)

今日は、紅葉坂教会時代の方が召されて葬儀式が紅葉坂教会であり、連れ合いと出席しました。葬儀後に2番目の息子を会う予定だったので、普段着で教会に行き、礼服に着替えるつもりで準備したつもりでしたが、いざ着替えようとして開けたらワイシャツが入っ…

黙想と祈りの夕べ通信(34)

私は連れ合いと共に群馬のある教会に招かれ、昨日日曜日の礼拝説教と学習会の責任を果たしました。現在教団では免職中の私を呼んでくださって、教会の方々は納得しているのか不安でしたが、是非にと言われて、お断りせずに伺いました。礼拝後の学習会の中で…

船越通信(27)

船越通信№27 2011年10月16日 ・ 10月9日の礼拝後にテーマを決めた話し合いの会がありました。今回は「福音とは何か?」というテーマでHさんが発題してくれました。〈福音とは何か〉はイエス誕生物語によく示されている。本田哲郎さんは、福音は「…

マルコ福音書による説教(19)

マルコ福音書による説教(19) マルコによる福音書5:25~34 ・ このところは、21-43節までが一つの段落になっています 。全体として、「病と死を支配するイエスの権威」について述べられています。ヤイロ(会堂司)の娘~死んでしまった~の癒しと、…

黙想と祈りの夕べ通信(33)

今深夜ですが14日になりました。私は今船越教会にいますが、13日夜裁判の事務局会があり、その後交流会を持ち、ちょっと寄り道して船越教会に着いたのは0時半ごろでした。船越教会に来て、午前様ははじめてです。さて、10月16日の礼拝は、私は船越教会ではな…

黙想と祈りの夕べ通信(32)

今回の黙想と祈りの夕べ通信に出て来る「バラバラの一緒」というコピーは、後に紅葉坂教会の日曜学校で、金子みすずの「みんなちがって、みんないい」という言葉を共に、何年も使われた言葉です。私が最初にことの言葉を知らされたのは、以下の通信にでてく…

父北村雨垂とその作品(36)

昨日私が準備している裁判の訴訟委員会が紅葉坂教会でありました。今回で訴状がほぼ完成し、11月に入ったらいつでも提訴ができるところまで来ました。「北村慈郎牧師を支援する会」の準備も少しずつ進んでいます。提訴の前に教団に免職撤回の意志があるかど…

父北村雨垂その作品(35)

以下は父の昭和10年、1935年の作品と思われます。この頃の作品は、まだ観念的でも抽象的でもありません。ただ物事を観る父の視点は大分斜に構えているように思われます。自分の中に日常をただ生活者として徹することのできない余白のようなものを抱えて、そ…

黙想と祈りの夕べ通信(31)

今、神奈川教区のオリエンテーション委員会主催、基地・自衛隊問題小委員会、核問題小委員会共催の「原子力空母の危険性」(ビデオ上映と講演)と基地見学の集会を終えて、鶴巻に帰ってきました。ビデオ上映と講演は、横須賀で活躍されています呉東正彦さんと…

船越通信(26)

船越通信№26 2011年10月9日 北村慈郎 ・ 10月2日の礼拝には、紅葉坂教会時代に私が結婚式の司式をしたHさんとその子どもで現在中学3年生のT君が来てくれました。朝9時半過ぎに礼拝堂で準備をして、牧師館に戻ろうと礼拝堂を出たところに、二人が立…

父北村雨垂とその作品(34)

7月の末になか伝道所に招かれて「私の『戒規免職』問題とは何か?」という話を礼拝後にしました。その私の話を文章化してくださって、「ことぶき「なか」だより」№147、2011・10に載せてくれました。私の戒規免職問題は、聖餐の問題というのは表面的なことで…

マルコ福音書による説教(18)

マルコ福音書による説教(18) マルコによる福音書5章1-20節 ・・自然(風や海)を従わせたイエス(4:35-41)に続いて、この5章1~20節の「ゲラサ人の癒し」物語は、古代の神話的な世界観に支配されていた人々にとっては、神的な力をもって悪霊を追放…

黙想と祈りの夕べ通信(30)

今日は木曜日です。これから船越教会に移動します。昨日鶴巻は一日冷たい雨が降りました。しかし、今日は秋晴れで、気温も高目のようです。丹沢の山並みはまだ紅葉の気配はありませんが、これから段々と紅葉になっていくのでしょう。常緑樹が多いかも知れま…

黙想と祈りの夕べ通信(29)

以下の黙想と祈りの夕べ通信に書いたことは、「生き抜く」という言葉への私の親近感です。今もそれは変わりません。 黙想と祈りの夕べ (通信 29 2000・ 4・16発行) 前回の「通信」の最後に、穂積純の「私たちが苦しみを生き抜いて来た人間であることを誇りに…

父北村雨垂とその作品(33)

父のこと 以下「九年度」とは1934年、昭和9年度ということになります。この頃父は最初の妻との間に二人の女の子を与えられていました。私には姉が3人、兄が1人、妹が1人いましたが、今は2番目の姉と私だけになってしまいました。上の姉二人が父の最初の妻…

父北村雨垂とその作品(32)

昨日の日曜日の礼拝には船越教会に新来者が4名出席しました。船越教会は場所的には、通りに面していて人通りがあって、ふらっと入ってくるようなところではありません。トンネルの入口の崖上にありますし、教会の前の道路は追浜と田浦を結ぶ海よりの抜け道…

船越通信(25)

船越通信№25 2011年10月2日 ・ 9月25日の日曜日には18:00から紅葉坂教会で第47回かながわ明日の教団を考える会がありました。主に四つの課題について協議しました。 ・ 一つは7月13日付で出された神奈川教区岩崎隆議長名で出された「第37回教団総会…

黙想と祈りの夕べ通信(28)

昨日は少し暑さが戻り、長袖より半そでで過ごしました。船越教会にいますと、虫の鳴き声がよく聞こえます。崖の中腹に教会がありますので、2面は崖で雑木が茂っています。ただ最近は、庭の手入をしてくれる人がいて、雑木も切られてきれいになっていますが…