なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(181)

          船越通信癸隠牽院 。横娃隠看10月12日                  

・10月5日の日曜日は台風18号の影響が出始めていましたので、礼拝に来る人が少ないのではと思って、この

日早めに教会に来て昼食の準備をしているNさんと昼食を食べる人は何人だろうかと頭を悩ませました。とに

かく、なるようにしかならないので、来た人で礼拝を行い、昼食会を持ち、役員会を開くことにしようと、私

は心を決めました。礼拝出席者は9人で、礼拝後3人はすぐに帰りましたので、昼食会は6人でした。その後役

員3人と私とで役員会を行いました。役員会が終わったのでは、14:15頃でした。役員の3人が帰った後、少し

仕事をしてから、私も船越教会を出ました。台風は月曜日の午前中がピークで、あっという間に過ぎて行きま

した。月曜日のお昼ごろには、良い天気になっていました。この日に、Nさんから電話があり、教会の階段の

上り口に立てかけてある古い看板が階段側に倒れているという連絡を、教会の近所にいらっしゃる親戚の方か

らがあったので、船越教会に来て一応直しておいてということでした。ありがとうとお礼を言い、電話を切り

ました。以前にも同じようなことが起こり、その時は横浜キリスト教書店の方が本の配達に船越教会に来て、

看板が倒れていることを発見し、私の方へ知らせてくれました。風で道路側に看板が倒れたりすると、道路を

通る人に怪我させたり、場合によっては自動車道路まで飛ばされたら、大変な事故が起こらないとも限りませ

ん。そこで、12日の日曜日に礼拝後何人かに手伝ってもらい、古い看板を上にあげて、飛ばされないようにし

ておきたいと思います。13日の月曜から14日の火曜日にかけて、また来ると予報されている台風19号は、最初

は900ヘストパスカルと言われ、大変な勢力の台風のようです。

御嶽山の噴火による被災と言い、台風18号による被災と言い、このところずっと自然災害が続いています。

台風18号による崖崩れが野毛の成田山のところで発生し、一人の方が亡くなったという報道を聞いて、紅葉

坂教会時代によく通っていたところですので、今までは昨年の大島や今年の広島の土石流による大きな被害

にも、どこか他人事のようなところがありましたが、今回の野毛の成田山の崖崩れは大変身近に感ぜざるを

得ませんでした。船越教会は幸い崖崩れもなく、ただ看板が倒れただけですが、10日の金曜日に私の支援会

世話人・事務局会があり、紅葉坂教会に行きましたら、紅葉坂教会の崖も崩れて、下にある家の一部を押

し潰してしまったことを知りました。大量の雨水を吸い込んだ土壌に古い、多分石灰岩のような比較的柔ら

かな石積みの崖が耐えられなかったのでしょう。

・私は今年船越教会の会堂の外装と崖の防御網の設置という工事に立ち会いました。実は牧師になって45年

になりますが、私が遣わされた教会で建築関係の工事に立ち会ったのは、船越教会がはじめてです。船越教

会の工事と言っても会堂建築ではありませので、外装も崖の網掛け工事も修理の範疇でしょうから、本格的

な工事に立ち会ったのは45年間一度もないことになります。めぐり合わせと言えばそれまでですが、私のよ

うな者にはまかせられないと、神(?)さまが避けてくれたのかも知れません。その代り、名古屋の御器所

教会18年間も、紅葉坂教会16年間も、御器所教会では宣教のあり方をめぐって、紅葉坂教会では聖餐につい

て、相当濃密な議論をしてきています。

・7日には、夏休みを終えて農村伝道神学校の後期の授業がはじまりました。この秋からは説教演習に後期の

みの説教学も加わりました。私は長年牧師の仕事をしてきて、説教者の立ち位置の大切さを思わされてきま

したので、そのことを問題にしている関田寛雄先生の説教論(説教学的循環)を学生と一緒に学ぶつもりで、

誰もやり手がないというので、説教学も引き受けました。学問として教える力は全くありませんが、毎日曜

の礼拝説教に苦労して45年になっていますので、その説教体験から何か学生に伝えることがあればと思って

取り組んでいきたいと思っています。

・7日は農伝を終えてから、バスで町田に出て、横浜線と地下鉄で蒔田教会の教育館で行われる10月の常置

委員会に出席しました。私は教区のオリエンテーション委員会と寿地区活動委員会の委員長として常置委員

会に陪席しています。毎回二つの委員会の報告を常置委員会にしています。神奈川教区の常置委員会には要

請陪席者として様々な委員会委員長、地区長が出席します。陪席者が常置委員の数と同じか、それ以上の場

合もあります。対話を重んじる教区形成基本方針からすれば、教区内の諸活動を共有するために陪席者が多

くなるのは当然と言えます。ところが、常置委員以外で神奈川教区の連合長老会系の教会の教職信徒が出て

くるのは限られていて、特に社会問題を扱う委員会を初め宣教関係の委員会では皆無ではないかと思います。

最近地区の牧師会にも連合長老会系の教会の牧師はほとんど出席しないようです。現在連合長老会は一部を

除いて教団の執行部側に入って教団政治に関わっています。しかし、神奈川教区の中では教会内教会のよう

な会派活動をしていて、他の教会とに距離を置いています。この連合長老会のダブルスタンダートな姿勢に

は疑問を呈せざるを得ません。

・10日には私の支援会の世話人・事務局会の集いが紅葉坂教会であり、主に10月29日の教団総会会期中の全

国交流集会の準備をしました。この集いには毎回10名以上の方が集まってくれます。ありがたいことです。