なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(140)

         船越通信癸隠苅亜 。横娃隠廓12月29日               
・22日のクリスマス礼拝には、はじめての方が3名いらっしゃいました。その一人は、紅葉坂

会時代にご両親の葬儀を私が司式した娘の方でした。前日にその方の連れ合いから電話をいただ

き、紅葉坂教会に問い合わせて、私が船越教会にいることを知って、船越教会の場所の確認をして

きたのです。クリスマス、一年一回だけだけれども、礼拝に伺いたいということでした。京急田浦

からの道順を説明しましたら、電話の向こうで地図を見ていたのでしょう。船越教会が記されてい

たので、分かったということでした。市販の地図には確かに船越教会が表示されているのです。日

曜日の礼拝後、娘さんは迷わずに来れたとおっしゃっていました。みなさんの近況を伺いして、お

別れしました。また、来年のクリスマスにいらしてくださると思います。別のお二人は夫婦で、ま

だ数カ月の赤ちゃんと一緒に船越教会の礼拝にはじめて出席されました。その夫とは私は面識があ

り、最近その方のお母さんを病院に見舞った時にお会いしております。その時、彼は横須賀に住ん

でいるので、日曜日も仕事ですが、休みの時に一度船越教会に行かせもらうかもしれないと言って

いました。さっそく来て下さり、うれしく思いました。その外にも久しぶりの出席者があり、21名

でクリスマス礼拝を捧げることが出来ました。

・礼拝後は、予定していなかった昼食会を行うことができました。Wさんがおいしいパンを沢山買

ってきて下さり、Nさん夫妻はじめ差し入れもいろいろとあり、豊かな食卓を一緒に囲むことがで

きました。この日はちょうど横須賀平和センター宣言も教会の外壁に新しく掲げられて、食事後に

はみんなでその前で写真を撮りました。へブル語で平和はシャロームです。教会はこの地にシャロ

ームを実現するコイノーニア(交わり=共同体)でありディアコニア(奉仕=仕える共同体)で

す。この平和宣言にふさわしい教会づくりを、船越教会を起点にして、これからも求め続けていき

たいと願っています。

・22日の日曜日は昼食会が終ってから、私たちは鶴巻に帰りました。そして24日(火)昼ごろに私

がキャンドル・サーヴィスの後の祝会のための荷物を持って、先に船越に向かいました。午後3時

少し前に教会に着きました。午後4時前には祝会の準備のために教会に来た方があり、続いて、そ

れぞれ家で作って来た惣菜やデザートを持ち寄って来る方が加わりました。キャンドル・サーヴィ

スは午後7時開始でしたが、それまでに祝会の準備をし、礼拝が終った後、すぐに会場作りをして

祝会が出来るように手配を整えました。船越教会のキャンドル・サーヴィスは、紅葉坂教会のよう

聖歌隊がありませんので、礼拝の中で歌う讃美歌はすべて会衆が歌います。全部で6曲歌います

が、そのすべてがクリスマスの讃美歌です。今年は、招詞の後の最初の讃美歌「いさ歌え、いざ祝

え」(260番)と最後の「もろびとこぞりて」(261番)だけ起立し、灯のついたローソクを手に持

って歌いますので、後の4つの讃美歌は座ったままで歌うことにしました。説教は何時もより出来

るだけ短めにし、賛美礼拝を心がけました。今年もいろいろな方がキャンドル・サーヴィスに来て

くれました。会友の方、教会員の友人の方、家族・親族の方、私の関係者、地域の方。一番遠くの

方は、名古屋から来て下さいました。Nさん夫妻の友人で、その夜は船越教会の和室に泊って、翌

日25日に名古屋に帰って行かれました。久しぶりにMさんもいらっしゃいました。35名でキャンド

ル・サーヴィスを守り、その後数名は礼拝だけで帰られましたが、皆で食卓を囲み、クリスマスを

共に祝いました。

・船越教会の祝会は、毎年食べきれないほどの大変な御馳走がでます。今年も四つのテーブルに

は、置ききれないほどの多彩な料理が並びました。野菜の煮しめ、鮭のテリーヌ、キッシュ、骨付

き肉の酢醤油煮、自家製チャーシューにブロッコリー、キュウリ・大根・玉ねぎ・ミニトマトのピ

クルス、大根、白菜の漬物、ターメリックご飯、コーンスープ他。それにデザートも、チーズケー

キ、ショートケーキ、フルーツポンチ、白玉お汁粉。先ずワインとジュースで乾杯して、それぞれ

のテーブルで懇談をしながら、皆お腹一杯いただきました。途中ビールを買い出しに行く人もあ

り、お酒をたしなむ人も楽しく飲んでいました。午後9時半を過ぎて、残った料理は分けてそれぞ

れ持ち帰り、10時には皆帰宅していきました。その後教会に泊った名古屋の方と私と連れ合いの3

人で話をし、11時半ごろに私たちは2階の牧師館に移動し、休みました。

・25日(水)は朝8時過ぎにSさんが教会に迎えに来てくれて、Tさんのお連れ合いの運転する自

動車で路上生活者のパトロール(シャワーの会)に出かけました。横須賀ICガード下1人、久里浜

公園(プールの有る公園)1人、海釣り公園1人、うみかぜ公園1人、三笠商店街3人、市役所公

園2人、合計9人の方にお会いできました。パトロールの時には、体調をお聞きしたり、困っている

ことはないかを尋ねたりしますが、今回は何時も羽賀早智子さんが朝作って下さるおにぎりに、昨

夜の料理の残りで日持ちするものを少し添えて、それに冬の寒い時期でしたのでホッカイロも、必

要な方には配りました。中には、パトロールにお礼はおっしゃいますが、こちらが持って行くおに

ぎりや物は決して受け取らない方もいます。今回は年の瀬ということもあったのでしょうか、お会

いした方が何時もより3,4名多かったように思います。12時半頃には船越教会の近くで自動車を降

りで、二人と別れ、私は教会の後片付をしてから、教会を後にして鶴巻に帰りました。

・この週は24日、25日と教会にいましたので、26日の木曜日は鶴巻で過ごし、27日の金曜日に、12

時半から紅葉坂教会でありましたYさんの葬儀式に出席してから、船越教会に来ました。船越教会

に着いて、ラジオをつけましたら、ちょうど辺野古埋め立て申請を承認した後の仲井眞沖縄県知事

の記者会見の様子が流れてきました。質問をする記舎に対して、「自分は論争はしない。質問の趣

旨は何か」と、居丈高にやりかえす知事の姿勢に、この人の政治的判断は沖縄の民衆にではなく、

権力者側に寄り添ったものではないかという印象を受けました。28日の土曜日には、何年かぶりに

演奏会で第九を聴くことができました。感謝。