なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(158)

              船越通信癸隠毅后 。横娃隠看5月11日           

・4日の日曜日は5月第一日曜日でしたが、昼食会、説教についての話し合い、役員会はありませんでした。

連休中ということもあって、すべて11日の日曜日に変更しました。この日の礼拝後は、教会の庭にある一本

の桜にサクランボが赤く実っていましたので、集会室でお茶をいただき話し合う人と、サクランボ狩りを楽

しむ人に分かれました。最後はそれぞれサクランボをお土産にして散会しました。

・連休中の3日(土)から6日(火)まで、神奈川教区主催の福島の家族の保養プログラム、リフレッシュ@

かながわが行われました。3泊4日みなと未来のホテルに宿泊し、それぞれの家族が自由に行動するというプ

ログラムです。4日の日曜日夕食を共にし、紅葉坂教会で行われる交流会だけが全体会で、後は自由参加で

すが、5日の夜行われた放射能に関する医療相談以外は、全てそれぞれの家族の自由行動です。それぞれの

家族には前もって、中華街や家族で遊べるイベントや施設の案合パンフレットも送ってありますので、それ

を見たり、自分たちで調べてきたところへ行って遊ぶのです。このプログラムの実行委員の一人を連れ合い

が担っていますので、私も頼まれて横浜駅のコンコースにある案内所から中華街のパンフレットをもらって

きたことがあります。彼女は募集の時にも教区の核問題小委員会の委員の方と二人で、郡山や二本松に行っ

て来て、応募する家族との連絡調整を引き受けていました。交流会でもナビオスの宿泊においてもいろいろ

と責任を担って、忙しく動いていました。でも私はまだ読んでいませんが、参加した家族の方々の感想文を

読んで、この保養プログラムを喜んでくださる福島の家族の方々のことを思うと、疲れも飛んでいくようです。

・4日の交流会には私も参加しました。主に食後の交流会で、福島の3家族との話し合いの場に出て、司会進

行をするのが、私に与えられた役割です。実際に私がしたのは、最初の自己紹介をリードしただけです。後は

それぞれの家族の方々が、線量の多い福島での生活の不安や福島を離れられない理由など、また中には移住先

があり、そこでの仕事があれば、両親や親戚から離れてでも行きたいが、今と同じ収入を見込める転職が難し

く、そういう理由で福島を出られない家族も多いということでした。一方両親や親戚、地域社会の関わりから

して、どうしても福島を離れるわけにはいかないという家族の方もいて、季節ごとにいろいろな保養プログラ

ムに参加しているということでした。行政特に国の対応は、例えば除染一つとっても、業者に丸投げのようで

、官庁の役人が現場において真摯に対応しているということは、ほとんどないのではないかと、話をお聞きし

ながら思わされました。日本の公共事業は、大手の企業が引き受け、下請けに丸投げしていく構造ですので、

下請けの下請けというようになり、その公共事業によって利益を得る人たちの餌食になり易いのですが、ど

うも除染の場合もそのようです。

原発事故を起こした福島第一原発の企業主である東京電力を倒産させてでも、その被災者を救済するとい

う政府が日本に生まれることを願いたいと思います。

・さて私は5日(月)~6日(火)と西中国教区総会に、西中国教区の議長及び常置委員会に私の裁判支援会

から免職問題のアッピールをさせてもらうようにお願いして、受け入れてくれましたので出かけました。5

日の朝鶴巻温泉駅5時16分発の小田原行の電車で、小田原に出て新幹線で小倉まで行き、在来線で下関に午前

11時過ぎに着きました。小田急では地震で電車が一時停車し、10分ほど遅れが出ましたが、予定の電車より

ひとつ前の電車に乗ったために新幹線の時間に間に合い、予定通り下関に着きました。西中国教区総会の会

場は梅光女学院中高の校舎でした。5日の午後1時半から6日の午後4時まで、私は最初から最後まで西中国教

区の総会に出席しました。総会の最初に来訪者として北村慈郎牧師支援会からの私を受け入れたことへの質

問として、フロアーから来訪者の枠組みについての確認の質問が出ました。議場は私を来訪者として認めて

くれました。そこで、来訪者の挨拶の中で私も時間をいただき、短く戒規免職問題の不当性をアッピールさ

せてもらいました。支援会の通信なども受付に置かせていただき、自由にとってもらいました。西中国教区

は議長報告の中にも、一項目として私の裁判支援が入っています。総会終了後、もう一泊し、翌日防府市

障がい者の施設にいらっしゃる方で、私の裁判支援をしてくださり、繰り返しお手紙で、「先生負けないで

ください」と書いてくださる方をお訪ねしてきました。私が突然伺ったので、その方はびっくりしていまし

たが、短い時間でしたがお話をして、一言祈って、その施設を後にしました。小田原には午後4時過ぎに着

き、鶴巻には5時前には帰れました。

・私の戒規免職問題については、大阪教区総会で2月の神奈川教区総会で可決した免職撤回と聖餐論議の場の

設定を求める教団総会議案と同趣旨の議案が可決したという報告を、教団有志のMLで大阪の支援会世話人

してくださっているKさんから連絡を受けました。同じMLにそのお礼と共に、西中国教区総会での簡単な報告

とお願いを書いて出しました。すると7日朝兵庫教区総会(18日〔日〕~19日〔月〕)でも私の免職問題のア

ッピールを受け入れるので、誰が来るか連絡するようにというメールが来ました。兵庫教区総会にも私が行

くことになりました。

・8日(木)は国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに久しぶりに参加しました。この日は風が強く、

アッピールの道具を広げることができず、私はジュゴンの絵がある「やめて、埋め立てを!」と書かれた

布と手で掲げていました。この日も国会議員会館の秘密保護法廃止の院内集会に見えたのか、神奈川教区

のある教会の信徒の方が座り込みをしている私に声をかけてくれました。

・崖のことになりますが、4日の日曜日リフレッシュ@かながわ保養プログラムの交流会に紅葉坂教会に

行った折、紅葉坂教会の信徒の方が自分の家の崖を修理してもらった建築会社の人を紹介してくれました。

さっそく連絡したところ、10日の午前中に見に来てくれて、二つほどの可能性を提示してくれることにな

りました。また、横須賀市の建設課、傾斜地保全課に行きましたところ、補助金を出せるのは土地所有者

が個人だけで、法人はダメとのことでした。