なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

父北村雨垂とその作品(68)

今日はこれから鶴牧から横須賀の京急久里浜駅まで行き、そこで船越教会の青年が運転する車に乗って、横須賀の路上生活者のパトロールに行きます。横須賀では別に週1回(?)のパトロールが行われていますが、今日の会は元々船越教会が路上生活者の方々のため…

父北村雨垂とその作品(67)

昨日の船越教会の礼拝には沖縄からO・H牧師とお連れ合いのEさんが出席しました。ご夫妻は、28日の土曜日には、青山東京ウイメンズプラザホールで行なわれた高岩仁監督の「教えられなかった戦争」シリーズの一つ、戦後沖縄伊江島における米軍のブルトーザーに…

船越通信42

船越通信癸苅押 。横娃隠嫁1月29日 ・前回に引き続き、8日のテーマ話し合いに対するSさんの応答を、ご本人の了解を得ましたので掲載いたします(今回は 嵬燭箸蓮廚如⊆_鶚⊆殺について)。 ・〔燭箸 「年たけて またこゆべしと思いきや 命なりけり、さよの…

マルコ福音書による説教(31)

マルコ福音書による説教(31) マルコによる福音書8:22-26 ・今日の記事は、マルコによる福音書のこの箇所にだけにしかありません。ここでの目の不自由な人に対するイエスの行為は、7:32以下に出て来た耳の不自由な人のいやしにおける行為と大…

黙想と祈りの夕べ通信(77、復刻版)

昨年秋ごろから私の免職問題で裁判を起こす準備に追われて、現在本訴公判の日程が決まるのを待つ段階に来ています。少し気分的にも余裕が出来たところで、昨年来私のところに送られて来ている文書類に目を通していました。その中のあるグループの機関誌に、…

黙想と祈りの夕べ通信(76、復刻版)

昨日は連れ合いと渋谷のオーディトリウムで上映しています「“私”を生きる」という映画を観てきました。この映画のパンフレットの表紙に、この映画の内容を示す言葉がありますので、それを紹介します。「東京都の教育現場で、急激に”右傾化“が進んでいる。卒…

黙想と祈りの夕べ通信(75、復刻版)

本日は「黙想と祈りの夕べ通信(75、復刻版)」を掲載します。 下記「黙想と祈りの夕べ通信(75)」の最後の方に出てきます三木成夫『胎児の世界』には、母の子宮に生命体が着床してからの成長過程を見ると、その成長過程の中に地球の誕生からの生命の進化…

父北村雨垂とその作品(66)

今日も「父北村雨垂とその作品(66)」を掲載します。下記の「試作」の年代からして、この作品をつくったのは、父が1970年に脳梗塞で倒れて半身不随の生活になってから3年目に当ります。幸い右手が動き、思考も動いたようで、ベットの生活でしたが、父にと…

父北村雨垂とその作品(65)

今日は「父北村雨垂とその作品(64)」を掲載します。今回も以前にこのブログに掲載した句があるようですが、そのまま掲載します。 船越教会の礼拝は少人数ですので、終わった後何もない日でもいつも、急がない方はお茶を一緒に飲んで、誰かが持ってきたお…

船越通信(41)

船越通信癸苅院 。横娃隠嫁1月22日 ・15日の礼拝後、1月8日礼拝後のテーマ話し合いに出席しておられたSさんから私と発題者のIさん宛てに、その時のIさんの発題に対する応答を文章にしていただきました。〔燭箸蓮↓⊆殺について、これからの船越教会について…

マルコ福音書による説教(30)

マルコ福音書による説教(30) マルコ8:11-21、 ・イエスは弟子たちに対して、「まだ、分からないのか。悟らないのか」と言われます。この短い箇所に二度(17、21節)くり返し、弟子たちの無理解を嘆くほぼ同じ言葉が語られているのは注目に値…

黙想と祈りの夕べ通信(74、復刻版)

今日は朝、船越教会の牧師館で目が覚め、窓越しに外を見ましたら、みぞれが降っていました。寒い一日になることでしょう。昨夜は船越教会の聖書研究会がありました。聖書研究会と言っても、内容的には読書会です。本田哲郎さんの『聖書を発見する』の終章「…

黙想と祈りの夕べ通信(73、復刻版)

年末年始が入って遅れていますが、そろそろ私の日本基督教団における戒規免職処分を不当とした、免職決定の無効と正教師の地位確認と慰謝料請求の裁判がはじまるのではないかと思います。昨年の11月半ばに支援会を立ち上げ、みなさんに正会員、賛助会員、献…

父北村雨垂とその作品(64)

今日は「父北村雨垂とその作品(64)」を掲載します。以下の作品の中にも、このブログに今まで既に掲載してある句も幾つかあるように思われますが、そのまま掲載します。この中に「三女 治美の死」と表題されたいくつかの句があります。「治美」は私のすぐ…

黙想と祈りの夕べ通信(72、復刻版)

以下の黙想と祈りの夕べ通信は、もう11年前のことですが、一つの教会で加齢による弱さを抱えて介護を必要としている方々が多くなっていることが分かります。これが都市部の創立100年以上で現住陪餐会員250名前後の教会の現実です。丁寧な牧会をしようとすれ…

