この2週間ほど支援会関係の仕事が集中して、このブログに記事を掲載する気持ちの余裕がありませんで
した。やっと一段落しましたので、船越通信(279)を掲載します。
実は今日の日曜日は私にとっては夏期休暇中の日曜日でしたが、昨日から船越教会に行き、今日は船越
教会の礼拝に出ました。この日は私の夏期休暇のために関田寛雄先生に礼拝説教をお願いしていましたの
で、私も先生の説教をうかがうことができました。礼拝後関田先生は、船越教会が北村を実質的に牧師と
して迎えて宣教活動をしていることは、教団に対する問題提起でもあり、船越教会は本当に大切な役割を
担っていてくれていることに敬意を表するという趣旨の言葉をくださいました。そしてご自分がその船越
教会の代務者を務めていることは光栄であると。関田先生の支えなくしては、私の支援会の運動も船越教
会での私の働きも、現在のような形で続けられなかったのではないかと思います。そういう意味では、本
当に関田先生には感謝しています。
関田先生は満88歳ということです。関田先生がお帰りになった後船越教会の或るメンバーは、北村さん
も10年以上は船越教会の牧師を務められますよと、おっしゃっていました。私は今年12月が来ますと満
75歳です。関田先生よりも13年年下ですので、関田先生のお年のことを考えると、私も後10年は頑張れる
というのでしょう。果たしてそれが可能かどうかはわかりませんが、船越教会を自分の場にして、日常的
な宣教の働きを精一杯担うと共に、免職撤回とひらかれた合同教会の形成のために力と尽くしていきたい
と思っています。
船越通信癸横沓后 。横娃隠暁9月11日
・9月4日(日)の礼拝には新しい方が出席しました。礼拝中この新しい方の歌う讃美歌の歌声が、私の
後ろで響いていましたので、どこかの教会の礼拝で讃美歌を歌っているのだろうと思いました。礼拝後当
番の報告後に、私がその方に初めてですから自己紹介をどうぞと申し上げました。するとその方は立ち上
がって、実は私は牧師ですとおっしゃいました。日本キリスト改革派教会で名古屋の教会の牧師ですと。
お名前はSさんです。名古屋市の緑区に教会はあります。私は1995年3月まで18年間名古屋の昭和区にある
御器所教会の牧師をしていましたので、名古屋の地理につては多少知っていますが、緑区は名古屋の郊外
の区になります。名古屋は金の鯱で有名な名古屋城を中心に街が形成されたようですが、緑区は、名古屋
市では名東区、天白区に続く3番目に新しい区のようです。私が1977年4月から名古屋に行きましたが、
ちょうどその少し前に名東区と天白区ができて、その二つの区より10年くらい前に緑区が出来たようです。
私のいた頃の緑区は新興住宅地という印象でした。S牧師は、私が名古屋を去る1995年の2年前から開拓伝
道をして現在の教会の基礎を築かれたようです。最初は単立教会だったようですが、途中から日本キリス
ト改革派教会に属するようになって、現在に至っているようです。船越教会の礼拝にいらしたのは、牧師
の夏期休暇中でお母さんの住んでいる船越町に来たので、船越教会があることは知っていたので来た、と
おっしゃっていました
・日本キリスト改革派教会と言えば、この10月21日発売予定の支援会編による『合同教会の「法」を問う
~北村慈郎牧師の戒規免職無効確認等請求訴訟裁判記録~』の中に「参考資料―3」として「日本キリス
ト改革派教会 教会規定第2部 訓練規定」(抜粋)を掲載させてもらっています。これは、私を免職処
分にした日本基督教団のように、執行部側のきわめて恣意的な判断で一人の教師の免職を決定するなどと
いうことが到底できないような手続きが綿密に記されている規定です。教団側は戒規免職はディシプリン
(訓練規定)なのだから、私に対して非受洗者にも陪餐を許す聖餐式を止めて、悔い改めれば、教師に復
帰できるのだからと言うわけです。日本キリスト改革派教会の訓練規定のような、戒規免職に至る民主的
