船越通信癸横牽后 。横娃隠暁11月20日
・11月13日の日曜日は礼拝後DVD「六ヶ所村ラプソディー」の上映会がありました。DVD上映会は今年
度2回目になります。この日は礼拝出席者が8名でしたが、DVD上映会には地域の方が4名来てくださり、上
映会には11名の参加者がありました。この「六ヶ所村ラプソディー」は2006年の制作ですから、ちょうど
10年前になります。すでに御覧になった方も多いと思います。私ははじめてでした。内容は、「六ヶ所村
核燃料再処理施設問題を、近隣住民の生活の様子を、背景やそれぞれの思いを交えつつ構成したドキュ
メンタリー映画。賛成派、反対派、中立派それぞれの住民が登場しているが、施設を運営する日本原燃
の職員の登場は先方に断られたとのこと。イギリスのセラフィールド再処理工場も取材し、日常的に放出
される放射性物質の影響についての問題提起を行ってい」ます。原発反対を声高に訴えるというのではな
く、事実を淡々と追っていくことによって、核燃料再処理施設の問題性を浮かび上がられています。約2
時間の上映時間でしたが、そんなに長くは感じられませんでした。この上映会に汐入に住んでいるという
方が参加しました。彼は以前に六ヶ所村で反対運動をしていたようですが、今は自分の家がある汐入で生
活していて、原子力空母の問題をはじめ横須賀の課題に取り組んでいるそうです。その彼が、島田恵監督
の映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」のチラシ(11月26日〔土〕日比谷コンベンションホール、1回目
13:30、2回目1630開演)をおいていきました。私はこの日別の予定が入っていますので、この上映会には
行けませんが、機会があればこの映画は観たいと思っています。チラシの中にある<映画チャルカ~未来
を紡ぐ糸車~」への思い>を以下に転載します。
・「チャルカとは、インドの手紡ぎ糸車のことです。インドの独立の父、ガンジーはイギリスの支配か
ら自立するために、自国で生産した綿花を自分たちで紡ぎ、その糸を手織りにした布(ガディ)を作ろう
と提唱しました。チャルカは独立運動のシンボルです。/東日本大震災は私たちにとって本当に大事なも
のは何なのかを問いかけ、福島原発事故は経済優先社会が行き着いた惨状を見せつけました。それでもな
お、人類の環境破壊は止みません。その究極は何10万年以上も毒性が消えないという放射性廃棄物=核の
ゴミを産み出してしまったことでしょう。それは遠い先の子孫たちの済住処までも奪っていることにほか
なりません。人類が直面しているこの課題から、私たちが学ぶべきこととはいったい何なのでしょうか。
/本作品には、高レベル放射性廃棄物の地層処分研究施設のある北海道幌延町の隣町で酪農を営むKさん
一家の生き方を軸に、もう一つの研究施設がある岐阜県東濃地域、そして世界で初めて地下処分施設が建
設中のフィンランド、原子力大国フランスの処分計画地ビュール、さらには新しいエネルギーや生き方が
織り込まれています。私たち一人一人が未来をどう紡いでいくのか…。どの世代の方にも観ていただきた
いと思います。/私たちは自分たちの手で新しい未来を紡ぐことができます。すでにその道を歩き始めて
いる人たちが大勢います。この映画があなたの生き方を紡ぐチャルカとなりますように。」
・15日(火)は農伝の説教演習を休講にしてもらい、午後1時から紅葉坂教会の三ツ沢墓所にて、過日
召されて、今紅葉坂教会は無牧ですので私が頼まれて葬儀式の司式をしましたTさんの納骨式を行いまし
た。この紅葉坂教会の墓所には、Tさんの高校生の時に亡くなった一人息子とお連れ合いが埋葬されてい
ます。その一人息子もお連れ合いも私はよく知っていますので、Tさんの姪御さんから納骨式もお願いされ
たのだと思います。Tさんは、この三ツ沢市営墓地の中にあります紅葉坂教会墓所から歩いて数分の神大寺
に家があって、毎年イースターと秋の収穫感謝日前後の日曜日の午後に行われていました紅葉坂教会の墓
前礼拝の時には、必ずだれよりも早く墓所に来てくださって、墓前礼拝の準備をしてくださっていました。
紅葉坂教会墓所は、地下室になっていて、以前はその3面の壁に棚があって、そこに骨壺を並べて置いてい
ました。しかし、私が牧師の時代に、その棚がいっぱいになってしまいましたので、地下室の地下に大き
な穴を掘って、その上はステンレスでふたをして、その一部にお骨を入れる長方形の箱のようなものを作
り、そこから骨壺からお骨を出して入れるようにしました。合葬です。Tさんの家族は3人でしたので、こ
の紅葉坂教会墓所に3人が埋葬されたことになります。もし死者が天上にあって再開することができるとす
るならば、このご家族の上に主の平安を祈りたいと思います。
・15日(火)夜には私の支援会の世話人・事務局会が紅葉坂教会でありました。10月末に開催された教
団総会では、私の戒規免職撤回と聖餐論議の場の設定を求める神奈川教区総会と大阪教区総会提案議案が、
議事日程承認の段階で葬られてしまいました。そのことと教団総会会期中の支援会の全国交流集会を踏ま
えて、これからどうしていくかについて話し合いました。教団総会は2年後になりますので、その間どの
ように運動を展開していくかが課題です。当面通信第18号の編集と来年3月開催の支援会総会に向けて、
その準備をしていくことになりました。裁判記録『合同教会の「法」を問う』は、支援者へほぼ800冊の
配布を終えました。手元に残っているのは約20冊になります。
・18日(金)18:30より寿地区センターで寿地区活動委員会がありました。今年も後40日を残すのみに
なりました。寿では12月28日~1月4日まで越冬活動が今年も行われることになりました。今年の越冬にも
何日か参加したいと思っています。この委員会の中で、委員の一人から「福島」について国会ではほとん
どどこからも語られなくされていて、文字通り政治による棄民政策が進行していので、いろいろな機会に
「福島」のことをお取り上げて行かなければという発言がありました。それに関連して、来年の教区の平
和フェスタは「福島と沖縄」をテーマにして、リレートークにしたらどうかという意見が出ました。寿地
区活動委員会として平和フェスタの実行委員会に提案することにしました。忘れてはならないことを消去
しようとする政治の力にどう抗うかが私たちの課題でもあります。