なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

裁判支援のお願いと「父北村雨垂とその作品」(50)

            簡単な「発足集会」報告と裁判支援のお願い

 12月3日の「北村慈郎牧師を支援する会」発足集会は、自分でも大変良い会だったと思います。北海道からも九州からも、この発足集会に支援者がかけつけてくれました。本当にありがとうございました。会は、支援会世話人代表の関田寛雄さんから挨拶があり、続いて私が提訴にいたる経過報告をし、次に3人の弁護士から、挨拶とこの裁判の取り組みについての全体的な見通し及び訴状骨子の説明をしていただきました。参加者の多く方から、この弁護士の説明を聞いて、この裁判の意味と目的を理解できたという声を聞きました。今回私の裁判には4人の弁護士が弁護団を構成してくれています。発足集会には一番若い弁護士の方が都合が悪く出席できませんでしたが、後の3人の弁護士は出席して下さいました。その後遠方からかけつけてくださった支援者の方を中心に激励・連帯の挨拶をいただきました。北海教区、関東教区、西東京教区、神奈川教区、東海教区、中部教区、大阪教区、兵庫教区、西中国教区、九州教区に属する方々でした。特に兵庫教区と九州教区は教区とし私の裁判への連帯を表明してくださいました。そして支援会の会則と予算、組織と構成員などの議事を最後に諮り、原案に対するいくつかの修正を加えて全て承認されました。これでいよいよ支援会が本格的に立ち上がったことになります。

 支援会への参加は、正会員(一口年、5,000円)、賛助会員(一口年、3,000円)、献金・カンパを下記宛送っていただきますと登録されますので、よろしくお願い致します。

 郵便振替口座番号 00270-4-116840
 加入者名     北村慈郎牧師を支援する会

  
 今日は「父北村雨垂とその作品」(50)を掲載します。

             
           父北村雨垂とその作品(50)

 =三月から=   ???(この句を出した川柳誌の名前か)

雨が途方に暮れてゐた 三月
芽がそれぞれに尖ってゐた 三月
オンボロの衣裳が三月を引きたてた
三月のあなたには處女の体臭がある『小川』
早春(はる)よ歸れ 私に妻も子も要らぬ


 『あしかび』   二十三年一月(川研)

私の夢が夢をみたと白った
その夢は斯うであると
私の夢が私に語った
 ~ ヘラへらと風たちさわぐ虚無の有 ~
そしてぐっと息をのんで
また語った
 ~ 深淵深し一点無限まろき角 ~
それを聞くと 私は驚いた
そこで私は斯うつぶやいた
 ~ 世界をはらむ夢がみた夢 ~

私の夢が夢をみたと白った
その夢は夢のやうだ
私の夢が私に語った
 ~ コンパスが白夜四角を描きたり ~
そしてグンと息をはづませて
また語った
 ~ 大地なき足下に動く非有非無 ~
それを聞くと私は驚いた
ここで私は斯うつぶやいた
 ~ 深淵の中の偶然の壁 ~

私の夢が夢をみたと白った
その夢は生きた夢であったと
私の夢が私に語った
 ~ 偶然の壁に矛盾の合理満つ ~
そしてグンと息をおとして
また語った
 ~昨日なき陣痛終る過現未の ~
それを聞くと私は驚いた
どこかで私は斯う叫んだ
 ~ 葦芽を生む靜止なき靜 ~


革命の怒涛だ亡命の砂だ 渚
砂浜に気まぐれな風だマチスも気まぐれ
新聞がバサリ太陽は人格だと思う
夜道をひとりしみじみとひとりのいのち
孤児と街灯に粛々と雨だ
ほうきの跡を楽ふだよ落葉だよ