なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

人権てなに?

しばらく忙しくしていて、ブログに書き込みができませんでした。やっと一段落しましたので、またボチボチ書いていきたいと思いますので、これからも時々「なんちゃって牧師の日記」を開けて読んでください。

9日から11日までは日本基督教団の会議のために東京に、14日から15日も14日夜に京都で別の会議がありましたのででかけていました。14日夜遅くに京都駅前のホテルに泊まり、翌日名古屋に寄り、一人の方をホームにお訪ねして帰ってきました。

先週はそういうことであわただしくありましたが、たまたま地域の教会婦人の集会で、虐待を受けている子どもたちのシェルターの活動をしておられる坪井節子さんという弁護士の講演があるというので、私も参加させてもらいました。

坪井さんの講演は、ご自身が扱った子どもたちのケースを臨場感溢れる話し方で紹介してくださいました。そして最後に「人権とは何か」ということで、人権について分かりやすく言うと以下の三つにまとめられる、と言われました。

  埓犬泙譴討茲ったね!》 ありのままのあなたで生きていていいんだよ! どんなにボロボロでも。

◆ 堝箸蠅椶辰舛犬磴覆い鵑世茵》 共に生きているパートナーがいるよ! 大人が子どものパートナー、子どもが大人のパートナー。親がパートナーになれない子どもたちには、親以外の大人がパートナーになればよい。

 《あなたの人生はあなたが歩くんだよ!》 何かの、誰かの「奴隷」になってはいけない。自分の人生を自分の足で歩く。

坪井さんはこの三つがその人にちゃんとあるときに、その人の人権が認められていることだと言われました。

私はこのブログで、5月末に講師で行ったある女子のキリスト教主義学校の高2の自然教室の時に高校生から受けた質問に、順次自分なりに答えてきました。多分何人かの高校生が読んでくれていると思いますので、この坪井さんの人権についての定義を紹介しておきたいと思います。

もしあなたが、生まれてよかったとは思えなかったり、自分は独りぼっちだと思っていたり、自分の人生を自分の足で歩いているとは思えないとすれば、あなたの人権は何らかの形で侵されているのではないでようか。ぜひ生まれてきてよかった、自分には共に生きるパートナーがいる、自分の人生を自分の足で歩いていると思える人になってください。そのために必要な援助が与えられますように。