船越通信癸横牽押 。横娃隠暁10月2日
・25日(日)は礼拝後いつものようにお茶を飲みながら懇談し、散会しました。けれども和室の片づ
けをしてくださる方が数名残って、作業をしてくださいました。私は2時半過ぎにまだ片づけをしてくださ
っている方がいましたが失礼して、オリエンテーションの行われる川崎戸手教会に向かいました。京急田
浦から京急川崎まで行き、JR川崎駅のコンコースを渡って、西口のバス停に行きました。バス停には何人
か川崎戸手教会に行く人がいて、一緒しました。ちょうど開始時間の4時半少し前に、川崎戸手教会に着
きました。今回のオリエンテーションは、多民族共生をめざす小委員会との共催で、川崎戸手教会の孫裕
久牧師を講師に、川崎戸手教会のフィールドワークをしてもらうことになっていました。
・現在川崎戸手教会の在る河川敷は、戦後行き場のなかった在日の方々が不法占拠の形で家を建て、ひと
つのコミュニティーが形成されていました。今は立ち退きが進んでいて、川崎戸手教会の建物の他に古紙
業者の会社と後数件が残っているだけです。川崎戸手教会も本年3月には河川敷から立ち退くことを見込
んで、お別れ会をしました。川崎戸手教会に関わりのある関田寛雄牧師、大倉一郎牧師、孫裕久牧師が礼
拝説教をして連続3回の日曜日午後お別れ会をしましたが、私は関田寛雄牧師の時の午後に開かれたお別
れ会に伺いました。しかし、その後事情が変わって、当分河川敷にとどまる人がいるようなので、河川敷
から全ての人が立ち退いた時に教会も立ち退くことに決めている川崎戸手教会も、それまでは現状のま
ま教会活動を続けて行くようです。
・オリエンテーションは現場研修の一環として3年に一回在日コリアンからの問いかけとして、川崎戸手
教会で現場研修をさせてもらっています。3年前開催の前回には、まだ家がありましたので、孫牧師に河
川敷の街の現状を歩いて案内してもらいました。しかし、今回は、案内されるまでもなく、古紙業者の
建物と川崎戸手教会の建物の他には、数件の建物しか河川敷にはありませんでしたので、一目見れば河
川敷の様子は分かります。どんなフィールドワークをするのだろうかと思って、私は参加しましたが、
孫牧師はパソコンのデータをプロジェクターでスクリーンに映し、何十年前のまだ家が立ち並んでいた
時の河川敷の映像と現在のを比較しながらお話しをされました。グーグルから現在の河川敷の地図を出
すと、何年前の河川敷の地図も引き出せるようなソフトになっているようです。映像によるフィールド
ワークでした。
・27日(火)には、支援会の世話人・事務局会が18:30から紅葉坂教会でありました。前回8月10日の
会には、私は鶴巻の自宅から小田急鶴巻駅に行き、午後5時前には電車によるところでしたが、海老名当た
りが豪雨で電車が止まっていて、鶴巻で1時間ぐらい待たされました。やっと来た電車も次の駅伊勢原で
また止まってしまい、既に会の始まる時間を過ぎてしまっていました。ということで前回は会に出ること
ができませんでした。今回は鶴巻を早めに出て、会の始まる時間に十分間に合いました。今回の世話人・
事務局会では、10月末の教団総会への対応と、教団総会中の支援会の「全国交流集会」の準備を中心に話
し合いました。新しい横断幕(北村慈郎牧師の処分撤回を求め、ひらかれた合同教会をつくろう!)も
出来上がりました。教団総会以降の取り組みについても話し合いましたが、来年は戦責告白が出てから
50年になりますので、戦責告白50周年を覚えて、関西当たりで他団体との共催で出前集会ができないか
という話も出ました。今後の課題としいくことにしました。裁判記録『合同教会の「法」を問う~北村
慈郎牧師の戒規免職無効確認等請求等訴訟裁判記録~』は10月21日出版の予定ですので、全国交流集会
の参加者には、会員の方には無料で配布し、そうでない方には割安でお買い求めいただくようにするこ
とにしました。同書は現在再校中です。この裁判記録も紅葉坂教会のHさんが描いてくれた麦の穂の原画
が表紙になっています。私の説教集『食材としての説教~聖書と現実の往還から~』、新教コイノーニ
ア31『戒規か対話か~聖餐をめぐる日本基督教団への問いかけ~』、そして『合同教会の「法」を問う~
北村慈郎牧師の戒規免職無効確認等請求等訴訟裁判記録~』の3冊の表紙か裏表紙には「麦の穂」のHさん
の絵があります。この3冊を読んでいただけると、日本基督教団における私の戒規免職処分とは何かが内
容的にもよくわかるのではないかと思います。そういう意味で、みなさんのご支援により、この3冊を
書籍として残すことができたことは、これらの3冊の著作が日本基督教団から戒規免職処分を受けた当事
者としての私の立場からの内容的な発信にもなっていますので、自分の荷を一つ下ろすことができたと
思っています。
・28日(水)には、「9.28日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会~翁長知事への提訴、辺野
古の工事再開、高江の工事強行を許さない!~」が日比谷の野外音楽堂でありました。国会が開会し、
26日の安倍首相の所信表明演説の中では、「(北朝鮮情勢や東シナ海、南シナ海への対応に触れた後)
わが国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く。強い決意を持って守り抜くことを、お誓い申し上
げます。現場では、夜を徹して、そして、今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が、任務に当
たっています。極度の緊張感に耐えながら、強い責任感と誇りを持って、任務を全うする。その彼らに対
して、今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか」と言った後、安倍首相は10秒演説を中
断して拍手し、それに従って多くの自民党議員も立ち上がって拍手したのです。そのこともありましたの
で、この集会に私は参加しました。安倍首相は、権力の側から見た「福島」「沖縄」を正当化する発言に
終始し、現実を隠ぺいしようとやっきになっているように思われます。現場で苦しむ人々に対するネグレ
クト(無視)です。これは教団執行部の私に対する態度に通底しています。このネグレクトに対しては、
「あきらめないこと」が最上の闘いではないかと思います。
・30日(金)には午前中新教出版社から裁判記録の再校原稿が届き、一部コピーして私と校正を担当す
る編集委員の一人に送りました。二人で校正し新教出版社に送ることになっています。この日夜は寿地区
活動委員会が寿地区センターであり、私も出席し、それから船越教会に行きました。途中夕食を京急田浦
の中華店で食べたので、船越教会に着いたのは午後10時過ぎでした。