なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

新年の祈り(鶴巻通信26)

 あけましておめでとうございます。

 今日は2024年1月1日です。この日の夕方に能登沖で大きな地震がありました。今私が住んでいる神奈川県秦野市小田急鶴巻温泉駅から徒歩5分のマンションでも、横揺れが大分大きくありました。テレビの緊急地震情報では、「津波が来るので高台に避難してください」と繰り返し呼びかけていす。新年も多難な門出になってしまいました。

 私は昨年2023年はボンフェッファーの『主のよき力に守られて~一日一章~』を毎日、ローズンゲンのその日の聖書箇所を読んだ後に読みました。今年は『カール・バルトの一日一章』を毎日読んで行こうと思います。この『カール・バルトの一日一章』のはじめの「新年の祈り」を下記に転載します。

 共にこの祈りをもって、2024年に一日一生を生き抜いていきたいと思います。皆様の上に主の導きと支えをお祈り申し上げます。

 

新年の祈り (『カール・バルト一日一章』17頁 )

 

主よ、私どもの神よ! あなたはご存じです、私どもが何者であるかを、良き良心を持つ者と良心の疾(やま)しい者――満足している人と不満な人、確かな人と不確かな人――信念を持つキリスト者と慣習的クリスチャンーー敬虔な人と中途半端な人と不信心な者であることを。

そしてご存じです、どこから私どもが来ているかを。親戚、知人、友人の群れから、あるいは大きな孤独から――平穏な豊かさからあるいはさまざまな苦境と困難から――キリスト教会のかなり親密な群れからかその端から出てきているかをご存じです。

今しかし私どもは皆あなたの前に立っています。どんな不平等にあっても次の点で等しいのです。私どもは皆あなたの前でも、そしてお互いの間でも不正の中におります。皆いつかは死ななければなりません。――私どもは皆あなたの恵みが無ければ失われるでしょう――だがまだ次の点で等しいのです、あなたの恵みは皆に約束されており、愛する御子、私どもの主イエス・キリストにおいて約束され与えられています。

新年の初めにあなたを賛美し、私どもがあなたから出ており、あなたに向かって歩むことが許されていることを感謝させてください。ベツレヘムの星を私たちの頭上に輝かせ、道を明るくしてください。私たちが自らのすべての日々あなたの来臨を目前に見、心に抱かせてください。アーメン。