なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(515)

船越通信、№515 2022年5月15日(日)北村慈郎

 

  • 本日は沖縄の日本復帰の日で、ちょうど50年になります。
  • 8日(日)は礼拝後、何もありませんでしたが、大分ゆっくりと対面で話す人もあり、皆さんが帰ったのは、12時40分を過ぎていました。その後牧師館で後片付けをして、私も13時8分の追浜行きのバスにバス停の梅田から乗って鶴巻に帰りました。このところ日曜日は、鶴巻に帰ると、ボーとして食卓の椅子に座り、テレビを観る習慣がついてしまいました。土曜日夜はどうしてもいつもの日より睡眠時間が少ないので、日曜日は鶴巻に帰るとどっと疲れが出てしまうのです。そのためか、このところ日曜日の夕飯は、早めに娘が作ってくれて、早夕食を二人で済ませた後、娘は月曜日からの仕事のために横浜に帰っていくようになっています。その後鶴巻では、金曜日の夜か土曜日に一週の仕事を終えた娘が鶴巻に来てくれるまで、私独りの生活が続きます。連れ合いが2年前の3が3日に帰天しましたが、今年も3月から4月にかけて、新型コロナウイルス感染第6波の最後のころだったということもありましたが、何となく重い気分の日が続きました。4月後半から5月に入ると、少し元気が出て来たようで、連れ合いの遺志を継いで、毎週木曜日には国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに出かけるようになっています。
  • 10日(火)午後6時から蒔田教会礼拝堂にて、対面による常置委員会がありました。私も要請陪席者の一人として出席しました。今回は4名の准允・按手志願者の面接(その内1名はリモートで)と、前回欠席した新任教師1人の面接がありました。今回面接した方は、違いを認め合い、他を切り捨てないで一つをめざして共に歩むという神奈川教区形成基本方針についての感想は、形式的なもので、多様性を内に抱えた合同教会としての教団の教師になるという自覚が総じて薄いように思われました。中には新任教師の人でしたが、新しく遣わされた教会で、教会員同士の分裂を起こさないために主イエスのことだけを語るという主旨のことをおっしゃっていました。主イエスの福音をそのようにとらえていることに、私自身はびっくりしてしまいましたが、まじめにそのような発言をする牧師がいるというのも教団の現実なのかもしれません。今回の常置委員会では、他に二つの特記すべきことがありました。一つは、今度の6月教区総会に常置委員会提案で、教団常議員選挙を、ここ12年ほど教団総会では全数連記で行われ、その結果一部の立場の人しか常議員に選ばれなかったのを是正して、多様な立場の人が常議員に選ばれる少数連記にするという教団総会議案を出すということが諮られ、常置委員11名の賛成で可決しました。この議案は他教区からも秋の教団総会議案として出てくると思われます。以前常置委員会で教団の機構改定の話し合いが行われたときに、機構改定の前に、教団は常議員の全数連記の是正と私の免職撤回をすべきであるという意見を、多くの人が発言していました。私はその二つに、沖縄(教区)の切り捨てを教団は反省し、沖縄(教区)の問いかけを受け止めて、共に歩むようにならなければならないと思っています。そういう違った考えや立場の者を切り捨てないで、違いを認め合いながら一つをめざす教団であってはじめて機構改定が問題になるのではないかと思うからです。もう一つは、社会委員会が作った「ウクライナへのロシアによる軍事侵攻」につての声明を、常置委員会提案として6月教区総会に出すということが話し合われました。私はその社会委員会作成の声明原案を読み、またその審議の中で、声明原案にあった「抗議」という言葉を削除するという意見もあり、この声明を誰に向かって教区という主体が出すのか、曖昧に感じられたこと。また、この声明に感じられる、戦争をしかけているロシアも防衛のための戦争をしているウクライナも両成敗のような立ち位置が、果たして適切なのか、声明をさっと読んで感じたので、発言を求め、次回常置委員会までに声明の文案を、文案を作った社会委員会と教区四役で整えてもらって、6月常置委員会に再提出するようにという意見を言いました。すると横須賀の某教会牧師のTさんが発言して、北村さんとはいつもは意見を異にしているが、この件では北村さんの意見に賛成すると発言し、常置委員会はこの声明は6月常置委員会に再提出するということになりました。
  • 11(水)には関西の事務局の方が、一人で編集、印刷の手配、会員への発送作業を担ってくださり、「沖縄から米軍撤去を求め、教団『合同のとらえなおし』をすすめる連絡会」(”もとすす”)の通信第27号が送られてきました。この通信の巻頭言は世話人代表の私が書いています。以前船越通信にその内容を要約して書いておきました。また、この日4月2日に紅葉坂教会で開催した私の支援会第9回総会での関田先生から送られてきた書き換え原稿をワープロに打ち、印刷したものを、関田先生に必要な所に手を入れていただくために、返信用の封筒と共に、6月5日の船越教会礼拝説教の予告をしるすハガキも入れて郵送しました。
  • 12(木)は午後1時から4時まで、小雨がぱらつくこともありましたが、国会参議院会館前での辺野古新基地建設反対座り込みに、私も参加しました。私は何枚かの「NO 辺野古基地」と書いたプラカードを参議院会館前の道路の石壁に透明梱包用テープで貼り付けました。何時も座り込みに来ている3人の方は石壁にある窪みを利用して横断幕やプラカードの端をその窪みに適当な大きさの発泡スチロールを射し込んで止めるようにしているのです。参議院会館のガードマンが私の所に来てプラカードを石壁に貼ってはいけないと注意しに来ました。そのガードマンと少しやり取りをしましたが、プラカードを張ったテープをはがし、プラカードは石壁を背に並べて地面に置きました。次回からは3人の座り込みの先輩のやり方に倣うことにしようと思っています。この日は午後4時に座り込みを終えて、地下鉄で代々木上原に出て、小田急で鶴巻に午後5時半過ぎに帰ってきました。
  • この日の夜午後7時半から支援会の世話人・事務局会がZoomでありました。秋の教団総会に向けての支援会の取り組みを話し合いました。4月2日の支援会総会報告を中心とした通信第28号の発行(6月10日前後の発送予定)、キリスト新聞意見広告(7月末ごろ)、7月9日(土)のZoom懇談会開催などを、話し合って決めました。