なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信179

 昨日の日曜日は礼拝後の懇談を終えて、連れ合いと二人で神戸に向かいました。求めすすめる連絡会

(沖縄から米軍基地撤去を求め、教団「合同のとらえなおし」をすすめる連絡会)の第5回全国総会・

協議会に参加するためです。今鶴巻に帰ってきました。そのためにブログをお休みしました。船越通信

はいつもは日曜日に掲載していますが、今回は月曜になりました。


            船越通信癸隠沓后 。横娃隠看9月28日                  

・ 21日の礼拝後Wさんが差し入れてくださった美味しいアップルパイをみんなで分けていただき

ながら、懇談の時を持ちました。そのとき、Wさんが無呼吸の原因になっていた鼻の骨の手術のために一

週間入院されたことを、ご本人が話してくれましてので、はじめて知りました。その話がきっかけとなっ

て、いろいろとそれぞれ弱さや持病を抱えていることが話題になりました。みんな人生の後半、中には終

にさしかかっているわけですから、どこも異常のない健康体というわけにはいきません。弱さを抱えた体

をもって、一日一生の旅を、許される限り続けていきたいと願います。この日はみなさんが帰った後、

25日(木)、26日(金)に船越教会で私の支援会の通信第11号の発送作業が行われることになって

いましたので、通信の編集をしてくれているSさんへ、校正をメールで送ったりしてから午後3時半過ぎに

船越から鶴巻に向かいました。この日はお昼ご飯を抜いていましたので、途中の相鉄横浜駅にあるうどん

屋さんで、イカげそ揚げ天うどんを食べてエネルギー補給をしていきました。

・日曜日には鶴巻に帰ると、何時もは午後6時過ぎに秦野市営の弘法の里湯日帰り温泉に行き、温泉に体を

弛めて浸かり、全身から力を抜いて、母体の子宮の中の赤ちゃんのように、何者かに自分をすべて委ねる

イメージを描きます。これが私の温泉の入り方です。この方法は、かつて読んだ村瀬学の『理解おくれの

本質』からヒントを得て、自分なりに考案したものです。21日の日曜日も、弘法の里湯で疲れを癒しまし

た。私が紅葉坂教会を辞し、牧師隠退後の生活を考えて選んだ場所が鶴巻温泉でした。この鶴巻温泉には

弘法の里湯があって、銭湯感覚で温泉に入ることができるからです。

・さて23日の秋分の日には、連れ合いと二人で「川内原再稼働するな!フクシマを忘れない!9・23さ

ようなら原発全国大集会」に参加することにしました。12時にデング熱で使えなくなった代々木公園から

急遽変更された亀戸中央公園に着くように、鶴巻から小田急に乗りました。町田止まりの急行でしたので、

相模大野で藤沢から来た快速急行に乗り換えました。するとその同じドアーから乗った三・一教会牧師のT

さんと偶然一緒になりました。新宿に出て総武線に乗り替えて行きましたが、途中で水道橋まで行くとい

うTさんの知り合いで女性の方が乗ってきました。その方は「憲法9条にノーベル平和賞を!」という運動を

発案した方でした。Tさんから紹介されて、電車の中で少しの時間でしたがお話をすることができました。

この方との出会いもたまたま同じ電車に乗り合わせて、私たちがTさんと一緒だったという偶然が重なって

与えられた機会でした。この日はさらに亀戸公園について、Tさんはこの日カンパを集める係になっている

ということで別れて、私たちは第一ステージのある公園の日蔭の所に場所をとり、座ってトーク開始を待つ

ことにしました。するとしばらくして隣にMさんが立っているではありませんか。座っていた私は見上げて、

「Mさん」と声をかけました。Mさんもびっくりしていましたが、この日三度目の偶然の出会いでした。Mさ

んをはじめ寿日雇労働組合や寿地区活動委員の方々と一緒になり、トーク終了後のデモにはその方々と一緒

に歩きました。3・11から3年半の時間が経過しています。反原発自然エネルギーへの転換は歴史的には必

然の選択だと思いますが、安倍政権は原発再稼働を進めようとしています。その動きを何とか食い止めたい

との思いをもって、デモ解散場所の大横川親水公園まで歩きました。

・25日(木)夜には延期された聖書研究会がありました。ガラテヤの信徒への手紙4章1-7節を扱いました。

パウロの信仰義認論が展開されているところで、この箇所は相続人を例証として語られているところです。

たまたま25日、26日と二日にわたって私の支援会の通信第11号の発送作業を船越教会で行いましたので、こ

の日は連れ合いも聖書研究会に参加しましたので、私を入れて5名の参加者でした。

・25日(木)、26日(金)の二日にわたって、私の支援会の通信第11号発送作業を船越教会で行わせて

もらいました。今までは横浜駅西口にある県民センターで行っていましたが、紙の手配など県民センターで

行う場合は印刷と発送以外の準備が必要でした。そのことが少し苦になりましたので、私の一存で紙折り機

を購入して船越教会で行わせてもらうことにしました。作業に来ていただく方には少し不便になりますが、

発送作業に必要な紙や封筒などの持ち運びがなくなりしたので、その負担を軽減することができ、気分的に

楽に作業をすることができました。今回も支援者約1,000名と教団の全教会伝道所1,700に送ることができま

した。

・27日(土)は教区の核問題小委員会主催による講演会が西公会堂であり、私も参加しました。「大飯判

決と原発裁判~原発ゼロの体験を続けるために今こそ知っておきたい本当のこと~」と題して、弁護士の中

野宏典さんの講演がありました。中野弁護士は、1978年生まれの方ですので、30代半ばの若い弁護士です。

原発裁判に関わるようになって、原発の問題性を強く意識するようになったようです。函館市が提訴して行

われる「函館市大間原発建設指し止め裁判」にも弁護団一員にくわわっているようです。中野弁護士は、福

井の大飯原発3、4号機差止め裁判で福井地裁が出した「大飯判決」が画期的な判決であることを強調して

いました。私は不勉強でその判決文全文を読んでいませんが、読まなければと思わされました。この地裁判

決を高裁でひっくりかえされないようにということをおっしゃっていました。この集会では、中野弁護士の

講演と共に林間つきみ野教会牧師のYさんが福島の西郷村の保育園で働いた経験を基に、被爆の恐れの中で生

活している子どもたちやその家族の現在を、豊富な写真やデーターによって報告してくれました。Y牧師は福

島との関わりを神奈川に来てからも継続しているようです。私たちもフクシマを決して忘れないで、できる

ところで関わり続けていくことの大切さを改めて教えらえました。