なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(547)

船越通信、№547 2023年1月1日(日)北村慈郎

 

  • あけましておめでとうございます。新しい年の皆様の健康と歩みの上に主の支えを祈り申し上げます。
  • 24日(土)は、鶴巻を10時半ごろ出て、船越教会には12時半過ぎに着きました。この日は18:00から燭火礼拝がありますので、関田先生の葬儀があったために準備が間に合わなかった燭火礼拝のプログラムの冊子を作るためです。燭火礼拝のプログラム冊子は、朗読する聖書箇所も讃美歌もすべて入れてありますので、その冊子さえあれば、聖書も讃美歌もなしで、礼拝をすることが出来るようにしてあります。その準備が終わって、ふと、そう言えば燭火礼拝で会衆が手にもつローソクの準備が間に合っているのだろうかと思い、調べたところ新しいのが7本しかないことに気づきました。役員会ではこの事の確認はしなかったように思い、役員書記のNさんに電話して確認したところ、Nさんも役員会では確認がなかったとおっしゃって、この日教会に来る前にローソクを仏具屋さんに寄って購入してきてくれました。何とか間に合って燭火礼拝を行うことができました。燭火礼拝には17名が参加しました。私が船越教会の牧師になってから、ほとんど欠かさずに毎年燭火礼拝に出席している親子4人の家族がいますが、最初は小学校低学年と幼稚園児だった男の子と女の子は、今は高校卒業し、高1とのことで、その成長に感動させられました。燭火礼拝後は、コロナウイルス感染が問題になってからは祝会の食事は中止していますので、今年もお弁当にして出席者には持ち帰っていただきました。午後8時前には皆さんが帰りましたので、私はそのまま船越教会に泊まり、夜は翌日25日(日)のクリスマス礼拝の準備をしました。
  • 25日(日)のクリスマス礼拝には18名の出席者がありました。この日も会食はできませんでしたが、みなさんにケーキを持ち帰ってもらいました。すぐ帰った方としばらく残ってお茶を飲んで話していかれた方に分かれましたが、燭火礼拝とクリスマス礼拝が土日と続いたこの年のクリスマスも、恵みの内に守ることが出来たのは感謝です。クリスマスだからと、燭火礼拝のお弁当とケーキを準備してくださった方々には心からお礼申し上げます。皆さんが帰った後、後片付けをしてから、私もこの日は早めに船越教会を出て、鶴巻に帰りました。帰りの途中にヨコスカ平和船団のIさんから電話があり、今教会に来ているがということでした。29日(木)14:30-16:30に船越教会を、平和船団で横須賀のフィールドワークした後のZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の交流会の会場にと、Iさんから頼まれていて、12月の役員会でも承認されているのですが、Iさんはわざわざその確認の為に教会に来られたのでした。電話で会場使用は役員会で承認済みであることを、Iさんに伝えました。
  • 25日(日)のクリスマス礼拝が終わって、今年は特にホットして肩の力を緩めることが出来ました。14日の関田先生の帰天からクリスマス礼拝までは、例年にない緊張感をもって一日一日を過ごしてきました。風邪も引かずに何とかやり切ることが出来たことを、先ずは神さまに感謝したいと思います。例年クリスマスが終わりますと、年末に風邪をひくのですが、今年はそれもなく健康で過ごすことが出来ています。
  • 26日(月)には、教団と青山学院関係者にご家族から頼まれていました関田先生の逝去報告を手紙に書いて、それぞれ投函しました。また、関田先生の病院での最後の時から葬儀の時まで、いろいろとお世話になりました単立東金イエス・キリストの教会のK先生には、お礼の手紙を書いて出しました。
  • 関田先生をはじめ、他に二人の私にとっても大切な人が、今年のクリスマスの時期に帰天しました。こんなことは今までにはないことでした。そのことと直接関係はありませんが、同じ時期に、船越の印刷機と鶴巻の洗濯機が故障して使えなくなってしまいました。洗濯機は大晦日に、印刷機は1月6日に、それぞれ修理に来てくれることになっています。
  • 29日(木)は、午前10時半ごろ鶴巻を出て、途中横浜キリスト教書店に寄って、今年度の清算を済ませ、2,3買いたい本を購入してから、船越教会に行きました。午後2時半からの平和船団関係の集会会場に備えるためです。パワーポントを使うということでしたので、礼拝堂の講壇をどかして、DVD鑑賞会の時のように会場を整えておきました。ちょうど午後2時半ごろ、平和船団の船で米軍基地と海上自衛隊の基地を海から見学してきたグループの人たちが到着しました。教会にあるプロジェクターに持ってきたパソコンをつないで、パワーポイントの準備をしていましたが、どうしてもつながらず、パワーポイントはあきらめて、交流会が始まりました。私も和室のある集会室から参加させてもらいました。フィールドワークの感想を、一人一人が述べ、平和船団のIさんとSさんにいろいろと質問があり、お二人が答えていました。この横須賀フィールドワークを企画した主催者のZENKOという運動体については、この時私は初めて知りました。司会をされていた共同代表の方は、私から見れば比較的若い方でした。インターネットでZENKOを調べましたら、【「ZENKO」は50年前、職場の民主的変革を進める活動家集団「働く青年の全国交歓会」として産声を上げ、その後「平和と民主主義をめざす全国交歓会(ZENKO)」へ改称し、国内だけではなく海外の民主団体、労働組合市民運動、政党と連帯を強めグローバル資本の戦争と新自由主義路線と闘う市民運動団体へと成長してきました。…グローバル資本の戦争と新自由主義路線は、侵略戦争と占領によって命を暴力で奪い、私たちを「合法的」に搾取し、イデオロギー操作で支配しながら富の一極集中と貧困をもたらしています。グローバル資本は、国境を越えて私たちの生存を脅かしています。“全ての課題は根底でつながっている”との認識のもと、私たちは「国際連帯」と「地域の民主的変革」の闘いによって展望を拓き、グローバル資本と対決する運動を強化し発展させてきました。2019年からは、アメリカの「DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)」と相互交流を行い、DSAの徹底した全戸訪問活動に学び、粘り強く市民対話で地域全体に働きかけ変革する闘いを実践してきました。・・・】とありました。その運動の方向性には共感するものがあるように思います。午後4時半に交流会は終わり、私も後片付けして鶴巻に帰りました。