なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(211)

            船越通信癸横隠院 。横娃隠鞠5月17日    

・5月10日(日)は、船越教会の礼拝は関田寛雄牧師にお願いしました。私は東京の荻窪教会で礼拝説

教をし、荻窪教会で午後5時から開かれる私の支援会「東京出前集会」で発言をしました。今回は私の支

援会の裁判訴訟対策委員や事務局次長を引き受けて下さっている荻窪教会牧師の小海基さんが、すべて計

画してくださって東京出前集会を持つことができました。感謝です。先週の船越通信でも報告しています

が、5月6日に関東教区の集まりがあり、「東京出前集会」はその関東教区の集まりと連動するものです。

さらには、4月18日に開催されました私の支援会第3回総会、1月25日に開催されました「第39/合同後24回

教団総会報告『ダメよ、ダメダメ日本基督教団』」に、そして昨年8月3日に大阪で開かれました「大阪出

前集会」とのつながりの中で、「東京出前集会」が行われました。荻窪教会は西東京教区にある教会です

が、「東京出前集会」は西東京教区だけでなく、東京教区も含めて参加者を呼びかけました。ただ全ての

教会に呼びかけたのではなく、小海基牧師が関係する方々や教会に呼びかけてくださいました。30名の

方が集まって下さり、教師退任勧告以来現在までの大方の経過と、この私の戒規免職問題とは何かを、現

教団執行部の「排除と統制」との関わりで話した私の発題に耳を傾けてくださいました。皆さんは、免職

処分を受けて私が相当ダメージを受けているのではないかと心配してくださっているようで、そういう質

問も懇談の時に出ました。確かに免職処分によって、通常ならば牧師として働く任地に招かれるというこ

とはありません。教団から免職処分を受けた者を、教会の主任担任教師に招くことはできないからです。

たとえ私が教会から招かれても、教団教区はその教会の主任担任教としては認めません。当然宗教法人の

代表役員に就任することができません。また、私の場合教団年金の25パーセントカットが免職処分と同時

に決定していますので、生活面での不利益があります。そういうことで、皆さんは私が相当ダメージを受

けているのではないかと思っているのではないかと思います。私は、そのことを心配してくださった方の

質問には、確かにダメージを受けていないわけではありませんが、今は私を牧師として迎えてくれている

船越教会の支えがあり、そういう私を支えてくれる神奈川教区や全国の支援者が沢山いるので、むしろ力

づけられて活動を続けているというお話をさせてもらいました。また、懇談の時に出た質問というか、感

想に、「支援会の活動を通しての私の姿勢から感じるのは、教団を愛しているということだが、自分は教

団をどうするかということよりも、今やるべきことが別にあるように思っている」というのです。確かに

大阪出前集会でも同趣旨の発言がありました。「免職処分を受けて北村さん、何か困ることがあるのか。

今やるべきこと、現在の安倍政権の暴走をどうくいとめるかではないか」という意見です。もっともな意

見とは思いますが、その課題の重要さは認めますが、教団執行部による私の免職処分は、日本基督教団

問題としてきちっと問うていかなければならないと、私自身は思っています。その意味で私が日本基督教

団にこだわるのは、1941年の国家権力による合同と戦時下の日本基督教団の戦争協力です。私の免職問題

が起こった時に、教会が日本基督教団から出ればよいのでは、という意見もありました。しかし、私は日

本基督教団に留まり続けて、この私の免職問題も担っていかなければならないと申し上げました。教団を

愛しているからというよりも、教団の成立に責任があるからということでしょうか。

・12日(火)は午後農伝に行き、その後神奈川教区の常置委員会に出席しました。常置委員会では6月27

日(土)開催の教区総会で按手准允を志願している方々の面接が行われ、その後一人の要求陪席の方と常

置委員会との話し合いがあり、その話し合いが終わるのを、他の陪席者は別室で待ちました。その間台風

の接近で風雨が激しくなっていました。午後8時ごろ陪席者の入室が認められましたが、議事の多くは継続

にして、午後8時半には常置委員会が終了しました。食事をしていませんでしたので、何時ものように地下

鉄蒔田駅の近くの中華店に行き6人で食事をして、この日は船越教会に行きました。京急田浦駅を出る頃に

は、雨は殆ど降っておらず、風は少し強かったですが、午後11時過ぎに船越教会につきました。翌日13

日(水)午後になか伝道所で、私の支援会の「新教コイノーニア」の編集委員会があり、この日は船越教

会に泊まりました。

・支援会では、『聖餐・戒規免職・対話~教団への問いかけ~』(仮称)という題で、聖餐と戒規免職を

メインにして寄稿をお願いし、冊子をつくって、この問題を広く知ってもらえるようにし、ひいては開か

れた教団形成に多くの人を結集していきたいと思っています。編集委員会ではその準備をしました。冊子

の構成、寄稿のお願いの文章、お願いする寄稿者の選定などについて話し合い、文案を確定しました。

・上記のことと共に、5月25日に支援会通信第13号の発送作業を予定していますので、その原稿をまとめる

作業を集中して行いました。4月18日の支援会第3回総会報告、1月25日第39/合同後24回教団総会報告「ダ

メよ、ダメダメ日本基督教団」の報告に、5月6日の関東教区の集会と5月10日の「東京出前集会」の報告

の原稿が、通信第13号の内容になります。それに今回は4月18日の支援会総会で可決した「北村慈郎牧師

の処分撤回を求め、ひらかれた合同教会をつくる宣言」への賛同署名のお願いも同封します。船越教会で

は既に「宣言」への賛同のお願いをしています。既に十数名の方々に賛同者になって頂いています。

・さて15日(金)には寿地区活動委員会がありました。同委員会から5月23日(土)に紅葉坂教会にて行

われます野本三吉(本名加藤彰彦)さんの講演会のチラシが各教会に送られています。船越教会の玄関掲

示板にも掲載していますので、ご覧下さい。野本三吉さんは今年の3月まで沖縄の大学の教員でしたが、4

月から退官されて横浜に住んでいます。寿とは70年代10年間横浜市の職員として関わった方です。その時

確か1年間ドヤ生活を体験し、当時多くいた寿の子どもたちについてコンミューンの観点から『裸足の原始

人』という本を書きました。私はその本を読んで感動したことを思い出します。講演会には是非いらして

ください。