なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(292)

      船越通信癸横坑押 。横娃隠暁12月11日    北 村 慈 郎

・4日の日曜日は私の誕生日でした。満75歳になりました。礼拝後のいつもの懇談の時に、いささか押

しつけの感がありましたが、みなさんに祝ってもらいました。お蔭様で今の所は血圧と前立腺の薬は毎

日服用していますが、体調はそれほど悪くはありません。むしろ年齢の割には元気に毎日忙しく過ごさ

せてもらっています。この日は懇談会後12月の役員会がありました。11月13日の船越通信288号に掲載し

ました、私が船越教会の牧師であるという船越教会教会員一同の「日本キリスト教団船越教会宣言」

(案)は、一人の方から「言葉が難しいので、もっとやさしくできないか」という意見が私に寄せられ

ていますが、その他は誰からも修正意見はありません。そこで役員会としては、北村がもう一度文章を

見直して、可能な限り上記の意見に応えられるように整えてから、それをもう一度皆さんに見てもらっ

た上で公表するようにすることにしました。私としては18日までにその作業をして、今年中に完成させ

たいと思っています。

・6日(火)は午後6時から蒔田教会教育会館で教区の常置委員会がありましたので、鶴巻を午後4時過

ぎに出て常置委員会に出席しました。この日は私の東神大時代の同級生であるC教会牧師のS君も、C教会

が隣接地を寄付によって取得して、その手続きの議案が今回の常置委員会に出ていたこともあって、陪席

で出席していました。今回の常置委員会では、来年2月開催の総会に出す2017年度神奈川教区活動基本方

策および活動計画案と予算案の審議がありました。神奈川教区は11月の初めに宣教方策会議を行って、そ

こで各部各委員会の次年度の活動計画案と予算案を持ち寄って協議をします。その結果を踏まえて、宣教

部が次年度活動基本方策および活動計画案を、財務委員会が予算案を12月の常置委員会に出し、常置委員

会で協議し決めることにしています。今回もそのようにしました。また、2名の按手礼志願者の面接が行

われました。按手礼は教区総会の承認事項で、常置員会は面接して教区総会に推薦するだけです。この面

接において、今回議長が、教師検定試験を受け、合格して教区の常置委員会に按手礼志願を出した二人

方に対して、10月の教団総会にも議案となっていた二重教職制の問題も覚えて欲しいという主旨のことを

言いました。二重教職制と共に教師検定試験に問題を感じて試験を受けない人もいるということも、按手

礼志願者は覚えてもらいたいと思います。つまり補教師になるにしても、正教師になるにしても、日本基

督教団において教師になるということはどういうことなのかという問題を抱えながら、教師になる人は教

師になってもらいたいということです。そのほかにも議案は沢山あり、しかもすぐに賛否を問えない継続

議案が多くあり、常置委員会はどうしても長時間になります。私は陪席ですが、三役および常置委員の方

々ご苦労様です。

・9日(金)は、朝秦野日赤泌尿器科に受診し、前立腺の薬3か月分の処方をもらい、薬局でその薬を受け

取って、一度鶴巻に帰り、11日(日)午後に納骨式を予定していますのでそのための喪服などを持って、船

越に向かいました。船越に着いたのは12時過ぎでした。この日は昇降機の設置の日でしたので、業者の方

が外階段で仕事をしていました。教会にはH・SさんとH・Tさんがいらっしゃいましたが、私が着いたので、

お二人は帰りました。夕方またH・Sさんが来て、私と二人で昇降機の設置完了の確認をしました。この日

は夜聖書研究でしたが、風邪でTさんから欠席の連絡がありましたので、昇降機の設置でH・Sさんも時間

を使ってくださいましたので、H・SさんにはH・Tさんに連絡してもらい、夜の聖書研究を休会にすること

にしました。昇降機の設置が完成し、業者の指導のもと私も実際に昇降機に乗ってみました。なんとなく

ロープウエイに乗っている感じでした。確かに「楽ちん号」で、階段を苦にしている人にとっては、何よ

りも素晴らしい贈り物です。寄付して下さったH・Sさん、どうもありがとうございました。

・「沖縄から米軍基地撤去を求め、教団『合同のとらえなおし』をすすめる連絡会」(略称「もとすす」)

という教団有志の会があります。私はその創立(2004年の教団総会会期中)から関わっていますが、世話

人代表の岩井健作さんが群馬のホームに入所してから、世話人共同代表を引き受けています。11月末から

12月初めにかけて、そのもとすすで通信22号発行と2017年3月開催の全国総会の案内を準備し、関西の事

務局で印刷発送してくださり、私の所にも届きましたので、今週会員のみなさんの手元に届いていると思

います。私は通信の巻頭言と総会案内の呼びかけ文を担当しました。その一部を転載させてもらいます。

巻頭言の最後の所は以下のように書きました。<本年2月末に沖縄で開催した当連絡会の全国集会でのT

さんの発言に、ヤマトの人間は耳を傾けなければならないと思う。「辺野古に他県からも多くの人が集

まって来る。これは大きな力でとてもありがたい。しかし、辺野古の状況を起こさない為に手を打つ必

要がある。日米安保条約を破棄するという運動を起こして欲しい。これがある限り、沖縄の辺野古は消

えない。一つの噴火口に集まっても駄目で、根を断たないといけない。それこそが大きな助けになる」。

私たちは辺野古・高江の運動を支えると共に、この抜本的な課題にも取り組んでいかなければならない

と思う。平和をつくり出す者として>。また全国総会の呼びかけ文は以下の通りです。<「沖縄から米

軍撤去を求め…」、これが私たち求め、すすめる連絡会の一つ願いであり、私たちの運動の目標でもあ

る。もう一つの願いであり目標である「教団『合同のとらえなおし』をすすめる」課題が現教団におい

ては、むしろ遠のいている現実があるように、「沖縄から米軍基地撤去を求め…」も、私たちの願いに

反して、沖縄の米軍基地強化が高江ではその反対運動を力で抑えつけて日本政府によって強行されてい

るし、伊江島では米軍基地内での米軍による基地強化が進行している。そのような状況にあるからこそ、

私たちは求め、すすめる連絡会の全国総会に結集したいと思う。少なくともこの課題に、背を向けずに

真正面から向き合っていくことを確認しつつ、本年2月に沖縄で開催された求め、すすめる連絡会全国

集会の総括を共有すると共に、今私たちがなすべきことは何かを真剣に議論したいと思う。せひ多くの

方の主体的参加を希望する>。