「然り、イエスは革命を起こした」「バルトの説教から(1)]
昨日は横浜地区の2・11集会に参加しました。弁護士の海渡雄一さんが特定秘密法の講演をするので、聞
きに行きました。ますます秘密保護法の恐ろしさが伝わってくる、期待通りの講演でした。しかし、その話
しぶりは明るく気さくな感じで、親しみを感じさせるもので、この人の平らな人権感覚が伝わってきました。
さて、今日は下記のバルトの説教の一節を紹介いたします。
「もしわれわれがいつもただ祈り、歌い、説教を聞き、美しい内面的生活を送って、この世を悪しきままに
しておこうとするなら、神の国はいったいどのように到来い得るのだろう。われわれは、キリスト教を、たん
に私生活の中ばかりでなく、公共の中で、全く別の仕方で妥当せしめるようにならなければならない」
(バルト説教集機59頁)
「然り、イエスは革命を引き起こした。人類における神的なものは、つねに人間的秩序に対する革命の中に
ある。われわれがこの闘いに引き入れられるならば、みなさん、その闘いは、それが大きいか小さいかにかか
わりなく、闘わなければならない。そしてわれわれはどこででもその戦士でなければならない。おお、われわ
れは覚醒し、戦士となることを欲すればよいのだが!」(同上、61頁)。