なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

桜が満開です。

 今桜が満開です。私の住んでいる鶴巻温泉駅のホームも両側にも数本の桜があり、駅のホームで電車を待っ

ていたり、降りたりするときに楽しませてくれます。今年は横浜の大岡川の桜も見る機会がなさそうです。

昨年は蒔田教会での集会が夜にあり、その前の夕方に蒔田から弘明寺方面の大岡川の桜を楽しむことができ

ました。夕方でしたので、ちょうど夕日が沈む頃で、その夕日が桜の間に見える場所があり、そこから橙色

夕日が桜の間に落ちていく光景は素晴らしかったです。今年は鶴巻と船越の電車の窓から見える桜を楽しんで、

終わりかも知れません。

 さて、今日は午後に、私が神学校を出て最初に赴任した教会の信徒の方が、今私のいる鶴巻から近くの小田

渋沢駅から少し丹沢山塊側に入ったところにあるサンフォーレ秦野というホームで18年間生活し、先日帰天

し、お別れの集いがあり、私も連れ合いも出席することにしています。

 この方(Tさん)は、今はもうなくなって財団法人だけがある愛恵学園という、東京足立区本木にありまし

た昭和初期から宣教師によってはじめられた施設で、長年幼児教育に携わった人です。私は1969年4月からその

近くにあります足立梅田教会の牧師として5年間働きましたので、Tさんは足立梅田教会のメンバーでありまし

たので、鶴巻に来てから2度ほどホームにも伺ったことがあります。お元気な頃日曜日の礼拝は秦野西教会に出

席していました。

 Tさんは、ご自身の考えをはっきりと持っておられ、物事を曖昧にやり過ごすことを好まれない、意志の強い

人でした。私の戒規免職処分についても、その不当さに憤りを覚えて、お会いすると私に対する励ましの言葉

を必ずくださいました。支援会にも会員として加わってくださいました。私より20歳くらい上の方で、多分

90は過ぎていると思います。

 一人の人生には、何冊もの本でも書ききれないほどの物語や歴史がつまっています。Tさんの90数年の人生を

想像しつつ、お別れの集いに伺いたいと思っております。