なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(353)

    船越通信、癸械毅魁   。横娃隠固3月4日   北村慈郎


・2月25日(日)は礼拝後、いつものようにお茶をのみながら、しばらく懇談の時を持ちました。その

時私は3月2日(金)船越教会で行う「世界祈祷日集会」で私が担当する役割の打ち合わせをさせてもら

いました。皆が散会後TさんとHさんが世界祈祷日の打ち合わせをしていましたが、私はその日午後2時半

からなか伝道所で行われるWさんのお連れ合いを偲ぶ会に出席するため、お二人より先に船越教会

を出ました。午後1時過ぎでしたが、なか伝道所に着いたのは、偲ぶ会が開かれる午後2時半少し前でし

た。前半に式があり、後半はお茶をいただきながら、Wさんとお連れ合いに関係のある方々の思い

出のお話がありました。Wさんが関わりのあるカラバオの会や移住労働者と連携する全国ネットワークの

方や、お二人が関係した教会、岩見沢教会、磯子教会、中村橋(=なか)伝道所関係の人がそれぞれの思

い出を話されました。私はWさんのお連れ合いについては、なか伝道所で2回ほど説教をした時にお目にか

かっているくらいの関係ですが、Wさんとの関係でこの偲ぶ会に参加しました。教区の牧師で出席したの

は、磯子教会牧師のNさんは別として、私と六ッ川教会牧師のIさんくらいでした。午後4時過ぎに会は終

わり、私はWさんに挨拶をして失礼しました。それからJR石川町横浜に出て、相鉄、小田急と乗り換え

て、鶴巻に帰りました。


・26日の月曜日は、午後2時少し前に連れ合いが3泊4日の予定で、一人で鶴巻から沖縄に出かけて行き

ました。この沖縄行のメインの目的は、27日(火)、28日(水)と、辺野古キャンプ・シュワブ

ゲート前の座り込みに参加するためです。27日(夜)宿泊した名護のホテルからあった彼女からの電話

では、この日はキャンプ・シュワブ・ゲート前の座り込みは、H・Eさんと一緒にごぼう抜きをされない場

所にいて、その後辺野古のテントに行ったら、ちょうど沖縄佐敷教会のK牧師が運転する船で工事が進行

している辺野古の海に連れていってもらえるということで、その船に乗って工事の現場とカヌー隊の抗議

行動を見て来たということでした。28日は、シュワブゲート前では、オール沖縄でその日の担当だった

T・Sさんのアッピールが終わると、T・Sさんが無抵抗のまま排除する警官に連れて行かれたそうです。そ

の後座り込みをしてる彼女の前の人たちが、排除に抵抗して、警官に引き抜かれないように後ろに力を入

れた時、前の人たちが座っていた板が彼女の右足踝の上に、人と共に落ちて来て挟まれてしまったようで

す。彼女は、「痛いー!」と大声で叫んで、板をどけてもらい、救護班に行って応急手当をしてもらった

ようです。最近シュワブ・ゲート前の座り込みで排除された人は、一時金網で囲まれた檻のようなところ

に入れられるようです。中にはそこからうまく逃げ出して、また座り込みをする人もいるそうですが。そ

れほどまでしてこの辺野古新基地建設を進める政府は、どこに顔を向けているのでしょうか。本来なら

ば、これほど長年にわたって抗議行動が続いている辺野古の場所には新基地はつくれないというのが、ま

ともな判断だと思うのです。けれども政府は抗議行動をする人を、警察権力を使って排除しながら強引に

工事を進めています。アメリカに顔を向けているのでしょうか。それとも何れ米軍が日本から撤退した

ら、自衛隊国防軍にして日本の軍隊の基地にでもしようと考えているのでしょうか。何れにしても日本

政府はアメリカ同様沖縄を植民地化しているのです。何としても日本政府に辺野古新基地建設を断念させ

なければなりません。


・1日(木)は沖縄に行っている連れ合いに代わって、私が国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに

行きました。その日の午後3時半ごろ羽田着の飛行機で足に怪我をした連れ合いが沖縄から帰って来まし

たので、少し早目に座り込みを引き上げさせてもらい、羽田から本厚木行きのバスで来た連れ合いと、本

厚木のホームで落ち合い、重い荷物は私が持って、一緒に鶴巻のマンションに帰って来ました。連れ合い

は、少しゆっくりですが歩けましたので、安心しました。


・2日(金)は午後1時から船越教会で世界祈祷日の集会が、昨年に引き続き2度目になりますが行われる

ことになっていました。連れ合いも参加する予定でしたが、お休みさせてもらい、その集会のために連れ

合いが準備した物を持って、私一人が朝9時過ぎに鶴巻を出て船越教会に向かいました。11時半過ぎに船

越教会に着いた時には、準備ができていて、他教会の二人の方が既にいらしていました。羽賀さんが用意

してくれた混ぜご飯の昼食を5人でいただき、午後1時には11名の方が集まりました。もう一人いらっ

しゃるという方も、すぐに到着して、12名の出席者で集会が始まりました。この集会は、スリナム式文編

集委員会によって作成された「スリナムからのメッセージ、すべて神の造られたものはとてもよい」とい

う原本に基づいて、NCC女性委員会が翻訳編集した式文で行われました。この式文は交読文の形式になっ

ています。最初の「歓迎のあいさつ」の一節を紹介します。「リーダー1:きょう、私たちはスリナム

国を代表する贈り物を持ってきました。多様な文化と民族性、そして神が私たちに大切にするようにと託

してくださった自然です。 一同:すべて神の造られたものはとてもよい!」。そして「礼拝への招き」

では、多様なスリナムの女性たちの出自と生活が7人によって紹介されます。その一人一人の紹介の後で

「一同:神さま、あなたに感謝し、賛美をささげます」が繰り返されます。次に「神のことば」で、創世

記1章の言葉(10節、12節、18節、21節、26節、31節)が朗読され、その都度「一同:すべて神の造られ

たものはとてもよいのです」を繰り返します。この「神のことば」の部分で、私は式文冊子の中にある

「聖書の学び」のところに即してお話をしました。続いて「罪の告白と赦しを求める祈り」「献金と感謝

の祈り」「とりなし」「誓約」「派遣の祝福」で式文は終わります。約一時間の礼拝でした。その後沢山

の差し入れを分かち合ってお茶の会をし、自己紹介をし合って交流の時を持ち、その後散会しました。私

は恥ずかしながら、この世界祈祷日の式文ではじめてスリナムという南米の国を知りました。


・3日は午後2時から蒔田教会で行われた「共謀罪を廃止に!」の集会に参加し、分かり易い海渡双葉弁護

士の講演を聞きました。監視社会の問題を強く感じました。