今日は9月1日、関東大震災から88年です。テレビでは、防災の日ということで東京首都圏で10分間通行停止による訓練が行われた様子が放映されていました。台風が近づいていますが、予想よりも西側に上陸するようで、まだ秦野では雨が降っていません。今日の天気が気になりますが、私はこれから国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに行き、それから船越教会に向います。以下「父北村雨垂とその作品(24)」を掲載します。
父北村雨垂とその作品(24)
(父の「雨垂さ作品集」ノートⅠのワープロ化もそろそろ終わります。このノートには、「次 頁より『こころ』を試作する」と注意書きがあり、「~音楽はこころの代弁者である~雨垂」と表題があり、下記の作品が続いています。)
~音楽はこころの代弁者である~ 雨垂
ソクラテスと虱は裸足 銀座の朝
善悪の目((実?)はいちじ(原稿はちに“)くの葉を腰に
尿状の鬼子三挙し虎尾を把る
馬子唄も鈴も峠の霧と流れ
風にそよぐ 無形に葦のかんばせや(顔ばせや)
たそがれの 鳥は朝をふところに
風にそよぐ 無形の葦は 泣く笑う
眞理とか 西陽に朝を叫ぶことか
常盤木のはらはら散る赫き汚点 ( しみ )
心臓とピアノは見たか 砂時計
(に眠る砂時計)
心臓とピアノが 現在 ( いま )を 泣く笑う
心臓とピアノ 時空を去来する
ころころとこころころばず 銀座の夜
はらはらと 常盤に赫きわくら葉や
笛太鼓 ( たいこ )弦 ( つる )もことばと 神と在りき
眞理と叫ぶ 西陽を朝とみて叫ぶ
デカルトもカントも 虹を プリズムも
亀孵 ( かえ )る 太洋 ( はは )へヨチヨチ駆足 ( かけあし )し
眞理を葦が埋立地で秋を語るそうな
鍵盤を心臓走るシンホニー
鍵盤を走る心臓走る シンフォニー
故里 (ふるさと)の 山で生れた駆けて来た雲
故里 (ふるさと)の 山から涌いた駆けて来雲