なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

意見広告と10・29「全国交流会」のご案内

 下記は『キリスト新聞』『クリスチャン新聞』(7月26日号)意見広告掲載の関田代表世話人の文章と、第39

回教団総会会期中に開催します支援会の集会案内です。


         最高裁棄却判決を受けて緊急意見広告

         日本基督教団による不当処分・北村慈郎牧師への免職の撤回を!
         
                             北村慈郎牧師を支援する会一同(996名)
        

    キリストの福音にふさわしい日本基督教団の形成をめざして
    
                        支援会世話人代表 関田寛雄

 この度私どもは最高裁への上告の棄却という結果を迎えました。組織体としての日本基督教団(以下教団)

の人事の不当な取扱いについて、人権の問題として上告して来ましたが、正義の結論とは裏腹に、北村牧師の

処分は特定宗教の教理と結合している故に裁判所としては判断できないという、一審以来の結論が一貫された

ことになります。その事によって、教理とは別に人権侵害の事実についても、宗教団体の事については取扱わ

ないという、人権的洞察をもたない日本の法廷の形式主義に対して失望を禁じ得ません。

 さてこのたびの判決はある意味で私どもに勇気と明確な決断をもたらしてくれました。それは事柄を徹底し

て教会の問題として自主的に解決せよ、との間接的な促しでありました。私どもはそれを主イエス・キリスト

からの促しとして受けとめたいと思います。現在の教団は対話が閉ざされている事に問題があります。従って

私どもの運動は正にこれからが本来の目的に即したものとなると思いますし、そうしなければなりません。そ

の目的は端的に言って、会議制を尊重し、開かれた対話のできる日本基督教団の形成です。聖霊の賜う一致を

めざして、「かしら石」なるキリストを土台としての対話運動の展開です。

 私どもはこの運動の目的として五つの事をめざしたいと思います。

(1) 北村牧師の免職処分の即時撤回と教団教師としての復権を求めます。

(2) 聖餐についての論議の場が設定されることを求めます。

(3) 「戦責告白」の教団史における意義について確認することを求めます。

(4) 沖縄教区に対する謝罪と関係回復への具体的作業を求めます。

(5) 一方的な「公同教会」の主張を再考し、「合同教会」の形成を求めます。

                       Soli Deo Gloria(神にのみ栄光あれ)


      
        北村慈郎牧師を支援する会  《全国交流集会》のご案内


 来る10月28日~30日開催の第39回教団総会第2日目夜に、下記のように北村慈郎牧師を支援する会《全国交

流集会》開催いたします。日本基督教団における北村慈郎牧師の戒規免職処分は、ちょうど4年前の第37回教

団総会開催直前に最終的に決定しました。その後北村慈郎牧師は、2011年11月2025日に正教師の地位確認等を

求めて裁判を起こしました。2014年6月 最高裁は宗教問題を取り扱わないと、実質審理に入らず棄却されま

した。私達はこれを受けて、キリスト教新聞とクリスチャン新聞に意見広告を出しました。そこにも掲載され

た教団総会中の10月29日(水)の21時から23時まで、池袋東口の東京セミナー学院で全国交流集会を

持ちます。

 私たちはこの北村裁判を現教団執行部による北村慈郎牧師排除という人権侵害を問うものと認識しておいり

ます。日本基督教団が、異なる他者を強引に切り捨てるのではなく、多様性の中で一致を求めてゆく本来の合

同教会として成長していくためにも、北村慈郎牧師の支援を通して私たちは教団改革に取り組んでいきたいと

願っています。

 どうぞ《全国交流集会》にご出席くださいますようよろしくお願い申し上げます。
 

   日時:2014年10月29日(水)午後9時~11時

   場所:東京三協信用金庫ビル 6階  東京セミナー学院大教室(150名収容)

              (東京都豊島区西池袋5-4-6、TEL03-3982-0191)
 
   内容: 関田寛雄世話人代表挨拶・原告挨拶・報告「裁判から見えてきた教団の問題」・提案「今後の

       活動について」教団総会の進行状況の報告・質疑応答

    
    ○JR「池袋駅
        西口徒歩5分。
    ○地下鉄・副都心線
     「池袋駅」徒歩2分。


    ○主催:北村慈郎牧師を支援する会