なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(359)

     船越通信、癸械毅后   。横娃隠固4月15日   北村慈郎


・8日の日曜日は6名の出席者でした。礼拝後2人はすぐに帰りましたので4人でお茶のみしばらく懇談

して散会しました。12時過ぎには私一人になり、次週の準備とこの日出席できなかった教会員に15日の教

会総会資料を送付する準備をして、この日は早目に船越教会から鶴巻に向かいました。


・9日(月)は一日農村伝道神学校の授業が10日(火)から始まりますので、そのための準備をしまし

た。私は2013年度から2017年度まで頼まれて説教学と説教演習の講師を引き受けています。実は本年3月

までで他の人に代わってもらい、私は辞めるつもりでいましたが、もう一年ということで今年も引き受け

ました。この講師を引き受けたのは、牧師として長年毎日曜日説教をしてきた者として、誰もいなければ

引き受ける他ないという思いで引き受けました。特に説教学については専門的に学んでいるわけではあり

ませんでしたので、はじめから身の丈に過ぎたことでしたが、誰もいないということなので、関田先生の

説教学を学生と共に学ぶということで引き受けました。関田先生の説教学は、先生ご自身が「説教学的循

環」と名付けられていますように、いかに説教をつくるかという技術的な面だけではなく、社会の現実状

況における説教者の立ち位置と牧会の現場が説教学の中に組み込まれているのです。今年度の受講者は説

教学が5名で説教演習は4名ということで、2018年度も農伝の授業がある時は、毎週火曜日午後農伝に行く

ことになりました。そういうことで10日(火)には農伝に行きました。


・実この週の予定は10日(火)に農伝に行くことと13日(金)の夜の予定だけでしたが、連れ合いに

代わって12日(木)午後国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに行きました。久しぶりでしたが、

いつも来ている方々と共に午後1時から4時まで参議院会館前の道路で座り込みをしました。座り込みりを

していると、たまに通りかかった人から声をかけられることがあります。今回は沖縄で改憲反対の運動を

している方から、「ご苦労様です」と声をかけられ、少しその方とお話しする機会がありした。また、参

議院会館前の歩道に私たちは座り込んでいますが、その前の大通りを挟んで向かい側には、ちょうど国会

見学をする小・中・高生たちが、バスから降りて、国会議事堂に入って行く入り口があります。バスから

降りて、入り口の所に並んでいる子どもたちに「N0 辺野古新基地建設」と書いたA3の紙を掲げて、左

右にゆっくり動かしてアッピールをします。すると、時々気づいた子がその子の左右の子にささやいて、

一緒にこっちを見てくれることがあります。この日私は久しぶりに座り込みが終わって、経産省前の原発

反対の座り込みに行くという座り込みに来る最高齢のSさんとSさんを気遣って一緒に行くもう一人の方と

官邸前の方に歩いて行きました。官邸周辺は特に検問体制が厳しいようで、私たちは手前の交差点を渡り

ました。するといつも官邸前行動が行われる時のメインの場所である官邸と道路を挟んだ向かいの交差点

から一人で叫んでいる人がいました。「安倍やめろ!」と。その場所では、私が座り込みのために午後1

時少し前に通った時には、日章旗旭日旗を掲げた10数名の右翼と思える人たちが、「安倍首相がんば

れ!」と叫んでいました。新聞報道によれば政府は7月になったら辺野古の埋立てを本格化し、辺野古

海に土砂を入れると言われています。既成事実化を更に進めて、反対するのをあきらめさせようとしてい

るとしか思えません。大浦湾の方は全く手を付けられない状態のようですから。私たちは沖縄の方々と共

にあきらめないで辺野古新基地建設反対を貫きたいと思います。


・13(金)夜は、第2金曜日ですので定例の船越教会の聖書研究会でしたが、聖書研究会は第4金曜日に

代えてもらい、私の予定ではこの日しかないと思い込み、Nさんからチケットを送って頂いた「獄友」と

いう冤罪の映画を東中野のポレポレに連れ合いと一緒に観に行きました。ところがこの日は映画の上映は

なく、この映画の完成記念ライブがありました。この記念ライブの案内のチラシを見て、この日しか映画

の上映がないものと思い込み、折角Nさんに送って頂いたので聖書研究の日を他の日に代えてもらって、

ポレポレにやって来たのでした。ライブの当日券があるというので、折角だからと連れ合いとライブを聞

いていくことにしました。このライブは、<ポレポレ東中野ロードショー映画『獄友』との連動企画「真

実・事実・現実 あることないこと」作詩:谷川俊太郎、作曲:小室等 完成記念ライブ>と銘打たれて

いました。小室等谷川賢作・こむろゆい・河野‘菌ちゃん’俊二の獄友イノセンスバンドに特別出演の

うじきつよし、白崎映美、アンサリーの3人が出演しました。私は若い時からほとんど音楽の世界は素通

りしてきていますので、この日に出演した人たちの歌も演奏も、どこかで流れているのを耳にしたことは

あるかも知れませんが、今まで自分からは聞いたことがありません。ですから、この日のライブははじめ

ての経験でしたが、このライブを2時間半楽しく過ごすことが出来ました。特別出演の3人の歌は狭い会場

なのでその迫力を臨場感をもって聴くことができました。また、獄友イノセンスバンドによる演奏も小室

等の歌もすばらしかったです。特に谷川俊太郎作詩、小室等作曲の「おしっこ」というプロテストソング

は、共感して聴くことができました。ちなみに谷川俊太郎の「おしっこ」という詩を以下に記しておきま

す。「大統領がおしっこしてる/おしっこしながら考えている/戦争なんかしたくないんだ/石油がたっ

ぷりありさえすれば//テロリストもおしっこしえいる/おしっこしながら考えている/自爆なんかした

くないんだ/恋人残して死にたくないもの//兵隊さんもおしっこしている/おしっこしあんがら考えて

いる/殺すのっていやなもんだぜ/殺されるのはもっといやだが//男の子もおしっこしている/おしっ

こしながら考えている/ほんとの銃を撃ってみたいな/ゲームボーイじゃまどろっこしいよ//武器商人

がおしっこしている/おしっこしながら考えている/銃がなければ平和は守れぬ/金がなければ自由も買

えぬ//道で野良犬おしっこしえいる/おしっこしながら考えている。/敵もいなけりゃ味方もいない/

ただの命を生きているだけ>。