なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(109)

           船越通信癸隠娃后 。横娃隠廓5月19日        

・5月12日(日)は、礼拝後昼食会があり、その後4月の総会で新しく選ばれた役員による最初の役員会が開催されました。新役員はA・Hさん、T・Tさん、H・Tさん、M・Y人さんの4人です。まず役員の分担を決めました。書記はM・Yさん、会計はH・TさんとT・Tさんにお願いしました。教区総会議員はT・Tさん、地区総会議員はH・Tさんにお願いしました。集会統計を中心にした教務報告と教区救援委員会主催の福島の家族の保養プログラム、リフレッシュ@かながと私の裁判の報告をした後、6月の礼拝などの役割分担を決め、2013年度の総会を受けて、今後の課題や年間行事について話し合いました。

・今後の課題としては、今年度中に「平和センター宣言」の見直しをすることになっていますので、そのことを確認しました。メールアドレスのある方には、この日の役員会の報告がM・Yさんから送られる前に、すでにN・Sさんから「平和センター宣言」見直しの私案が回っていると思います。「平和センター宣言」は船越教会にとっては教会の姿勢を示す大切な宣言ですので、歴史を継承しながら、現在から将来に向かって船越教会がめざすべき方向性がみんなで共有できる形で言語化することができればと願っています。どうぞ実務委員(N。S、T・T、K・C、K・J)だけでなく、最初の段階からみなさんの参加を得て、まとめていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

・「平和センター宣言」の他に、今年度の課題として挙げられているのは、ホームページの立ちあげと教会の機関誌の発行です。ホームページはH・TさんとT・Tさんに、教会機関誌はM・Yさんに、最初のフォーマットを作ってもらうことになりました。どちらも夏が終える頃までに素案をつくってもらい、その後いろいろな意見を聞いて、形を決めて実現していきたいと願っています。

・また年度計画では、主に二つの事が検討されました、一つは、一泊修養会についてです。皆さんとゆっくり話し合う時が必要ではないかということで、出来れば今年度10月26日(土)~27日(日)を候補に、宿泊場所当の情報を集め、検討していくことにしました。もう一つは、講演会等のイベントについてですが、役員会ではいろいろな意見が出ましたが、どういう内容のものにするかということでまとまらず、一泊修養会のときにこの話もして、その後に可能ならば実施していくことにしました。

・その外には、昨年来継続となっていましたビデオ上映会を、T・Tさんを中心に皆さんから作品の候補を挙げてもらい、役員会で検討の上、地域に呼び掛けて実施していくことになりました。

・役員会が午後3時少し前に終わりましたので、私はその後次週19日の日曜日がペンテコステ礼拝になりますので、「ペンテコステ礼拝のご案内」を私製ハガキに印刷し、鶴巻に持ち帰り、3日の月曜日午前中に住所書きをして、切手を貼って投函しました。少し遅くなってしまいましたが、しばらく礼拝に出席しておられない方に出しました。ちなみに「ペンテコステ礼拝のご案内」には『お祈りの翼』から下記のようなことばを、呼びかけとして入れました。「ああ なんで こんなに 息苦しいんだ/そうだ 神さまの 息を 吸おう/神さまの 風に 吹かれよう/神さま あなたの息 あなたの風を おくってください/わたしは 手をひろげ 心の翼を ひろげて立つ/わたしは 神さまの 息を吸い/神さまの 風に 乗る」

・15日(水)は数名ですが、鶴巻で家庭集会のような集まりを持ちました。毎月一回この集まりを持つようにしていますが、そこに来た方が、私の話は、基本的には回答ではなく問いになっていると言われました。問いですので、私の話を聞いて自分で考えられるというのです。回答だと、特に安易に思える回答のような場合は、疑問や反発になり易いということでしょうか。私は説教でもそうですが、聖書との格闘から聞き出したメッセージを、自分も会衆の一人として、その時の礼拝に出席した会衆と共に共有したいとの思いで、話をするようにしています。ですから、どうしても宣言の形ではなく、「・・・思います。」とか「・・・ではないでしょうか。」という言い方になってしまいます。断定的な言い方はなかなか出来ません。これは説教者としては、説教学者からすれば問題なのかも知れません。私はある所で、この4月から説教演習の責任を持っていますが、そのような自分の傾向性を自覚しながら、確信を持って宣言する、「思います」とか「ではないでしょうか」ではない言い方にも注意を払って見たいと思っています。

・17日(金)午後6時半から寿地区センターで寿地区活動委員会があり、私も出席しました。この委員会では様々な活動の報告が大切にされています。地区センター独自の活動報告の他に、関連の運動体である精神障がい者支援の会や外国人労働者・家族支援の会、アルコール依存症支援の会などの報告もあり、さらに各地の路上生活者のパトロールの報告があります。寿地区センターが関わっている問題や課題の広さ、深さにいつも怖れと責任を感じつつ、私たちの出来ることはわずかですが、多くの、この寿地区センターにボランティアとして関わって下さっている方々、献金を送って下さる形で関わっていてくださる支援者の方々と共に、寿地区に象徴的に現われている日本社会の矛盾の現実に向かい合っていきたいと願っています。寿地区センターは今年30周年を迎えます。秋には30周年記念行事を計画しています。その時の記録も入れて、30周年史の編纂も並行して行なっています。ご支援をよろしくお願いします。

・バルトの『教会と国家供戮痢峙素Г繁 廚良分を読んでいて、以下の一節に出会いました。「しかしながら、政治的な義務履行は、われわれにとって、望むらくは、税を支払うことや他の何らかの受動的な法律遵守、といったことに尽きるものではない。政治的な義務履行とは、…政府を責任をもって選ぶこと(=行政)、効力を発揮すべき諸法律に関して責任をもって決断すること(=立法)、それらの法律の実施に責任をもって注意を払うこと(=行政+司法)、一言で言えば、能動的な政治的行動 ―そしてそれは政治的闘争をも意味しうるし意味せざるをえない― ということを意味しているのだ」。この部分噛みしめながら読みました。