先週土曜日に「福島の現実を聞かせて」という教区の核問題小委員会主催の集まりで、お話をしてくれた、
福島の二本松で活動されている関ジョニーさんという方が作った詩をいただきました。その集会に来られた
方は少数でしたので、一人でも多くの方にお伝えした方がいいのではないかと思い、この私のブログで紹介
させていただきます。
以下の詩は、関さんが、自宅の土を持って東京まで行進し、2012年7月16日の17万人集会に出て、
東京電力と経産省へ申し入れをしたときに作った詩だそうです。この詩から私もいろいろ考えさせられまし
た。
「アオキさん」 2012年7月18日
申し入れ書を 読み上げた
わたしと わたしの家族が どんな想いで暮らしたのか
なんで 離れて暮らすのか
辛い 悲しい日々なのに なんで原発 動き出す
そんな この国のありようを
わたしは 歩いて訴えた
原発いらない こどもを逃がせ
ふと 目をあげると
アオキ部長が 緊張した顔で
みじろぎせず わたしを見ていた
この人にも家族がいて 家ではきっと いいお父さん
家族を守るために 一生けんめい 働いていたのだろう
アオキさんに わたしの思いは届くかな
アオキさんは わたしの声を届けてくれるかな
申し入れ書を 卒業証書のように受け取る
アオキ部長の指が 震えていた
汚染土を 受け取ることは できませんが
お預かりいたします
あなたにも わたしにも
大切な 家族がいる
その大切な家族を守るために
でも してはならないことは
人の悲しみや痛みの上で
ご飯を食べること
気づいたら
こっちの道 歩きましょうよ
明るいビンボーも 悪くないですよ