なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(512)

船越通信、№512 2022年4月24日   北村慈郎

 

  • 17日の日曜日はイースター礼拝でした。新型コロナウイルスの感染状況は、まん延防止特別措置は解除されていますが、高止まりの状態です。今年はイースター礼拝への案内を出すか、出さないか迷っていましたが、ギリギリの11日(月)に例年のように出しました。そのためにイースターとクリスマスの特別な礼拝だけに出席される方が数名この日のイースター礼拝にも出席しました。それに福岡からWさんもこの日の礼拝に出席されました。総勢17名のイースター礼拝になりました。例年のように聖餐式も礼拝後の会食もありませんでしたが、礼拝後しばらくお互いに距離を取りながら、数名毎に分かれて懇談の時を持ちました。近況を報告し合いながら、久しぶりの対面での語らいに、皆昂揚しているように思われました。しかし、この日は2022年度の定期教会総会がありましたので、20分ほどで懇談の時を区切り、教会員以外の方には帰ってもらい、その後教会総会を、出席者私を含めて11名で行いました。船越教会は現住陪餐会員20名ですが、この4月からその内の8名は遠方の会員で、1名は病気を抱えた高齢の方で普段の礼拝出席は難しい状態です。ですから実質11名が出席可能な方で、今年は10名の出席で教会総会が行われました。船越教会の法人規則では現住陪餐会員の5分の1以上の出席があれば、総会は成立します。この日の総会も成立しました。
  • 総会は私が司会をし、組織会の後議事に入りました。(1)2021年度教会諸報告、(2)2022年度基本方針並びに事業計画、(3)2021年度決算および2022年度予算に関する件と、質問もなく、原案通り承認可決しました。そして(4)役員選挙の件を諮り、まず選挙管理委員2名を議長の私が推薦し、SさんとHさんにお願いし、議場の承認を得て、選挙に入りました。一回目の投票で、NさんとIさんが選出されました。3名が同数でしたので、2回目の選挙を行い、W・TさんとH・Sさんが選出されました。2022年度はこの4人の方で役員会を構成することになりました。本総会の記録承認は新しい役員会に一任して、黙祷を持って総会を終了しました。その後前週の日曜日に引き続き、N・Kさんがお昼の食事(稲荷ずし)を作って来てくださり、皆でいただき、その後散会しました。

・ 現在の船越教会の担い手である教会員の人数やそれぞれの状況からしますと、将来 の船越教会はどうなっていくのかという心配をする方もいますが、今はやれるところまでやりましょう、としか言いようがありません。前々から役員会では、船越教会の将来について話し合っていこうということになっていますが、その矢先に新型コロナウイルス感染の問題が起こり、対面による話し合いの時は出来る限り避けようということになって、この2年間は全く話し合いをしていません。現在も新型コロナウイルス感染者の高止まり状態が続いていますので、話し合いができるようになるまで、もう少し時間が必要ではないかと思われます。今は、船越教会の将来のことは神にゆだねて、一回一回の日曜日ごとの礼拝を大切にしていきたいと思います。

  • 21日(木)は午前11時過ぎに鶴巻から国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに出かけました。この国会前での座り込みは、2004年の辺野古の海に櫓が築かれた直後に、辺野古浜のテントで新基地建設反対運動をしていた方が、国会前での抗議行動をした時に、東京・神奈川・千葉在住のキリスト者がその抗議行動に参加し、その時に始まり、現在まで続いている座り込みです。生前病気になる前(2018年8月上旬)まで、連れ合いは、最初からずっと週1回(座り込みは週2回行っています)前半は横浜の紅葉坂教会から後半は鶴巻の今の自宅マンションから、この座り込みに参加し続けました。私も(本当に)時々参加していました。
  • この国会前の座り込みには、ある時期セクトのグループも参加したことがあり、またさまざまな方の個人参加もありましたし、今もあると思いますが、最初から現在まで休むことなく続けているのは数名の女性の日本基督教団の信徒です。連れ合いが参加していた最後の頃は、連れ合いを入れてそのような方が4~5名いましたが、連れ合いがいなくなり、もう一人辺野古新基地反対の座り込みと経産省前の原発反対テントの座り込みに毎日中央線の国分寺あたりから通い詰めていた現在93歳の女性の信徒の方が、今は介護を受けて来られなくなっているとのことでした。今回は私の他に、いつもアッピールの垂れ幕などを分担して持って来て下さる3名の女性の方が座り込みに参加しました。午後1時から午後4時まで、参議院会館前の道路で、道路の壁に垂れ幕などを貼って、その前に座り込んでいます。
  • 連れ合いが帰天した2020年春ごろから新型コロナウイルス感染が拡大し、この国会前の座り込みも、緊急事態宣言やまん延防止特別措置が出たときは休み、この2年間断続的に続けていたようです。私は連れ合いの遺志を引き継がなければと思いながら、なかなか体を国会前に運ぶことができませんでしたが、これからは連れ合いが参加していた木曜日午後の座り込みに、可能な限り参加したいと思っています。辺野古の海の埋め立て工事は、緊急事態宣言やまん延防止特別措置が出ようが、コロナ禍の中でも着々と進められています。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって、日本政府も抑止力としての軍事力の強化という方向に議論を進めようとしています。そうなると、ますます日米軍事同盟が強化され、沖縄本島や南西諸島の基地負担が今までよりもさらに重くなる可能性があります。何としても辺野古に新基地建設をさせてはなりませんし、今の政府は逆方向に舵を取ろうとしていますが、軍事力によらない、話し合いによる問題解決の道へと、憲法第9条を持つ日本が率先して進むようにしたいものです。
  • 23日(土)午前中に、鶴巻の私の住むマンションの理事会がありました。小さなマンションなので、理事会と言っても、理事長の私と副理事長の方と管理会社の方の3人でした。実は、昨年5月から私はマンションの理事長の役を、持ち回りということで引き受けていましたが、5月の総会で私は理事長もお役御免になります。