なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

信徒

一口に「教会」と言いましても、教会には多様な側面があって、どこを指すかによってニュアンスは随分違ってくるでしょう。建物としての教会があります。今私が牧師をしています教会の建物は、外壁のほとんどを蔦が覆っています。文字通り「蔦の絡まるチャペ…

病の癒しとは

マルコによる福音書5章24-34節には12年間も出血の止まらない女の物語が記されています。12年間も一つの病に苦しまされている人が、どんな思いを持っているものなのか、健康な者にはなかなか分からないことです。この女の人は、26節をみますと、「多くの医者…

心友

ひとりの個人史は、その人が生きてきた時代と社会の刻印であると言えるでしょう。また、ひとりの人の個人史は、他者との出会いの集積と言えるかも知れません。 以前、もう大分前になりますが、日本基督教団神奈川教区にある社会福祉小委員会主催の障がい者と…

イエスの喜び

みなさんは、ゴールデンウイークのお休みをどのように過ごしましたか。うれしいことや心から喜べることがありましたか。私は4月30日に足利フラワーパークというところに行ってきました。足利フラワーパークは藤の花で有名です。桜木町から約3時間電車にのっ…

まんざらでもない老い

先日私はヘルニアの手術を受けた。2月末頃から左下腹部に変調を感じ、いつも診てもらっている医者に話したら、ヘルニアではないかということで、病院を紹介してもらって手術を受けた。ヘルニアは老いの兆候とのこと。65歳という自分の年齢を改めて自覚させら…

人生の難問

自分一人で生きているのではなく、人との関わりの中で生きている私たちには、自分も大切だが、他者も大切である。自分さえ良ければ、他の人はどうなっても関係ないというわけにはいかない。 古代ギリシャの哲学者であるカルネアデスという人が、人生の難問を…