なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(216)

           船越通信癸横隠供 。横娃隠鞠6月21日    

・14日の日曜日の礼拝には、お二人の来訪者が出席しました。お一人は、今までにも何回か船越教会の

礼拝に出席しています、聴覚に障がいのある方です。この方からはTさんを通して前もって連絡をいただい

ていましたので、説教の原稿を用意しておきました。その原稿をお渡しして、できるだけ原稿に即して当

日の説教をしました。本来ならば手話かパソコンによる口述筆記を用意できればと思うのですが、それに

代わるものとして原稿を用意し、その方の横にTさんについてもらい、私が原稿のどこを話しているかを

指し示してもらいました。この日は礼拝後他の用事があり、すぐ帰られるというので、礼拝後会堂でこの

日の説教についての質問を2,3受け筆談で答えました。この日はすぐにまたいらっしゃるからと言って、

帰って行かれました。

・もう一人の方は、横須賀の在日大韓基督教会に所属するKさんから前日の土曜日に船越教会に電話があり、

急だけれども明日船越教会の礼拝に出席させてもらってよいかとのことでした。私は、ご存知かどうか知

りませんが、日本基督教団にあって教師の免職処分を受けていますが、それでもよければいらしてくださ

いと申し上げましたら、それでもよいので出席さえてもらうということで、14日の日曜日の礼拝に出席し

ました。

・礼拝後自己紹介をしていただいたとき、Kさんはかつてお連れ合いが指紋押捺拒否をしたときに、当時の

船越教会の木村武志牧師が運動を一緒にさせてもらいたいと申し出てくれたこと。その時木村牧師がこの

問題は私たち日本人の問題でもありますから、ぜひ一緒にやらせてくださいと言ってくれたことが、心に

響いたという趣旨のお話をされました。この日礼拝にはNさんが出席していましたが、KさんはNさんともお

話をしておられました。Kさんを囲んでお茶を飲みながらしばらく懇談して、散会しました。

・今日曜日の説教はエレミヤ書をテキストにしていますが、月一回は前々から新約を扱いたいと思ってい

ましたので、しばらく前に聖書研究で読み終えたガラテヤの信徒への手紙を扱うことにしました。ガラテ

ヤの信徒への手紙はローマの信徒への手紙と共にパウロの信仰理解(信仰思想)が明確にでているもので

すので、しばらく前に使徒言行録を終えましたので、その続きということも考えて、ガラテヤの信徒への

手紙を取り上げることにしました。14日の日曜日が第一回目になりました。これからは第2日曜日の説教は

ガラテヤの信徒への手紙からにしたいと思います。私は説教学を農村伝道神学校の学生と共に学んでいま

すが、関田先生は説教テキストは役員会で選ぶのが望ましいというお考えです。説教は牧師個人の営みで

はなく、教会の営みであるので、説教テキストも役員会で選ぶのがベターであるということなのだと思い

ます。船越教会では役員会で説教テキストを選んではいませんが、聖書研究や役員会の話し合いを踏まえて、

私の方で選んでいます。

・15日の月曜日は、お昼の12時から鎌倉で岩井健作ご夫妻の送別会があり、私も誘われましたので出席し

ました。岩井健作さんが関わっている沖縄を学ぶ会や震災銭湯の会など鎌倉の人たちが呼び掛けて行われた

送別会です。Sさんが幹事の一人で、少し人数に余裕があるから来ませんかと言われて、私も参加させてい

ただきました。送別会が行われた所はレストランですが、既に帰天されたSさんの家の一階部分だそうです。

Sさんは私もお名前を知っていますが、確か岩井さんが委員長だった沖縄との合同問題の委員会のメンバー

でもあった人で、社会的な関心をもってキリスト者としての歩みを貫いた方ではなかったかと思います。最

近教団新報個人消息欄を見ていましたら、河瀬伊勢子牧師が帰天されましたが、河瀬牧師が鎌倉教会の副牧

師だった頃、Sさんも鎌倉教会のメンバーで、河瀬牧師は社会的な関心をもって牧会された方ですので、そ

の影響を受けられたのではないかと思います。私はSさんとは直接の面識はありませんが、Sさんと関わりの

深い鎌倉恩寵教会のYさんとは神奈川教区でいろいろと活動を共にしていました。この岩井さんの送別会に

はYさんもいらしていました。送別会では私にも一言と言われて、岩井さんが神戸教会を辞めて鎌倉に来てか

ら、紅葉坂教会の礼拝にお呼びしたことがありますが、その時、私が紅葉坂教会の方に岩井さんを「私の尊

敬する牧師の一人で、主体的な方です」と紹介しました。すると後で岩井さんは私に「主低的でない牧師な

んているんですか」と言われたのですが、そのことを一言言わせてもらいました。私の話にみなさんどっと

笑っていましたので、私の話しに同感されたのだと思います。岩井さんご夫妻は7月のはじめに群馬の安中

にある聖公会の高齢者のホームに入所されます。しかし、しばらくは月一回明治学院教会に来るので、その

時は鎌倉の自宅に泊まるようです。かながわ明日の教団を考える会でも送別会をと思い、本人にも申し上げ

ましたが、こちらに月一回はくるので、改めて送別会はしないことにしました。岩井さんには私の支援会の

世話人副代表になってもらっていますし、「沖縄から基地撤去を求め、合同のとらえなおしを進める会」で

はずっと岩井さんが代表をしてきましたが、群馬に行くというので岩井さんと私が共同代表になっています

ので、7月からは少し遠くになりますが、これからも岩井さんとは一緒に活動を続けて行くことになってい

ます。

・16日(火)は農伝に行き、19日(金)は寿地区活動委員会に出席しました。寿地区活動委員会では、

念願の『いのちの灯ともしつづけて~寿地区センター30年の記録』という30年誌が完成しました。2013年

が神奈川教区が寿地区で活動を始めて30年でしたので、この記念誌完成までに少し時間がかかりましたが、

常勤職員の安藤真起子さんと佐々木雅子さんを中心にした編集委員会の努力で完成し、27日の教区総会で

神奈川教区の諸教会・伝道所、ボランティアの方々への配布を行うことになっています。いずれ10冊買う

と1冊1,000円になりますので、皆さんにも買って読んでもらいたいと思います。よろしくお願いいたし

ます。