なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(184)

         船越通信癸隠牽粥 。横娃隠看11月2日                  

・26日の日曜日は礼拝後、お茶をいただきながら修養会の打ち合わせをいたしました。その後散会し、私は

この日は教団総会(28日~30日池袋のホテルで開催)会期中に行う私の支援会の全国交流集会の印刷物の準備

を少しして、早目に船越教会を出ました。

・28日(火)は農伝の授業に行く日でしたが、この日は休講にしてもらい、午後1時半から行われる教団総会

でしたが、有志の総会の準備会が午前10時から教団総会会場近くの場所で行われていると聞きましたので、私

も午前11時少し前にその場所に伺いました。今回の教団総会には、私の免職処分撤回を求める議案が二つ出て

います。神奈川教区のものと大阪教区のものです。たまたま神奈川教区総会決議議案は、本年2月の教区総会

で可決された議案でしたので、今教団総会の各教区決議議案と議員提案議案の中では番号の順序からすると一

番初めになっていました神奈川教区の議案が31号で大阪教区の議案が39号です。有志の準備会でこの議案に対

するコメントを求められましたので、私は裁判の結果は、私の訴えが「争訟に値しない」ということで、教団

における私の戒規免職が是とされたわけではないので、教団側は最高裁上告棄却で私の免職問題には決着がつ

いていると言ってくると思われるので、その点をきちっと主張してもらいたい旨お願いしました。二つの議案

が同趣旨の議案ですので、一本化されるかも知れないが、それは結構です、たとえ否決されたとしても、教団

総会で審議してもらえればと願っていると申し上げました。

・準備会を終えて、教団総会会場のメトロポリタンホテルの3階に12時半過ぎに行き、傍聴の手続きをして、

支援会事務局会の方と話をして、2年前の前回の総会では教団総会に来る人が見えるように、ロビーで「北村

慈郎牧師の戒規免職は違法だ!」という横断幕を掲げたのですが、今回は横断幕は掲げないでおこうという

ことにしました。

・通信号外と通信11号で、非民主的な議事運営と、第37/22回教団総会における「議案ガイド」によるすべ

ての議事の賛否をコントロールしている実態を表わす、すべての議事の議決の賛否が申し合せたかのように

一定人数となる現在の教団総会の現実を見てもらいたいと思い、教団総会傍聴を呼びかけました。しかし、

傍聴には5,000円が必要としますし、信徒の場合は牧師の推薦を必要としますので、そういう物好きな人は

殆どいませんでした。私たち事務局会の数名と教団ジャーナル風の教団総会速報メルマガのために集まって

いる人たち以外には、それこそ傍聴する人は10名もいなかったのではないでしょうか。4年前の36/22回教

団総会で現教団詩後部側による常議員の全数連記による投票が多数の横暴によって強行されてからは、一部

の人たちによって教団が乗っ取られている状態が続いていますので、何を言っても動かない教団総会の傍聴

に来る人がいなくなったのは当然です。かつては傍聴席はいっぱいに埋まり、傍聴席からのヤジも激しかっ

たのですが、現在の教団執行部のやり方では、そういう情熱もすべて奪ってしまっています。一方の立場の

人たちだけの教団で、多様な意見が全く反映されない教団は今後ますます形骸化していくように思われます。

そのことをきちっと踏まえて、今後は教団政治への関わりは必要最低限にし、現在の教団執行部の教団形成

とは別に、自主的に連帯しながら宣教の課題を模索し、協力関係を深める仲間をつなげていく必要がありま

す。教団の中には今日の安倍政権に見られる平和憲法の改悪、戦争のできる国造りへの強い動きをきちっと

批判し、平和と人権の確立を求めて福音宣教の働きを担っている諸教会伝道所(信徒教職)が各地に相当数

あります。そのような教会伝道所(信徒教職)の働きを孤立無援にしないために、連帯関係の構築がもとめ

られていると言えるでしょう。

・さて、教団総会では前記の私に関係する二つの議案が審議されるだろうと思っていたところ、3日目の午後

のセッション最後の所で議長は、この二つの議案は「教憲に抵触する議案であるから上程することはできな

い」とひとこと言って、次の議案に進んでしまいしました。みなあっけにとられていましたら、総会も終了

間際でしたし、次の議案も「宗教法人法の再改定に対する要望」や「合同のとらえなおし」の大切な議案で

したので、その審議に入ったので止めるわけにもいかず、前者は可決後者は否決されて、総会は終わってし

まいました。私に関係する議案が教憲に抵触するかどうか議長が勝手に判断して、それで葬ってしまうとい

うことが許されるのかどうか、この二つの議案を提出した神奈川教区と大阪教区に問うてもらいたいと思っ

ています。今回も沢山の教区総会決議議案と議員提案議案が審議未了廃案になりました。これはそもそも最

初から出された議案をできる限り審議しようという姿勢が、現教団執行部にはないから起こる事ではないか

と思います。自分たちの提出する議案だけを審議して、他はできるだけ審議未了廃案に持ち込む時間配分を

最初から設定していると思われます。かつては「暴力」によって会議制が否定されているというキャンペー

ンを張って、会議制の回復を訴えていた現教団執行部は、多数の横暴によってその会議制を自分たちで崩壊

させているのは、何とも皮肉な現象です。

・教団総会会期中の29日(水)午後9時から約2時間私の支援会の全国交流集会が、総会会場近くの東京セミ

ナー学院大教室で行われました。今回は私の裁判に見られる教団の問題と今後の課題についてをテーマにし

て全国交流集会を計画しました。2年前の教団総会の時にも同じ会場で全国交流集会を持ちました。その時

は裁判を始めて約一年後の教団総会でしたので、150人以上の参加者があり、その参加者の方から教団総会

とは違って全国交流集会で元気をもらいましたという言葉をいただいていました。今回は裁判も結審し、私

が教団から戒規免職処分を受けて4年間経っていますので集まる人も少ないのではと心配していましたが、

約120名の方の参加があり、今度は私の方が元気を与えられました。この集会の報告はいずれ通信にします

。乞期待。