なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

 昨日の横浜は雨の一日でした。

この冬、日本海側の地方や東北、北海道では、雪との格闘が続いています。二日前には、北海道の酪農大学の学生が学生会館の屋根から落ちた雪にうずもれたまま、命を失っていたと、テレビで報道していました。その亡くなった学生は、本来その学生会館にはいる入口ではなく、駐車場に車を置き、そこから近い窓か扉から入ろうとして、屋根から落ちてきた雪にうずもれてしまったのではないかというのです。

たまたま数日前に会議があって、そこに青森の人が来ていました。屋根に4メートルもの雪が積もって、人手を頼んで雪下ろしをしてもらうと、一回20万円弱かかると言っていました。家の周りも雪が積もっていて、雪の捨て場に困るほどだそうです。この冬は雪下ろしで、体がぼろぼろだと嘆いていました。

私は、今まで、そんなに雪の降る地方で生活したことがありませんので、その大変さは想像できますが、本当のところはよく分かりません。

「神さま、どうか雪害(こんな言い方、雪には悪いかも!)で苦しんでいます地域の人々のためにも、今年は少し早目に春が来るようにしてください。」谷川俊太郎が訳した『かみさまへのてがみ』の中の子どもだったら、そのように神さまにお願いすることでしょう。私の心の中にもそんな祈りのような思いがないとは言えません。

でも、5月、6月にならなければ、雪がなくなることはないでしょう。

祈りって、不思議です。神さまが聞いてくれるかどうか分からないのですが、神さまに向かって祈るのです。そうすると、心が休まります。小さかった頃、心配なことがあるときなど、母か父にそっと話しました。すると話すだけで心がホッとするのです。心配事がなくなったわけではないのですが、元気を与えられます。

神さまからの答えを待ちつつ、祈りつつ、自分ができることをしていく。これが、祈りの人の生活ではないでしょうか。

最後に、雪のことが出ている聖書の箇所で有名なのが、詩編51編です。罪の悔い改めの詩ですが、その一節に、「・・・わたしを洗ってください/雪よりも白くなるように」とあります。