なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(505)

船越通信、№505 2022年2月27日(日)北村慈郎

・ 20日の日曜日は、説教原稿がなかなか完成せず、いつもは午前6時過ぎにメール配信しているのですが、この日は7時過ぎになってしまいました。ほとんど寝ていませんでしたので、この日は午後4時から教区の2021年度第2回オリエンテーション「万博と東神大問題」がありますので、お昼まで寝ることにしました。けれども11過ぎには目を覚ましましたので、朝食兼昼食をとり、いつもより遅くなりましたが、それから独りで自宅分散礼拝をし、オリエンテーションに備えました。この日のオリエンテーションは初めての完全リモート(Zoom)によるものでしたので、トラブルなく終えることができるのか、心配でした。Zoomの招待者は、オリエンテーション委員で湯河原教会のK牧師がして下さいました。参加者はオリエンテーション対象者と委員を含めて30名弱でした。K牧師が前々日と当日参加者に招待メールを出して下さり、オリエンテーション開始の30分前にはZoomに参加できるように準備してくれましたので、オリエンテーション開始の午後4時には全員Zoomに参加できました。ただ肝心の発題者の音声が聞こえるようになるまで少し時間がかかりましたが、何とか開催できました。

  • 私が委員長として最初に祈祷し、その後参加者には発題後に質問と一言ずつ感想を述べてもらうことを伝え、すぐに発題者に講演をしてもらいました。この日の発題者は鶴見教会信徒で委員の一人でもあるOさんでした。彼は「東神大問題」(この言い方は、発題後に参加者の一人から、現在の東神大出身者や関係者には違和感があって、オリエンテーションに参加しない原因になっているのではないかという趣旨の発言があしました)の当事者の一人でもありますので、前もって綿密なレジュメを作ってくれていて、そのレジュメは参加者に前もって印刷して配布してありましたので、レジュメを読んでもらえればいいのだが、と言いながらも、1時間40分話してくれました。発題後2,3質問があり、その後一人一人に短く感想を言ってもらいました。多くの方は発題に対する感謝を述べましたが、一人の方から「神奈川教区がこのようなオリエンテーションをする意図が解らない」という発言がありました。そこで私が、「神奈川教区は戦責告白、70年以後の万博・東神大、教師検定、合同のとらえなおし、聖餐等のいわゆる教団問題について、ある程度何が問題であるかを共有することによって、無理解によって話し合いができなかったり、議論が長時間かかることのないようにするためにオリエンテーション委員会を常置委員会が設置している」ことを説明しました。もう一人の方から「教授と学生、牧師と信徒」の関係性についての問いがありました。私は、「教える人と聞く人」、「導く人と導かれる人」という立場の固定化が問題で、両者には互換性があるのではないかということを、シュライエルマッファーが、教職と信徒について、立場の違いはあっても、信徒が真実を語るならば、信徒が教職で教職が信徒であると言っていることを紹介して応答しました。感想はオリエンテーション対象者の方で時間切れになり、委員の人まで回りませんでした。このオリエンテーションは通常年4回ありますが、新型コロナウイルス感染が起こってから、2020年度は一度も開催できず、2021年度も2回しかできませんでした。しかし、2021年度の2回のオリエンテーションは、参加人数も多く、教区が意図しているオリエンテーションの役割を今まで以上に果たせているのではないかと、私自身は思っています。
  • 21日(月)に帰天した千賀のお墓の場所の問い合わせの電話が2件ありました。3月3日が来ますと2年になります。お別れ会もできず、昨年末に納骨をした報告とお礼の手紙を千賀の関係者に出しましたので、千賀のことを覚えていてくれて、お墓に行ってくださるとのことです。感謝。
  • 24日(木)午後6時半から寿地区活動委員会がありました。この日の委員会はリモート併用になりましたので、対面の人数を少なくするために、私もリモートで参加しました。委員の中には、「コロナ自宅隔離の利用者さんの対応に追われております」と欠席される方もあり、寿でも新型コロナウイルスに感染した方も身近に出ており、感染への警戒が強まっているようです。委員会においても、3月のバザーは中止にしました。寿地区センターのバザーは、通常毎月の第一土曜日に開催していて、献金以外の唯一の収入源になっています。このバザーは、寿地区センターに寄せられる物品を寿の住民に安く売るのですが、働きは主事以外はずべてボランティアの協力に頼っています。物品は寿地区センターが借りている部屋に保管していますが、バザーを開催する度に、そこからバザーの開かれる寿公園まで運んで、売れ残った物品はまた寿地区センターまで戻さなければなりません。大変な作業で、ボランティアの高齢化もあり、いつまで続けられかわからないという中で、ボランティアの皆さんが頑張ってくださっています。私はバザーが土曜日でもあり、一度も参加したことは無いのですが、ボランティアと寿住民の豊かな交流の場にもなっているようです。しかし、現在の新型コロナウイルス感染の問題が起きてからは、バザー開催がボランティアの高齢化とは別に感染症の予防という問題があって、なかなか難しい状況になっています。今回の委員会でもそのことが話し合われました。
  • 25日(金)は朝6時に鶴巻を出て船越教会に行き、支援会の通信第27号が船越教会に届きますので、4月2日開催の第9回支援会総会案内チラシと共にヤマトのメール便で会員約900名に送る作業をしました。午後2時半ごろからは事務局長の久保博夫さんも来てくれて、2人で発送作業を一日で終えることができました。この日私は船越教会に泊まり、26日(土)午前10時から、清水ヶ丘教会で行われる、開会礼拝と按手礼式執行だけの教区総会に出席しました。清水ヶ丘教会の最寄り駅京急南太田駅で電車を降りると、改札の所で関田寛雄先生にお会いし、共に総会に出席しました。総会は1時間強で終わり、帰りも先生と横浜まで一緒しました。先生は船越教会が会堂での礼拝をするようになったら、船越教会の礼拝に出席したいと言われましたので、その時はどうぞよろしくお願いしますと申し上げました。早くその時が来るといいのですが。