なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(62)

          船越通信癸僑押  。横娃隠嫁6月17日        

・10日の礼拝には二人の新しい人がいらっしゃいました。一人の方は、金沢八景にお住まいの方で、近所の方から船越教会を紹介されて来た方です。この方に船越教会を紹介された方は、今は教会には行っていないと言っていましたが、カトリック教会の信徒の方です。たまたま昨年11月だったでしょうか、神奈川教区の社会福祉小委員会主催で本田哲郎さんの講演会が紅葉坂教会でありました。その方はこの講演会に出席していて、その時私の裁判支援発足集会の案内を見て、私の裁判に関心を持たれ、発足集会にも来て下さり、一度船越教会にウィークデイでしたが私を訪ねていらっしゃいました。もう一人は、東中国教区の方です。性差別問題特別委員会の関係で、日曜日、月曜日と東京で会議がありましたので、その前に船越教会の礼拝に出席してくださいました。私の戒規免職という出来事を通して、いろいろな人とのつながりが与えられていることを思います。

・10日の日曜日は、Aさんがおこわを持ってきて下さり、10人ほどですが、みんなで分け合っていただきました。何時ものように懇談しながら。その後皆さんが帰った後、私は、この日はしばらく教会に残って一人で作業をしました。13日の水曜日には、私の裁判支援会通信2号の発送作業を事務局の方々と藤沢で行うことになっていましたので、その準備に支援会の名前を印刷した封筒を1000部作りました。また、6月30日の神奈川教区総会に向けて、「かながわ明日の教団を考える会」(以下「考える会」)の関係者に郵送する書類の準備をいたしました。6月30日の教区総会には「考える会」から3つの議案を出しました。その内の2つは常置委員会提案の議案になりました。一つは、「教区から教団総会に出された議案を、教団総会は事前整理なく議案として扱うことを教団総会に求める件」です。これは教団の教規に、教団総会の議案を提出できるところとの一つとして教区総会とはっきり明記されているにも拘わらず、現在の教団執行部は勝手に教憲教規に違反する議案は教団総会の議案になり得ないと言って、事前整理しています。そうしないで、教規のとおりに教区総会で決議された教団総会議案は、そのまま教団総会の審議にのせるようにというものです。

 二つ目は、「聖餐のあり方について慎重かつ十分に議論する場を教団内に設置する件」です。これは同じ内容の議案として前総会にも出しましたが、十分審議されずに否決されました。総会期が変わりますので、もう一度出すことにしました。教団では2000年頃までは、聖餐についての論議は信仰職制委員会でなされていました。第31総会期信仰職制委員会の報告の中に、「聖餐の陪餐者に関する件では、発題と協議の時をもったが、充分に議論し結論に導くことはできなかった。陪餐者の問題は教団全体の多岐に関わる問題であり、また重要な問題であるので、定議員会でこの問題を扱い方を整理し、十分かつ慎重な研究と、多くの合意が形成される方向を探るべきであると考える」とあります。しかし、その後の信仰職制委員会も常議員会もこれを引き継いで議論した形跡はありません。この継承を教団はしっかりやっていくというのがこの議案の趣旨です。

常置委員会提案ではなく議員提案議案として、三つ目は、「北村慈郎教師の戒規免職処分を撤回し、当該処分に付随する不利益処分を是正する件」です。この議案も、前回の教団総会に神奈川教区総会決議議案として教団総会の議案になりましたが、教団執行部は事前整理して教憲教規に違反する議案として、議事に載せることをしませんでした。今回もそうなるかもしれませんが、少なくとも教団総会の議案資料には残るのではないかということで、今回も教区総会決議議案にしようということになりました。教団新報を見ますと、西中国教区総会では、「北村慈郎教師の『免職』処分の撤回を求める件」が可決されて、この議案が教区総会決議議案として今秋の教団総会の議案になりました。6月30日の神奈川教区総会で上記議案が可決されますと、今秋の教団総会には私の戒規免職撤回の議案が二つ出ることになります。大阪教区では、「北村慈郎教師の『免職』の撤回を求め、教団内部で対話の回復を求める件」が総会で可決されていますが、この議案は声明の形ですので、教団総会議案にはなりません。また、九州教区では、建議案として「北村慈郎教師戒規免職処分に関わった教師委員会および審判委員会を処分することを求める件」は「北村慈郎教師戒規免職処分に関わった教師員会および審判委員会に謝罪を求める件」という修正案が可決されています。裁判は裁判として闘わなければなりませんが、教団の中で自浄作用が働くことを願っています。

・11日には、久しぶりに辺野古新基地建設反対の国会前座り込みに参加しました。この日は、いつも座り込みの用具を運んで下さる方の都合が悪く、私がその役割を引き受けることにしました。沖縄の県議選の終わった翌日で、沖縄から来た方も寄っていってくださいました。

・13日には藤沢の市民運動サポートセンターで私の裁判の支援会事務局の有志7名によって、4月26日の第一回口頭弁論と報告集会の内容を記事にした支援会通信第2号を、支援者800強と約90名の個人と神奈川教区の諸教会及び東京教区の一部の教会約200宛てに発送しました。

・15日には寿地区センターの委員会があり出席しました。寿地区センターでは昨年から主事で専従のMさんに加えて、非常勤職員のAさんに働いてもらっています。寿地区センターの働きは多岐にわたっており、職員2人体制は必須です。けれども寿地区センターは毎月一回のバザーによる収益以外は、すべて献金によって運営しています。2012年度は1,160万円の献金を予定しています。これでも職員2人体制を維持するには、約100万円が不足します。ぜひ寿地区センターの維持献金にご協力くださいますように。献金の送り先は、郵便振替で番号は、00260-6-25045、口座名は「寿地活動委員会」です。どうぞよろしくお願いいたします。