なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(214)

          船越通信癸横隠粥 。横娃隠鞠6月7日    

・5月31日の日曜日は18:00より紅葉坂教会にて第65回かながわ明日の教団を考える会がありました。

この日は礼拝後しばらくお茶を飲みながら懇談して、早目に皆さんが散会しましたので、私は明日の教

団を考える会の準備をしました。議事予定のメモと出席名簿に、来る6月27日(土)開催の教区総会に

私の免職撤回と聖餐の論議の場の設定を求める声明を議員提案議案として出しますので、その議案の原

案を用意しました。それに、情報の提供という意味もあり、5月10日の東京出前集会で小海基牧師が用意

してくれました、B532頁に及ぶ資料も増し刷りして用意しました。この日のかながわ明日の教団を考

える会には、議員提案議案が私の用意したものの他に2つ(「集団自衛権行使に関する廃案を求める」

議案と「辺野古新基地建設撤回を求める」議案)ありました。文案等を検討し、賛同者の署名をお願い

して、3つの議員提案議案を来る教区総会で審議できるように準備しました。私の準備した議員提案議

案は、関田先生に提案者になっていただくつもりでした。幸い関田先生も明日の教団を考える会に出席

してくれましたので、お願いして引き受けて下さることになりました。先生は5月11日から朝鮮民主主

義人民共和国に行かれて、その後体調を崩されていて心配していましたが、この日は体調を崩されてか

らのはじめての外出だったようです。少し痩せられましたが、お元気になられて安心しました。

・がわがわ明日の教団を考える会では、上記の3つの議員提案議案の他に、5月連休に開催された東日本

大震災被災者支援の一つである福島の家族の保養プログラム、リフレッシュ@かながわの報告と、3月に

関田先生が4教会の説教応援に行かれたその報告を伺いました。保養プログラムについては、参加者から

の継続を望む声が多いこと が伝えられました。この保養プログラムの希望者は多く、一度参加された家

族が再び参加するのは難しい状況にも拘わらず、参加家族が継続を希望するということは、自分の家族だ

けではなく他の家族の方々にも是非この保養プログラムに参加してもらいたいという気持ちの現れではな

いかと思われます。そのためにはリフレッシュ@かながわへの献金を継続していく必要があります。今回

は教団からも100万円の資金援助が出たようですが、これから毎回続くというわけにはいかないと思いま

すので、船越教会としてもリフレッシュ@かながわへの献金を継続していきたいと思います。

・関田先生の説教応援をした4つの教会での課題として、関田先生はその教会を支えている牧師や信徒の話

に耳を傾けることの大切さを語っておられましたが、説教応援の時間だけではそれが十分にできないとお

っしゃっておられました。けれども神奈川教区としてはこの働きも継続して取り組んでいかなければと思

いました。

・6月1日(月)には、国会前の辺野古新基地建設反対座り込みに参加しました。私の場合連れ合いに頼ま

れて、人が足りなかったり荷物を持って行く必要がある時に参加しています。そういう意味では、消極的な

参加なのですが、辺野古の新基地建設反対は10年以上続けています。以前辺野古で抗議行動が行われていま

すテントの座り込みにも何度か参加しました。何回かその時お世話になった、テントでの世話役をされてい

たTさんという方がいらっしゃいました。既に数年前に癌でお亡くなりになりましたが、今回の国会前の座り

込みでそのTさんの弟さんにお会いすることができました。弟さんとTさんいついてお話ししました。改めて

振り返ってみますと、辺野古のテント村に関わった方で天上の人になった方も数名いらっしゃいます。それ

だけ辺野古の闘いが長くなっているということです。いよいよ正念場が来ているように思いますが、沖縄の

方々の反対が実るように私たちもできるかぎりのことをしていきたいと思います。船越教会として辺野古

金に5万円を出したのも、その意思表示の一つと考えています。

・6月2日(火)は農伝の授業はありませんでしたので、常置委員会に出るために午後4時過ぎに鶴巻を出て

常置委員会が行われます蒔田教会に行きました。何時もより少し早目に蒔田教会に着きました。4月から私は

オリエンテーション委員会も寿地区活動委員会も委員長を降りましたので、教区の要請陪席者ではなく、戒

規免職問題の当事者として要求陪席者として常置委員会に出席しています。しかし、教区は教区総会決議を

して私の戒規免職撤回を教団に求めていますので、常置委員の中でも私を要請陪席者にすべきだという意見

があり、今回常置委員会でその意見を検討してくださり、私を要請陪席者にしてくださいました。反対者は

4名いますが、賛成多数で決まりました。それと関連して常置委員会による教区総会議員の推薦議員に私を

加えるかどうかを常置委員会で諮ってくださり、教区総会の推薦議員にしてくださいました。この日の常置

委員会では、3名の正教師受験者の面接がありました。この日は私も要望として、教団には私の免職のよう

な問題があり、また今も教師検定試験受験拒否者がいること、また二重教職制の問題を含めて教団の教師制

度には問題があることを踏まえてもらいたいということを申し上げました。この日の常置委員会は総会前と

いうこともあり、この日議決しなければならない意見を異にする議案も多く、時間がかかりました。最後に

来る教区総会に常置委員会提案のヘイトスピーチに関する議案が審議されました。原案は常置委員会が社会

委員会に依頼し、社会委員長のIさんが作成した原案について審議されました。結果的に一部修正を加えて

可決されましたが、この議案の審議にも大分時間がかかりました。既に10時過ぎていて、何時もは常置委員

会後に有志で会食して帰るのですが、この日はお腹を空かせたまま散会しました。

・5日(金)には東京地裁コンゴの方の難民申請の裁判があり、この裁判には私もずっと出席しています

ので、この日も出かけて行きました。予定より電車の時間がかかり、東京地裁の8階に着いたのが10時32分

くらいでした。裁判は10時30分からでした。法廷に入るまでもなく、皆さんがエレベーターのところに来ま

したので、知人にもう終わったのと聞きましたら、1分だったということです。その後東京弁護士会館の一

室で報告会があり、次回は判決で8月終わりになることを知りました。日本の難民申請の門は狭いと言われ

ますが、ぜひその門が開かれて、このコンゴ人の方が難民申請した日本の地で安心して暮らせるようになっ

てもらいたいと願わずにはおれません。