新年の挨拶に代えて 2016年1月7日
新年早々サウジアラビアとイランの対立、北朝鮮におる水爆実験(?)と、世界情勢が対立と抗争の状況に
ますますなっていく兆しが見えます。
この時に当たり、1937年というすでにヒットラーが台頭していた時代のバルトの説教の最後の祈りを、新年
の挨拶に代えて皆様と共有したいと思います。
(バルト説教選集9より)
マタイ11:2-6による説教、1937年12月12日、バーゼルにおけるラジオ放送(p.211ff)
・〈終わりの祈り〉主なる、われらの神よ、あなたの生ける御言葉をこの世に、私たちのもとに来たらせてくだ
さって感謝いたします。私たちを支えて、その御言葉の聞き手にとどまらせ、日ごとに新しく、その聞き手とな
らせてください! 御言葉が眠れる者を目覚めさせ、憂いに沈む者を慰め、迷える者を正し、私たちすべての罪
を掩い、私たちすべてを、あなたの喜びたもう愛と望みの中なる命に呼びさましてください。私たちあなたの教
会に、また至るところに、あなたの永遠の真理への新たなる認識の道を開き、新たな告白の喜びを与えてくださ
い。とりわけ、苦難の中にあるドイツのプロテスタント教会を覚え、あなたの御霊の業なる明敏さと真実さとに
欠けることのないようにしてください。すべての権威ある者、為政者に平和と正義と自由に奉仕することに思い
を致させてください。あなたの御名があがめられますように! 御国が来ますように! みこころが天になるご
とく地にも行われますように!