父北村雨垂とその作品(63)

今日は「父北村雨その作品(63)」お掲載します。父の中に男女の抒情を歌った句があるのを知って、意外でもあり安心した気持ちにもなりました。 父北村雨垂とその作品(63) 小説 五十句 菜の花や かかる乙女を 創造す 純情の 無智かや ころころと 球は …

船越通信(40)

船越通信癸苅亜 。横娃隠嫁1月15日 ・1月8日の日曜日は、礼拝後テーマ「命を大切にするキリスト教信仰」で話し合いがありました。発題はIさんです。Iさんの作ってくださったレジメには、〔燭箸蓮↓⊆殺者の命 心病む人が安心して来れる教会とは。〈人は病気…

マルコ福音書による説教(29)

マルコ福音書による説教(29) マルコ8章1-10節 ・このマルコのよる福音書の沢山の群衆をわずかのパンで満腹させたイエスの物語は、すでに殆ど同じ物語として6章30節以下にありました。今日の所は、二度目になります。前回にも触れましたが、それ…

黙想と祈りの夕べ通信(70、復刻版)

今日は「黙想と祈りの夕べ通信(70、復刻版)」を掲載します。 下記の中にあります言葉、「つくづく人間は解決できない海の中を生きている」を、70歳になってしみじみと味わっています。 黙想と祈りの夕べ (通信 70[-18] 2001・1・28発行) 50歳になろう…

黙想と祈りの夕べ通信(69、復刻版)

昨夜紅葉坂教会時代の信徒の方が帰天され、前夜式に伺いました。昨年3月末で紅葉坂教会牧師を辞してから、その後前夜式か葬儀式に紅葉坂教会に行きましたのは、これで5回目です。天上の仲間が増えていきます。 今日は「黙想と祈りの夕べ通信(69、復刻版)…

黙想と祈りの夕べ通信(68)

昨夜神奈川教区の常置委員会があり、鶴巻から出席しました。その常置委員会で、2月開催の教区総会に私を推薦議員にするかどうかで常置委員の中で議論がありました。教団を訴えて裁判を起こしている者を議員にしていいのかという意見もあり、推薦議員にするに…

父北村雨垂とSの作品(62)

今日も「父北村雨垂とその作品(62)」を掲載します。今日は「顔三部作」のみにします。父の作品ノートでは、次に「小説 五十句」という表題で50句が一連の句として記されていますので、それを全部掲載しますと、長くなりすぎます。 顔三部作の第一部の五…

父北村雨垂とその作品(61)

今日は「父北村雨垂とその作品(61)」を掲載します。 父北村雨垂とその作品(61) 雀二羽 父を葬る日の庭に 土と語る いのちは悲しきものにあらず 明日を知らぬ 命(いのち)と想わねど 別離 蛇を噛みきる 血みどろの蕊 来(こ)し方(かた)の その深淵に 掌…

船越通信(39)

船越通信癸械后 。横娃隠嫁1月8日 ・1月1日の日曜日は、来る人が少なく、誰が来るかその日にならないと分からないので、説教は私がしますが、礼拝の担当はその日来た人にしてもらいましょうということで、決めていませんでした。ですから、週報にも司会…

発題「聖餐について」(2007年7月常議員会にて)

2007年7月常議員会で言質をとらない自由な「協議会」という約束で行った私の「聖餐について」の発題は下記の通りです。この発題から私に対して当時の教団議長から「教師退任勧告」が2度、そして「戒規免職処分」という結果になりました。そのために今…

黙想と祈りの夕べ通信(67、復刻版)

今日は「黙想と祈りの夕べ通信(67、復刻版)」を掲載します。先日鶴巻で何となくテレビを観ていましたら(船越にはテレビがありません)、糸井重里が出ていて、3・11の東日本大震災と東電の福島第一原発事故後をどう生きるかという課題について話していま…

父北村雨垂とその作品(60)

「父北村雨垂とその作品(60)」を掲載します。昨年の暮れに鶴巻と船越教会の往復の電車の中で読んだ吉本隆明『「情況への発言」全集成2 1976-1983』(洋泉社新書、2008)の「新書版へのあとがき」で、吉本は歴史について以下のように記しています。 「世…

黙想と祈りの夕べ通信(65、復刻版)

下記に記されています「バラバラの一緒」は、その後紅葉坂教会の日曜学校だけでなく、教会全体のテーマとして、いろいろな機会に用いられていきました。金子みすずの「みんなちがってみんないい」と共に。私の著書『自立と共生の場としての教会』の中でも、…

父北村雨垂とその作品(59)

今日は「父北村雨垂とその作品」(59)を掲載します。以下の作品の中には、聖書から題材をとっている句が見受けられます。また、明らかに女性蔑視と思われる句もあります。後者の句もそのまま掲載しました。 父北村雨垂とその作品(59) 零の腹が 四方(…

黙想と祈りの夕べ通信(64、復刻版)

今日は寿の越冬に行きました。朝7時過ぎに鶴巻温泉駅から電車に乗って、寿のあるJR石川町駅に着いたのが午前8時半ごろでした。寿町公園で9時から炊き出しの切り込みがはじまりましたので、最初から参加できました。切込みを12時ごろまでしていましたら…