なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

サギ、「鶴巻通信(1)」2021年2月1日

「サギ」   鶴巻通信(1) 2021年2月1日

 

 船越教会の会堂で礼拝が出来なくなって、「船越通信」もお休みしていますので、鶴巻の自然を写真で紹介する「鶴巻通信」を出すことにしました。何れ写真の紹介だけではなく、「船越通信」の鶴巻版にしたいと思っています。

 

下記の写真は、先日秦野市の大根公園の平塚側沿いを流れている川にいた白鷺です。

 

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田んぼでも、今は田植え前の準備に稲刈り後の切り株を掘り起こしていて、そこに鷺やカラスや小さな鳥たちが集まって餌を食べている光景を見ることができます。

 コロナの不安が蔓延しているときに、鶴巻ではこのような自然の安らぎに浸ることができます。

 サギは聖書の中にただ一度だけ、汚れた鳥のリストの中に現れます。「鳥類のうちで、次のものは汚らわしいものとして扱え。‥‥こうのとり、青鷺(口語訳「サギ」)の類…」(レビ記11:13-19)。「ヘブライの伝説の中で、コウノトリは、その親切さと家族に対する忠実さのために、誠実な動物と呼ばれた。それに対して、サギは不親切と見なされた。その名には、「怒る者」と言う意味がある。またサギは、ダチョウ(Ostrich)と共に、そのひなを放っておく習性を持つといわれる」(『聖書動物事典』49頁、教文館、1992年)そうです。

 鳥は、人間から勝手なレッテルを貼られていますが、そんなことには超然としています。むしろ、サギを見ながら、このサギは現代人のわれわれ人間をどう見ているのだろうか。「傲慢で、愚かで、哀れな」存在に見ているのではないだろうかと、ふと、思わされました。