なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(187)

         船越通信癸隠牽掘 。横娃隠看11月23日                  

・16日の日曜日には、関田寛雄牧師が船越教会の礼拝に出席してくれました。教区常置委員会を通し

て教団に出しました船越教会代務者申請が教団の同意を得て、法務省に出す代表役員代務者変更登記の

ための書類が関田先生の方へ届いたので、その書類を船越教会に持って来て、役員の方とその書類を整

えるためにわざわざ来てくださったのです。金曜日に連絡がありましたので、16日の日曜日には前もっ

て二人の役員の方が礼拝に来ることができないとのことでしたので、船越教会のメンバーの方にはメー

ルでその旨を伝え、その日の礼拝に来ることのできる方は来てくださるように伝えしました。16日の日

曜日の礼拝出席は、関田先生を入れて10名でした。礼拝を終えて、私が関田先生から書類をいただき、

必要な書類には先生のサインと印鑑を押していただき、その後昼食会を持ちました。急遽昼食会を行う

ことにしたのですが、パンを用意してくださる方、サラダ類を用意してくださる方、スープを用意して

くださる方と、みなさんが協力してくださり、豊かな昼食会を持つことができました。和やかな昼食会

を終えて、関田先生はWさんの車で近くの駅まで送ってもらいました。

・実はこの日(16日)18:00から紅葉坂教会で第62回のかながわ明日の教団を考える会があり、この会

にも関田先生は参加してくださいました。かながわ明日の教団を考える会では、ゞ誼珍躄駟鷙陝↓■横

15年2月教区総会に向けて、K迷写反処分撤回支援について、づ貽鐱楝膺椋卮鏈匱垰抉腓砲弔い董

主に話し合いました。,龍誼鎚鷙陲任蓮特に、教区連帯金の廃止と伝道資金の可決、神奈川教区総会

可決議案「戒規免職撤回・聖餐論議の場設定議案」(大阪教区も総会可決議案として同じものを出して

いました)が、石橋秀雄総会議長の「この議案は教憲に抵触するので上程できません」の一言で葬られ

たこと、総会時間の配分が、議事を審議するための時間を十分とるのではなく、報告やお休みが多く、

執行部が、特に各教区総会決議議案や議員提案議案の審議をはじめから避けているとしか思えない議事

運営のやり方、三役、常議員の全数連記などについて、報告話し合いをしました。△陵菁2月の教区総

会に向けてでは、来年の2月教区総会は人事の選挙がありますので、来年1月半ばごろまでに、各自考え

ておくことを確認しました。い砲弔い討聾従?鷙陲鮗?韻泙靴拭その他で今回問題になったのは、

教団の二分化を何とか克服できないものかということです。神奈川教区の場合、地区によっては連合長

老会系の教会からは地区の集会や牧師会にはほとんど出席せず、自分たちで集まっているから地区の集

会には出ないと、はっきり言うところもあるようです。東神大の常勤講師で橋本教会の牧師の須田拓さ

んは、福音主義教会連合の機関誌に「伝道する教区の形成を目指してー神奈川教区の現況―」と題して

文章を書いています。内容は、「教会は信仰の共同体であり、アウグスブルク信仰告白にあるように、

福音が純粋に説教され、聖礼典が正しく執行されることにおいて一致するものである。日本基督教団

おいては、教団レベルではこの姿勢が取り戻され、一致した信仰の下での伝道協力も模索され始めてい

る」という文章で始まっています。そして多様性を認め、対話による一致とめざす神奈川教区形成基本

方針が「信仰と聖礼典という最も重要であるはずの事柄における一致を阻むロジックとされ、教区はそ

れに翻弄されてきたのである」と断定しています。神奈川教区には30数項目にわたる教区活動基本方策

がありますが、その中に直接伝道に触れている項目がなく、その殆どが社会活動に関わるものなので、

「この基本方策の最初に『教区を挙げて、主イエス・キリストの福音の伝道に全力を注ぐ』という項目

を入れる動議が有志によって(教区総会毎に:筆者加筆)出されてきたが、残念ながらこれまで一度も

可決されたことはない」と嘆いています。そして「神奈川神学研究会」を発足させて、「出身神学校の

壁を越えて、共に神学の学びを通して、信仰について、教会について語り合い、主の福音に堅く立つ教

会形成を目指す運動が興されつつある。それがやがて、共に一つの信仰の下で、一つの教会を建てると

のムーブメントとなり、神奈川教区が伝道する教区へと変えられてゆく力となることを期待したい」と

結んでいます。若いのに随分上から目線の言い方が気になりますが、かつて東京神学大学闘争の時に、

教授会によって排除された学生側が教授会を批判したのは、教授会の神学が状況捨象の神学であり、

そのような神学に対して学生側は「死せる言葉」として、そのような「死せる言葉の終焉」を訴えまし

た。須田さんの文章には、教団の教会の伝道、教会形成を問題にしているのに、教団成立のことにも戦

責告白にも全く触れられていません。これは教団議長の石橋秀雄さんも同じですが、アウグスブルク

仰告白に戻っているのです。これでは話になりません。きちっと批判を受け止めて、少なくともその批

判を止揚する方向性をめざしてもらいたいと思います。批判を拒絶し、自己の正統性を主張するだけの

神学は化石の神学であり、化石の神学からは命は生まれないでしょう。

・船越教会の代務者変更登記が無事終わりました。実は、20日の木曜日に鶴巻から船越に移動すると

きに、辻堂の法務省に寄って登記を済ませようと思っていましたが、登記に必要な事項を記したメモを

私が注意して読んでいなかったために、関田先生に用意いしていただくものがまだ残っていたことに気

づきました。昼少し前でしたが、すぐに関田先生に電話をして、先生の必要な証明書をとってもらい、

どこかでお会いして書類を整えたいとお願いしました。先生は快くすぐに私の依頼に応答してくださり、

証明書を取って、午後4時に代々木上原で待ち合わせすることになりました。私は、一度船越教会に行

き、書類をもって代々木上原に向かいましたが、午後4時には間に合わず、途中で先生にはお電話をして、

30分遅れる旨お伝えしました。代々木上原の駅下の喫茶店で、いくつかの書類を整え、その後1時間半

ほどいろいろなお話をして先生と別れました。お蔭様で21日に辻堂の法務省に行き登記を完了しまし

た。