なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(403)

      船越通信、癸苅娃魁   。横娃隠糠3月10日   北村慈郎


・3日の日曜日には、先週折角船越教会に来てくださったのに、既に皆さんが帰った後でしたので、私も

帰りがけに梅田のバス停の近くでお会いして、引き返していかれた福岡在住のWさんが、また船越教会の

礼拝に来てくださいました。礼拝後Wさんを囲んで残れる人でお茶を飲みながら一時間ほど懇談しまし

た。その後3月の役員会を行いました。役員会では、3月末で2018年度が終わりますが、今年度の船越教

会の会計状況は少し余剰金が出るくらいで終わることができるのではないかと、会計担当役員のTさんか

ら報告がありました。ありがたいことです。その他、船越教会境内地売却に伴って教団の同意が必要です

ので、去る2月24日開催の臨時教会総会を受けて、その申請書類を整えました。また、2019年度の教会総

会(4月21日〔日〕・イースターに開催)の準備をしました。役員会が終わって、私は上記の教団への同

意申請書類を確認して、船越教会を出て、蒔田教会の敷地の中にあります教区事務所のポストにその書類

を入れてから、鶴巻に帰りました。教区の承認を経て教団の同意を求めることになっているからです。


・5日(火)の午後6時から蒔田教会の教育館で教区常置委員会がありました。私は鶴巻を少し早めに出

て、蒔田で長崎ちゃんぽんを食べてから常置委員会に出席しました。この日の常置委員会は、2月総会で

選ばれた三役・常置委員と、三役は再選ですが、常置委員の中には新しく選ばれた人もいますので、新旧

合同で行われました。ただ議事はそれほど時間がかかるものがなかったので、午後8時過ぎには終わりま

した。船越教会からの申請は、「宗教法人法第23条申請(境内地売却)に関する件」という議案で、常置

委員会で承認されました。この船越教会の申請は、たまたま教区主事代行をしてくださっています伊勢原

教会牧師のHさんが、教団の財務関係の仕事もしていますので、6日(水)に教団に行って教団の同意を

取ってくださり、7日(木)の夜8時過ぎに鶴巻温泉駅までその書類を持ってきてくださり、私がそれを

受け取りました。


・6日(水)は午後1時半から農村伝道神学校の卒業式がありました。私は講師をしていましたので、そ

の卒業式に出席しました。最初に礼拝があり、その中で今年は3人の卒業生がウイットマー校長から卒業

証書を手渡されました。3人の中の一人は、昨年卒業予定でしたが、卒論を残して1年遅れの卒業でし

た。彼が卒業生の中に入っていることを、私は前もって知りませんでしたので、卒業生は2人とばかり

思って卒業式に来ましたが、彼も卒業生の一人に入っていることを知って、うれしく思いました。彼の卒

論は、創世記のイサク奉献物語を扱ったもので、彼の卒論の指導教授のT・Tさんによれば、このアブラハ

ム物語をイサクの視点から見ていて、素晴らしいできであるとのことでした。礼拝と卒業式を終えてか

ら、礼拝堂の前の広場に出て、集合写真を撮りました。その後食堂兼研修棟に移動して懇親会がありまし

た。昨年3月末まで私が出た入学式や卒業式には教団から誰も来ませんでしたが、昨年4月からは、入学式

には当時の教団副議長と総務幹事が、70周年記念式には総務幹事と世界宣教部嘱託幹事が、そして今回の

卒業式には、教団議長と総務幹事が教団を代表して出席しました。懇親会では教団を代表して教団議長も

祝辞を述べていました。農伝は教団認可神学校の一つですので、入学式や卒業式には教団を代表して誰か

が来るのが慣例ではないかと思いますが、この一年はそのようになっています。懇親会の途中に私は失礼

して、鶴巻に戻りました。この日午後6時から、つくしを食べたことがないという寿の委員の一人が、も

う一人の委員の方と共に、連れ合いのつくし料理を食べに来ることになっていたからです。私の住んでい

る所は、近くに田畑が広がっている所があり、畑もあちこちにあり、つくしの出る場所は限られています

が、つくしをとることができます。昨年つくしをとった所には新しい家が建ち、今年はとれません。今年

は私の住む3階建てのマンションも属しています3階建ての建物が立ち並ぶひかりの街という住宅地と、隣

の畑とのある境界部分に生えている雑草の中につくしが沢山顔を出していて、そこからとってきました。

卵とじやわかめと酢味噌にしたりして、4、5種類のつくし料理をメインに、フキノトウやウドなどの春

野菜の天ぷらなどを並べて、二人をもてなしました。連れ合いはお酒は全く飲めませんが、二人は自分で

持ってきたビールを、私は焼酎のお湯割りを飲みながら、午後10時過ぎまで歓談の時を4人で楽しく過ご

しました。後で気が付きましたが、この日はレントの始まる灰の水曜日でした。


・7日(木)は連れ合いが病院に行く日で、午前9時過ぎに一緒に家を出て、病院に向かいました。この

日は比較的採血と尿検査が早めに終わり、診察の受付をすませて、10時半ごろには診察室の前に待機しま

した。診察の予約時間は11時半です。採血と尿検査の結果が出るまで時間がかかりますので、予約時間よ

り1時間前に検査を受けるようにしています。しかし、診察室の扉に連れ合いの受付番号が出て、診察室

に入れたのは12時半ごろでした。前回CT検査をしていましたので、その結果を医師から聞くことができ

ました。肺と肝臓の写真を前回のと比べながら見せてくれました。肺の方は、以前は黒い点のような患部

がいくつもありましたが、今回はほとんど見えませんでした。肝臓の方も確かに患部が大分小さくなって

います。抗がん剤投与は11回になります。先生は「いいですね。希望を持ちましょう」と言ってくれまし

た。この日は医師の診察後、化学療法室で12回目の抗がん剤投与を受けて、また24時間の抗がん剤のは

いったペットボトルのような容器を肩にかけて、午後3時過ぎにタクシーで家に帰ってきました。8日

(金)と9日(土)昼過ぎまで鶴巻にいて、連れ合いの抗がん剤の副作用の様子を見て、大丈夫そうなの

で、午後2時過ぎに船越に向かいました。