なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(121)

          船越通信癸隠横院 。横娃隠廓8月11日       

・少し前になりますが、7月28日の日曜日の夜に紅葉坂教会で、第57回のかながわ明日の教団を

考える会がありました。この日は教団の宣教研究所から出ている「改訂宣教基礎理論第一次草案」

についての学習会がメインでした。Iさんに発題してもらい、1時間半ほど話し合いました。余り

にも観念的なので、まともに問題にする気もしないという意見もありましたが、この「改訂宣教基

礎理論第一次草案」を現在の教団執行部は、これからの教団の宣教の基礎理論にしていこうと本気

で(?)考えているところがありますので、我々も本気で(?)批判していく必要があるかも知れ

ません。神奈川教区では常置委員会でこの「改訂宣教基礎理論第一次草案」についての話し合いがあ

り、その後意見があればその意見をまとめて教団に出すようになっていたと思いますが、どんな意

見書が出されたのかは知りません。今回北海教区常置委員会が出した「改訂宣教基礎理論第一次草

案への意見(試案2)」が手に入り、みなさんに配布しました。この北海教区常置委員会の意見書

は相当長文で、的確な批判が述べられています。この日の明日の教団を考える会では、Iさんの発

題とフロアーからの意見をまとめて、この日の議論をどこかに発表したらという意見もありまし

た。宿題にすることにしました。

・8月2日(金)には朝から寿青年ゼミに参加しました。ゼミは2日、3日の2日間ですが、私は2日

の朝から夕方までの参加でした。4日の平和聖日の説教でもこの青年ゼミのことをお話ししまし

た。寿青年ゼミは、例年7月末の開催でしたが、今年は8月に入ってからにしました。7月末は大学

生の試験の時期で大学生の参加が難しいということが理由です。そのために、炊き出しが7月末で

終わり、8月はありませんので、ゼミ参加者が炊き出しの体験をすることができません。スタッフ

は考えて「ことぶき縁日」を企画しました。2日の午後寿公園に炊き出しのテントを借りて張り、

いろいろな催しを、ゼミ参加者が分担して出しました。私はかき氷の台を抑える役割を担いまし

た。途中から代わってくれる人がありましたので、幾つかのお楽しみに参加しました。輪投げや、

空き缶に紐をつけて竹馬のように歩くところにも参加しました。空き缶歩きは、私の小さな頃の遊

びの一つでもありましたので、今でも結構上手に歩けました。またカーリングをまねたボール遊び

もありました。寿の子どもたちも結構沢山参加して、楽しんでくれたようです。かき氷のところに

は、寿の大人の人も並んで、楽しんでくれました。ことぶき縁日の後片付をしてから、今回はこれ

で失礼しますと言って、私は寿を去りました。

・この日は夜に紅葉坂教会で、私の裁判支援会の神奈川世話人会・事務局会がありました。7月10

日のことを振りかえり、今後のことを話し合いました。通信第8号及び別冊の原稿の確認、そして1

1月4日の報告・討論集会のことなどが話し合われました。通信8号と別冊は、現在Sさんによって

編集レイアウトも終わって、校正の段階に入っています。発行・発送は8月26日ですが、夏休みも

ありますので、早めに準備しています。

・さて8月4日の平和聖日礼拝には13名の参加があり、礼拝後昼食会前に、会堂の隣の和室で昼

食会のテーブル出し、輪になって、その日の説教についての話し合いの時間を持ちました。15分

か20分くらいと思っていましたが、いろいろと発言があり、40分近くになりました。その日の

私の説教の一節についての感想をはじめ、船越教会が社会的な関心を持つようになった歴史につい

ての説明があり、カルヴィニズムの長老主義の教会で育って、はじめて船越教会にきて説教を聞い

たとき、それまでの教会での説教と、余りの違いにびっくりしたというお話もありました。また、

私の説教に対する批判として、「先生、御言葉をもっとはっきりと語ってください」という要望

もありました。聖書の言葉をそのまま直接宣言的に語るときに、その御言葉が力となるという意見

です。説教の中での私の安倍政権への危惧と批判については、安倍首相のために祈って下さいとい

う注文も受けました。これは、私には難しいことなのですが、説教についての考え方に、特にファ

ンダメンタルな方の中にはこの方のような意見があります。預言者のように神から委ねられた言葉

を、神の側から宣言的に語るということでしょうか。また為政者への祈りも、祈りこそ力だという

ことなのでしょう。私の説教は、むしろ証言の部類に属すると思います。預言者のような立ち位置

というよりも、現代を生きる一人の人間として、聖書と現実の狭間でその信仰を証言者として語る

というのが、自分の立ち位置だと思っています。ある方は、農伝で説教演習を教えるようになっ

て、私の説教のトーンが少し変わってきたのではないか。自分は前の私の説教の方がいい、と個人

的に言われた方もありました。はじめての説教についての自由な話し合いでしたが、なかなか鋭い

指摘もあり、今後が楽しみです。

・この日の礼拝には、平和聖日でしたので、聖餐式がありました。パンと杯を共に分かち合い、イ

エスの命に与りました。

・説教についての話し合いの後、Nさんが用意して下さった昼食をみんなで分かち合っていただき

ました。その後役員会がありました。この日はM人さんがお休みでしたので、Aさんが書記をして

下さいました。この日決まったことは、数年前から懸案であった教会会堂の外壁と屋根のペンキ塗

り換えを、Wさんを通して見積もりをお願いしていた業者に170万円の予算でお願いすることに

したことです。実際の作業は来年になるようです。お覚えください。また、Nさんからの提案によ

り、教会堂の屋根に太陽光電気パネルを設置する件について役員会で話し合いました。検討してい

くということで、実際に可能かどうかを含めて調査準備をしていくことにしました。このこともお

覚えください。7月の役員会で、私の夏期休暇のことを諮るのを忘れてしまいましたので、この役

員会で諮りました。9月2日(月)から14日(土)まで夏期休暇をいただきました。9月8日の日曜

日はAさんに信徒説教をお願いすることにし、ご本人にお願いし、了解を得ています。

・数日前から、また猛暑が戻ってきました。この猛暑は更にステージを一段上げているようです。

くれぐれもお体大切にお過ごしください。