なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(370)

      船越通信、癸械沓亜   。横娃隠固7月1日   北村慈郎


・6月24日の日曜日は礼拝後、雨が上がっていましたので、以前から予定していたように庭の枯れた桜

の木をみなで伐採しました。この桜の木は毎年サクランボが実る木で、一本でしたが、結構取れましたの

で、私たちにとってはその時期の楽しみのひとつでした。年によって、実の熟する頃合いが日曜日に重な

り、みんなでサクランボ狩りをして、収穫を分け合って持ち帰ったこともあります。また、年によって

は、実の熟する時期が週の半ばで、日曜日の礼拝出席者はサクランボ狩りができなかった年もありました

が、取っておいてくれたサクランボを分け合って食べたりして、その年のサクランボを味わい楽しみまし

た。けれども、昨年の夏ごろからか、どうも木の様子がおかしくなり、ついに枯れてしまいました。そこ

で伐採しなければならなくなり、この日みんなですることにしたという次第です。9人の方が参加してく

ださり、木を切る人と、木の周辺の草を取る人とに分かれて作業をしました。木の方は私が鶴巻から持っ

て来た簡易な電動のこぎりで切りました。幹の太さが根元では約20センチくらいありましたが、何とか切

り取ることができました。切り取った木は適当な長さにそろえ、太い部分以外はTさんご夫妻が自動車に

積んで持ち帰ってくれました。作業の後、お茶を飲み、一休みして散会しました。私はその後N・Kさんと

二人で話をしてから、午後4時過ぎに船越教会を出て、鶴巻に帰りました。


・この日の礼拝後Nさんから「田浦中すぐそばのヘリポート計画撤回を!」というチラシをもらいまし

た。そのチラシに「これまでの経過」と「撤回の理由」が記されていますので、ここに引用しておきたい

と思います。


・【これまでの経過:防衛省は、海上自衛隊自衛艦隊司令部の裏手にあった関東自動車工業跡地を購入

し、そこへ様々な司令部施設を集約し、海上作戦センター(船越新庁舎)をつくることを決め、着工に

入っています。/これに対する地元説明会は二年前に行われていますが、今年3月17日に、今度は、ヘリ

ポートも建設するとの説明会が開かれました。/ヘリポートの必要性について「緊急時や災害時の際の即

応性を確保するため」とし、既設の自衛隊横須賀地方総監部のヘリポートでは「火災時に周辺道路状況に

より車両の移動が確保できないかもしれないため」と説明しています】。


・【撤回の理由 その1:・ 大勢のこどもたちが日中大半を過ごす学校(田浦中学校)のそばに危険と

騒音をもたらす施設をつくるべきではない! ~防衛省からの聞き取りでも、「学校から150メートル範

囲内にこのような施設はあるのか」の質問に防衛省は「全国どこにもない」と認めました~。 ・ 背後

には、船越町・浦郷町・浜見台など、住宅密集地が連なっている! 撤回の理由 その2:・ 既設の逸

見のヘリポートで十分間に合う! ~住民説明会で、防衛省は、災害時には道路が渋滞で役立たないから

と説明しているが、現状は水路も利用しており、距離も3キロほどで、災害時でも何ら支障はないこ

と】。


・計画されているヘリポートは、船越教会の裏手海側に造られている海上自衛隊の施設の一部に出来る予

定のようで、私もその話を聞いてから気にしていた案件でした。上記にもありますように田浦中学はその

海上自衛隊の施設と道路を挟んで向かい側にあります。今後の撤回の運動に船越教会も関わっていければ

と考えています。私が船越教会に住み込んでいないために、地域の動きがほとんど入って来ませんので、

この地域に住んでいる方でそのような動きがあるときには、私に連絡してくださるとありがたいと思いま

すので、よろしくお願いいたします。


・26日(火)は午後何時ものように農伝に行きました。28日(木)は午後4時半から高座渋谷教会で

基地・自衛隊問題小委員会(以下基地小)があり、私も出席しました。毎年神奈川教区の社会委員会主催で

行っています8月の平和集会の今年の講師は、日米合同委員会について本を書いた吉田敏浩さんになりま

した。先日の教区総会の時に平和集会のチラシをもらいましたが、講演のテーマは「日米合同委員会と謎

の権力構造の正体に迫る~日本の主権を侵害する米軍優位の『密約機関』~」です。そのチラシの中に

「講演概要」が記されています。以下の通りです。【日米合同委員会とは、日本の高級官僚と在日米軍

高級軍人が、都心の米軍施設と外務省の密室で会合を重ね、日米地位協定の運用について協議する組織で

ある。議事録も原則非公開で秘密にされている。/そして、米軍の特権を保障する密約が結ばれている。

米軍人・軍属の犯罪で日本にとっていちじるしく重要な事件以外は裁判権を行使しないという「裁判権

棄密約」、首都圏の上空を覆う「横田空域」での航空管制を法的根拠もなく米軍に事実上委任する「航空

管制委任密約」などである。それらの密約は、日本の主権を侵害し、「憲法体系」を無視し、米軍に事実

上の治外法権を認めるものだ/米軍優位の日米地位協定の不平等な構造を維持するための「密約機関」。

それが日米合同委員会の正体である。真の主権回復と主権在民の実現。この国が戦後70年以上も抱える

課題が、日米合同委員会の問題に鋭く映し出されている】。私は数年前に「沖縄から米軍基地撤去を求

め、教団『合同のとらえなおし』をすすめる会」で開いた沖縄での集会で、平良修さんから言われたこと

が忘れられません。平良修さんは「辺野古に来てくれることはうれしいが、ヤマトの人は安保条約をなく

す運動をして欲しい。安保条約がなくならない限り、辺野古はまた別の形で再生産されるから」という主

旨の発言をされました。沖縄をはじめ日本の米軍基地を撤去するためには、安保条約と地位協定をなくさ

なければなりません。米軍が日本から撤去し、且つ日本が自前の軍事力を強化するのではなく、全ての交

戦権を放棄している憲法第9条に基づく平和外交による世界平和構築に日本が主導的な役割を果たすこと

が出来るようになればと、私は願っています。今年の平和集会の集会宣言文の基地小が書くことになり、

その原案を私が引き受けました。


・29日(金)19:00~30日(土)11:30船越教会で寿地区センターの委員による修養会がありました。

普段の委員会ではなかなかゆっくり話し合う機会がありませんでしたので、今回は各委員が寿と関わるよ

うになったきっかけと寿に関わっていて得たこと。今後の寿地区センターについて話し合い、有意義な時

を過ごせました。