なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

人間が壊れる

久しぶりですが、私のブログをまた始めます。
この一月程、書くことが億劫(おっくう)になり,休んでしまいました。その間私のブログを訪ねてくださった方には、大変申し訳なく思います。お許しください。

さて、このところのニュースをテレビで観ていますと、友達に自分の母親を殺させる少年の事件のように、人間がどんどん壊れていっているのではないか、と思えてきます。
パスカルという人は、人間は禽獣以下にもなり、天使以上にもなれる、というようなことを言っているそうですが、本当に禽獣=動物以下と思える人間の行動が、最近やけに目に付きます。
昨日は9月11日でした。5年前にニュヨークのツインタワーに飛行機が激突して、二つのビルが崩れ去りました。アメリカはビン・ラディンの率いるアルカイダによるテロと断定し、その後アフガニスタン攻撃、そしてイラクへの侵略戦争を敢行し、現在に至っています。
こういうアメリカの暴力行為は、正に動物たちには絶対に出来ない、動物以下と思える人間の行動です。国家の名においてなされるこの大変な暴力行為が、裁かれ、停止させることも出来ず、許されてしまっている現代という時代が狂気そのものです。
そんな世界大の狂気に震撼させられる現在という時代に生きる私たちが、狂気に鈍感になり、人間が壊れていくのも、致し方ないことなのでしょうか。

聖書では全ての人の命は神さまからの賜物、贈り物です。個々人がそこから出発して、そこで築かれる社会は、神の共和国とでも言ったらよいのでしょうか。そんな神の共和国の一員として、この私が今この狂気の時代に生きているのかも知れません。
        神の共和国からの星の子どもの一人として。