な手続きによる私の人権に対する配慮は、教団の場合一切ないのです。『裁判記録』が出版されましたら、
ぜひ日本キリスト改革派教会の訓練規定を読んでみて下さい。
・『裁判記録』を出版する新教出版社に宣伝のためのチラシを作ってもらいました。その中にこのように
記されています。<北村慈郎牧師は、洗礼を受けていない者への配餐を行ったゆえに、2010年、戒規に処
され、日本基督教団の牧師職を追われた。この不当な処分の無効を求めて2011年11月提訴された訴訟は、
2014年6月、最高裁によって、全国からの多くの支援者を集めて粘り強く闘われた。本書は、原告側の陳
述書・提出証拠を中心とした裁判記録であると同時に、参考資料と併せて、裁判で問われた本質的な問題
である「教会法」のあり方、「戒規」の運用について、より根源的な反省を迫る貴重な資料集となってい
る。合同教会としてn日本基督教団を法的側面から捉え直す上で必備の書である>。<目次より::巻頭
言(裁判記録発刊に向けて) 関田寛雄・第1章 北村慈郎牧師免職問題の経緯・第2章 地位保全仮
処分命令の申立て・第3章 東京地方裁判所民事部への提訴(第一審)・第4章 東京高等栽培所への
控訴・第5章 最高裁判所への上告・第6章 総括に代えて 渡辺英俊・〔参考資料―1〕【原告意見書】
浅野直人・〔参考資料―2〕【『教団新報』における聖餐論議】瀬戸英治・〔参考資料―3〕【日本キ
リスト改革派教会 教会規定第2部 訓練規定】(抜粋)・あとがき 小海基>。出版されましたら、
是非お読みになっていただければ幸いです。
・この週はこの『裁判記録』出版のための準備と支援会通信第17号の編集、印刷発送準備のために多くの
時間を使いました。通信第17号発送は9月12日、13日に行います。10月26日(水)の教団総会会期中に開
催の「全国交流集会」の案内と共に、支援者だけでなく、教団の全伝道所・教会宛に発送いたします。
・さて9月4日(日)の礼拝後には、S牧師も交えてお茶の会をもって懇談した後、9月の役員会を、この
日役員の青山博光さんが事情があって欠席されましたので、3人の役員と私とで行いました。10月2日
(日)礼拝後に予定していましたOさんをお迎えして行われる「障害者差別解消法の学びの会」は、Oさ
んのご都合が悪く、10月9日(日)礼拝後に変更しました。また、農村伝道神学校日の学生による船
越教会での礼拝説教の依頼があり、10月16日(日)の礼拝説教をお願いすることにしました。10月
は30日(日)には船越教会の修養会を予定していますし、25日(火)から27日(木)までは教団
総会もありますので、忙しい月になります。また、念願の船越教会「横須賀平和センター」パンフレッ
トが、Hさんの労苦によって完成しました。活用していただければ幸いです。
・6日(火)には教区の常置委員会があり、私も陪席として出席しました。少し議論になったのは、2017
年度の予算編成について、神奈川教区も段々と厳しくなっているので、各委員会の交付金もいずれまた
減額するようにしなければという、財務委員長の意見もあり、今後の教区財政についての意見交換があ
りました。長期的な見通しでは、教団財政も?年ごろには半減するのではという試算もしているという
ことで、財政に対する不安感が強いように思われました。常置委員会は午後8時半には終了し、その後
有志と会食をして、午後11時半ごろ鶴巻に帰ってきました。
・8日(木)には午後4時半から高座渋谷教会で基地・自衛隊問題小委員会があり、私の委員の一人とし
て出席しました。10月8日の講演会(講師:佐世保教会深澤奬牧師、「貴い犠牲を問う~反基地・原発・
ダムのたたかいを通して~」、)13:30開場紅葉坂教会)のことを中心に委員会を持ちました。
・9日(金)には船越教会の聖書研究会があり、今月から汽謄皀討鮗茲蠑紊欧襪海箸砲靴泙靴拭10
(土)は紅葉坂教会の教会員で8月1日に私が司式して葬儀を行った方の納骨式を頼まれて、東京の雑司
ヶ谷の墓地に行ってきました。