なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(51)

           船越通信癸毅院  。横娃隠嫁4月1日     

・今日から船越教会で私は2年目に入ります。早いもので1年があっという間に過ぎてしまいました。昨年4月からこの3月までに船越教会の礼拝に一度でも出席した方は全体で86名になります。遠くでは、沖縄、大阪、名古屋、山梨からいらした方もいらっしゃいます。たまたま日本基督教団において私が「戒規免職処分」を受けたこともあり、船越教会の礼拝に出席して、私への支援を示してくださった方もいらっしゃいます。昨年7月の牧師就任式の時には、私の前任地紅葉坂教会の信徒の方が、礼拝から沢山いらしてくださいました。

・船越教会の立地条件からして、通りがかりの方がふらっと礼拝に来るということはほとんどありません。船越教会の礼拝に来る方は、船越教会の礼拝に来ようという意志がある方ばかりだと思います。船越教会に何か人を引き付けるものがないと、新しい方が来るということはほとんどないでしょう。テーマ話し合いのアンケートに応答して下さったSさんが言われるように、船越教会が「『聖書の真実』を宣教することによって人に感動を与える教会」に成熟していくならば、自ずから人が集まる教会になれるかも知れません。船越教会2年目に突入するに当たり、「『聖書の真実』を宣教することによって人に感動を与える教会」をめざしていきたいと思います。

・3月25日(日)の礼拝から、新しく教会で購入したヒムステーションの奏楽になりました。以前のヒムプレーヤーよりボリュームも大きくなり、讃美歌の前奏も全曲ではなく終りの数小節になり、最後にアーメンも入っています。初めてでしたので、操作に時間がかかり、讃美歌の歌い出しに間ができたこともありますが、段々慣れてくれば、礼拝の奏楽が今までよりもよくなるでしょう。この日は礼拝後お茶の時間を持ち、その後Aさんご夫妻が会堂の椅子等の拭き掃除をしていってくださいました。会堂の掃除はウイークデイにNさんが時々してくださっています。私もたまにしていますが、船越教会の規模ですと、お掃除もそう苦にはなりません。

・この日は夕方の18:00から紅葉坂教会で「第50回かながわ明日の教団を考える会」があり、船越教会からは私の他に5人が出席しました。この「かながわ明日の教団を考える会」は、2002年の第33/19回教団総会後に有志で始めました。第33/19回教団総会で沖縄教区提案の「名称変更議案」をはじめ合同のとらえなおし関連議案すべてが審議未了廃案になり、それ以来沖縄教区が「教団と距離を置く」ことになりました。また、同教団総会では靖国天皇制情報センターと性差別問題特別委員会が経済的な理由で廃止にさせられてしまいました。この総会後神奈川教区の有志で、教団内にあって戦責告白路線を守り、沖縄教区との関係の修復と上記の委員会の再設置を求めていくという方向性を確認して、この「かながわ明日の教団を考える会」を立ち上げました。私は最初の呼びかけ人の一人として加わり、実質的な事務局をこの10年間担ってきています。最近は毎回30名から40名が集まっています。参加者は教職よりも信徒の方が多く、みなさん継続しています。教職は年齢の高い方が多く、50代以前の方の常連は数名です。若い世代の方は教会政治にはなじまないのかも知れませんが、それだけではなく、なかなか教区や教団の問題と取り組む余裕もないようです。今回は、東日本大震災被災者支援について、神奈川教区の取り組み(特に現地へのボランティア派遣と福島の子どもたちの家族を横浜に迎えるプロジェクト)をどうサポートできるかについて話し合いました。2番目には私の裁判支援について。3番目には今秋開催の第38/24回教団総会を踏まえて、6月末に開催される神奈川教区総会に向けて何をしていくかを話し合いました。

・27日(火)のシャワーの会は今回も失礼しました。この日鶴巻に子どもの春休みということで若い夫婦と二人の子ども(小学3年生と保育園年長)を迎えました。この家族に連れ合いと私も一緒に、小田原のわんぱく公園に行きました。この家族は昨年の夏にも鶴巻の私のところに一泊し、秦野の戸川公園で一日キャンプのようにして楽しみました。今回もその延長のような形でこの家族を迎えました。連れ合いがわんぱく公園を見つけていましたので、案内しました。わんぱく公園は小田原の山にあり、相当広い山の斜面が公園になっていて、そこにいろいろな遊具が点在しています。駐車料金が一日500円と園内を走っている自動車と列車、ポニー乗馬以外はすべて無料です。お昼の12時頃着き、閉園の16:30まで目いっぱい二人の子どもは体を動かし続けていました。17:00過ぎに鶴巻に戻り、私と二人の子どもとそのお父さんの4人は、日帰り温泉弘法の里湯にいき、温泉に入ってきました。その間連れ合いが用意した夕食をみんなでいただき、20:00頃この家族は帰って行きました。

・29日(木)は寿地区センターに2度伺いました。一度は午前中でこの4月から寿地区センターに韓国基督長老教会のC牧師を宣教師として迎えることになりましたので、打ち合わせのためです。夜は神奈川教区のオリエンテーション委員会を寿地区センターで行いましたので、私は委員長として出席しました。どちらも教区に関係する仕事です。

・30日(金)は夕方まで船越教会にいて、その後鶴巻に帰り、翌日の31日(土)の午後相模原のメモリアルパークという墓地で頼まれていた納骨式を済ませ、また船越教会に戻ってきました。納骨式のとき雨が激しく、墓地ではお骨を墓に納め、一言祈って終えて、会葬者が私を入れて5名でしたので、乗ってきた自動車の中で讃美歌を歌いと聖書のお話しをし、主の祈りと頌栄を歌って納骨式に代えさせてもらいました。

・今回も3月25日の礼拝説教は私のブログ「なんちゃって牧師の日記」(3月31日に掲載)をご覧ください。